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Sep 17 2021

自然派ポップコーン『WO!POPCORN!』

今日は、化学肥料や農薬を使わないポップコーン『WO!POPCORN!』を手掛ける、株式会社大泉工場 代表取締役の大泉寛太郎さんにお話を伺います。
株式会社大泉工場は、埼玉県川口市に拠点を構える会社で、1917年、寛太郎さんのひいおじいさんが創業。もともとは鋳物工場だったものを時代と共に形を変え、2008年に寛太郎さんが継いでからは、様々なビジネスを手掛けています。
4代目となる寛太郎さんは、そもそもどうして会社を継ごうと思ったのでしょうか?

「大泉工場に入る前に株式会社パルコさんでお世話になっていたんですが、非常にエネルギッシュな会社で、様々な経験させていただきました。その環境下で楽しく仕事をしている中、最後の製造工場を閉鎖した2008年2月ぐらい、その当時は熊本のパルコで勤めていたんですが、母がわざわざ熊本まで来て「ちょっとそろそろ考えてくれないか」と言いに来たんです。そこでちょっと考えようと思いました。あの当時パルコにいるときから、その時代の流れやトレンドなどそういったものに関してはアンテナをずっとかけて仕事させていただいておりまして、パルコという組織自体もとても自由に仕事をさせてくれましたので、発想の原点はそこにあるかもしれません。パルコから大泉工場に戻る前の1ヶ月間ぐらいにニューヨークで過ごす時間がありました。そこで自分が大泉工場に戻る時に何をやるのかを考える時間があった時、街中でポップコーンを食べながら歩いてるとても素敵な女性を見かけて、これはもしかしたら流行るんではないかと思い、ポップコーン屋さんになるんだっていう決意を胸に日本に持って戻ってきて今に至ります。」

2008年にニューヨークから戻ってきた時に、ポップコーンビジネスをやると言ったら友人たちからは「どうして?」と言われたそうなんです。当時、日本ではまだ映画館やテーマパークでしかポップコーンを見かけなかった時代でした。しかしその後、日本ではポップコーンが大ブームに。かなり早い時期からポップコーンに目をつけた寛太郎さんですが、ポップコーンをやっていきたいと思ったのは、こんな思いがあったからなんです。

「自分がポップコーンを本当に一生の生業にしたいと思ったきっかけは、ポップコーンで世界中から戦争なくしたいという思いがあります。ポップコーンが弾ける時、ポンポンポンっと楽しい音が響いて、ふんわりと香りが漂ってきて、弾き出てくる様子が楽しく食べておいしい、五感をハッピーにしてくる楽しい食べ物だなと思いました。世界中の戦禍の中にいる子供たちに体験させてあげることによって、その子供たちが、兵器によるバンバンと鳴り響く音をポンポンポンした音に切り替えることができれば、その子供たちが大人になった時に、例えば本を作って戦争をやめようねというような、そういう文脈になったらと願いました。結構ふんわりとした考えではありますが、それをもう少し真剣に考えました。しかしいきなり僕がビジネスを始めてすぐそういった戦争地帯に行くことは現実的でありませんでしたので、大泉工場がある川口の隣町である赤羽に大きい児童養護施設があり、そこにポップコーンマシーンを持って行って、実際にポップコーンづくりの体験をしていただくボランティアを結構長くやらせていただいています。その中で見て楽しい、匂いもすごい美味しい、でも食べれないという方がちらほらいました。アレルギーや先天的な理由で食べれない子供が何人かいたんです。そこでオーガニックな食べ物をもっと日本や世界に広めていく必要があると気づき、今回のポップコーンを中心とした大泉工場取り扱う商品に関しては、甘味料や着色料などを極力使わないような、そして地球環境にも悪影響を与えないような植物由来のものを中心としたプロダクトを取り扱っていこうということになりました。」

『WO!POPCORN』、どんな味があるんでしょうか?

「最もこだわってるところは原材料です。使われてるもは本当にシンプルで、ポップコーン豆とブラッド使用だけであったり、キャラメルフレーバーに関してもオイルとキャラメル、砂糖ていどしか入っていないようなものになってます。2008年ぐらいからここのビジネスをやりたいと考えていたところ、ポップコーンには2種類あるというところに行きつきました。当時は日本でポップコーンを食べるシーンは映画館でというイメージで、ポップコーンはかさが出るので商売としても良いバタフライというものが主流でした。しかし2011年頃から起きたポップコーンブームのときにキャラメルコーティングがしっかりとできるようなマッシュルーム豆というものにも注目が集まったんです。自分もポップコーンの勉強してきた中、今回はしょっぱい系のものにはバタフライの方が味的や食感、キャラメル系には可能な限りコーティングできるマッシュルームが適してるということで、マッシュールーム豆を使うなど、そういったところにこだわりを見せています。フレーバーに関してもいろいろと試作しましがが、第1弾ではなじみのあるレバーで、様々な種類の塩を試したところ天日塩に行き着き、しっかりと飽きのこない味を作らせていただきました。キャラメル味に関して、こちらは様々なお砂糖を混ぜて試し、しっかりとしたコーディングや、味わい深くいくら食べても飽きないフレーバーに仕上げる努力をして、今回の味に仕上がっています。」

入れ物もクラフトでとっても可愛いんです。このこだわりについても聞きました!

「あまり環境負荷を与えるようなものを使いたくないという点から、クラフト紙を使っています。賞味期限が短くなる原因にはなってしまっているんですが、そのどちらを取るのかは、やはり消費者の皆様の選択になると思うんです。パッケージの生産過程で、やっぱりオイルを扱うことでどうしても製造過程でもCO2排出してしまいますし、焼却処理するときにもCO2が排出されてしまい、地球温暖化に少なからずも影響を与えてしまいます。自分たちが地球に暮らす中で、正しい消費のあり方かどうかを考えたとき、見た目の可愛さはもちろんなんですが、今回のクラフト紙のようなものをやはり使っていきたいと考えたんです。パッケージに関してはこだわっていまして、サイズ感的にはお腹いっぱいになるものではないんですが、間食や仕事中のちょっとした休憩時間に食べていただいたり、お子さんにも喜んで食べていただけるようなものになります。様々なシーンで食べていただきたいですし、朝ご飯代わりでもいいと思います。食物繊維の塊ですので腸内環境を整えてる効果も期待できますので、ダイエットを意識されてる方もつまむ程度に食べていただいてもいいかなと思います。 」

<直営店>大泉工場NISHIAZABU  詳細 >>
<直営店>1110 CAFE/BAKERY  詳細 >>
<ECサイト(※外部ECサイト)>Good Good Mart  詳細 >>
<その他、出展先>未来型AIカフェ「AZLM CONNECTED CAFE渋谷地下街店」でもポップコーンを販売しています。

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