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地球が巡る食…“パーフェクトホールアースフード”とは!?
今日はこのコーナーではおなじみ、日本初のベジタリアンライフスタイル雑誌『veggy』の編集長、吉良さおりさんにお話を伺います。
現在、発売中の『veggy』の最新号のテーマは“地球食”。初めて聞く言葉ですが、“地球食”とはどういうことなんでしょうか?
「そもそも創刊当時からどうしてこの雑誌を立ち上げようかと思ったことにもつながっていくんですが、環境問題がテーマの1つ。「『veggy』ってなんなの?」と聞かれた時に、もちろん健康的な食が中心の雑誌なんですが、持続可能なライフスタイルがテーマの1つになっています。今回は、英語では“パーフェクト ホール アース フード”で、日本語では“地球食”とveggyで作ったんですけど、地球のことをちょっと意識しながらコンシャスに毎日を生活に取り入れられるものを取り入れましょうっていうメッセージです。フードロスの問題や、どうしてveggyなライフスタイルが持続可能なライフスタイルにつながるのか?ということも分かって頂けると思うんですが、まずはそもそもホールフーズで頂くことが、ゴミが出なかったり、ゴミが最小限ですむということで、環境に優しいんです。例えばリンゴの場合は、皮をむかないと農薬が心配ということもありますが、オーガニックであれば皮をむかずに泥を洗い流すだけでいただけます。ジャガイモも、人参も同じです。オーガニックにすることで、ホールフードで食べられるということを伝えたいんです。そして、それ自体がゴミが出ない食生活につながるんです。」
吉良さんはゴミを減らすためにこんなこともしているそうです。
「私が自宅でしていることですが、生ごみのコンポストです。ご家庭でもしている方が多いと思います。コーヒー豆などであればコンポストが簡単だったり、キッチンでできるコンポストも最近売っています。乾燥させる方法もあって、乾燥させれば枯れ葉と同じで家庭菜園の土や観葉植物にまいたりして使えます。コンポストをすると自分がどのくらいゴミを出しているのか明確になります。ゴミ箱に捨てていた時は、どのくらいゴミを出していたのか意識したことがなかったんですが、コンポストを始めるとこんなにゴミを出していることに気づき、気をつけようとしてゴミがミニマムになっていきます。基本的にコンポストをしなくても、自分で毎日調理をする意識をすれば、出来合いの物を買ってくるとパッケージがゴミになるので、お総菜を少し買ってくるのであれば、ササッとお味噌汁とゴハンを作って食べる。これを1週間続けると、買ってきたものを毎日食べるのと、自分でちょっと作ったものを食べることで出る、ゴミの量の違いがわかるようになるんです。」
ここからは、地球にやさしいチョコレートのお話です。
「今回、地球食がテーマですが、サステナブルな食べ物として、良質なカカオに注目をしています。最近ナチュラルでヘルシーなチョコレートが増えているんです。『トリプルカッターチョコレート』といって、基本的には良質な糖質で体にいいと言われている、オーガニックのブルーアガベを使ったブルーアガベシロップをパウダーにしたお砂糖を使っています。私もブルーアガベを使うんですが、アガベシロップにはグレードがあり、私が使うのはブルーアガベシロップです。これが一番ミネラルが豊富で糖質が吸収されにくいのと、アガベシロップにはイヌリンというものが含まれていて、それには腸内環境を整えてくれる成分が含まれています。低糖質のため、血糖値が一気に上昇しないとも言われています。」
さらにもう一つ、おススメのチョコレートを紹介してくれました!
「ヴィーガンエナジーバーで、フランス菓子のフロランタンのような雰囲気のチョコレートバーでです。フレンチのコルドンブルーで修行を積んだ女性のユニット「Veganista.Tokyo」のバーもおススメです。シリアルも入っていますので、朝食にもなりますし、お昼が忙しくランチ取れない時は腹持ちもし、食感はサクサクで味はとても美味しいです。プロのパティシエを勉強されてる方たちが作っているものなので、食感や味のクオリティーが高いです。そもそもベジタリアンだから、ヴィーガンだから始めましたというよりは、もともとパティシエなどの普通のお菓子を作っていた中で、植物性の物の方が体にいいときいて作る方が増えてきています。プロが作るナチュラルなスイーツですので、とてもクオリティが高いんです。今までは、甘味が少なく味気ない、物足りないといったイメージがあり、今もそのイメージがまだまだあると思いますが、甘味もしっかりして歯ごたえもあり、全体的なトータルのレベルが上がっていると思います。」
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