島根生まれの生はちみつ『いち花』を紹介。
今日は島根県松江市で養蜂家をされている、『いち花』の泉智加さんにお話を伺います。お花がたくさん咲く季節の春から初夏にかけてが、蜂蜜がとれるシーズンだそうです。
まずは、『いち花』では、どんなお花の蜂蜜がとれるのかを聞きました。
「私は、島根県松江市で養蜂をしているんですが、島根県をイメージをしてもらうと自然豊かなイメージを持たれていると思います。まさにその通りで、春は菜の花やレンゲ、山桜という花の密、初夏は、アカシア、椎の木の花、フルーツの柿などのその時期に自然に咲く花の蜜をとっています。今は、椎の花が終わって、もうそろそろ柿の密がとれます。1つの花からとれるハチミツではないので、毎年味が変わるので、例えばフルーツの柿をイメージすると柿も裏年と表年があると思うんですが、表年の柿の花が咲いて柿がとれる年には柿の密がたくさんとれるんですが、反対に裏年の時には柿よりも、椎の花の密の方が強いのかなという食べた印象ですがありますね。」
実は泉さん、虫が嫌いで日焼けもしたくなかったんだとか。ですが、蜂のある習性に心を奪われて『いち花』という蜂蜜ブランドを作りました。
「私の名前が泉智加なので、「いちか」が1つと、蜂は1つの花の密から密をとって大事に大事に蜂蜜を作るんですが、1つの花の密からとってきたことを忘れないように『いち花』という名前をつけました。それで実際に蜜蜂たちと関わっていくと蜜蜂たちってかわいいかも?賢いかも?と感じることにより、ハチなら大丈夫!虫嫌いだけど大丈夫と思いました。蜂が賢いと思ったのが、それぞれ死ぬまで役割が変わっていくことに驚きがありました。なので、蜜蜂は蜜をとるというのは、蜜蜂が死ぬ2週間前くらいから密をとらずに、蜜蜂は自分たちの死期を感じて密を取りに行くのがすごいなと思います。ですので、2週間しか密をとらないので、ティースプーン1杯が蜜蜂が一生でとれる密の量になります。」
ここからは、『いち花』の朝どれ蜂蜜のこだわりについて!
「過熱をしたハチミツはビタミンなどが壊れているので、非加熱の何も入っていない砂糖や水あめが加えられていないピュアなハチミツを私たちは提供しています。私のハチミツは朝どれにこだわっていて、朝に絞る蜂蜜のことなんですが、通常朝から夕方にかけて蜜蜂たちは花の蜜を取りに行きます。そして夜暗くなってから、自分たちの密を乾かします。早朝の巣箱というのが完熟した蜂蜜になるので、その蜂蜜だけをとるということにこだわっています。オススメは50gの小瓶の味比べセットです。市町村ごとに味を分けているんですが、同じ6月にとれた初夏の蜂蜜でも市町村によって味が違うというのが蜂蜜ならではになるので、その味の違いを楽しんで頂ける商品になっています。」
最後は、ハチミツのおいしい食べ方を教えて頂きました。
「食べ方として一番贅沢なのは、蜂蜜を食べ合わせる食材で使い分けること。春のレンゲはパンケーキやバタートーストに、初夏のあっさりハチミツのアカシアはヨーグルトにかけて。おいしいです。お米に蜂蜜を入れて炊いてもおいしいです。我が家では、3号のお米に対して大さじ1を入れて炊くと、冷えてもおいしいゴハンになります。実際にお米自体も甘味がでるように感じます。」