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薬膳と野菜料理の専門店『Vegan Veggie 嫦娥(joga)』
今回は、東京・南青山にあるヴィ―ガン中華『Vegan Veggie 嫦娥(joga)』をご紹介します。
お話を伺うのは、『嫦娥(joga)』を手掛ける株式会社ゴールドウェイ代表取締役の吉田みゆきさんです。吉田さんは、上野で20年以上にわたって本格上海料理店を展開していましたが、今年の8月に『嫦娥(joga)』をオープンしました。
どうして、ヴィ―ガン中華のお店を開こうと思ったのか、お話を聞きました。
「3年前にコロナの真っ最中の時に父が他界したんですが、コロナが原因で帰れなかったんです。私自身も上海生まれで最後に見送れなかったので、それで少し悔やみが残ってるというか。それで友達に父を供養したいから何かパワーアップの方法ないのかと聞いたところ、49日間、精進料理を食べてお経を読んでくださいと言われました。お経の読み方も教えるから、49日の間、やってくださいって言われてやってみたことがきっかけです。ものすごい体の変化が訪れました。1ヶ月未満のぐらいの時、朝起きて体から何かスカンと本当に抜けたような感覚が、いまだに忘れられません。」
吉田さんご自身がベジタリアンになったことで、こんな思いが浮かんだそうです。
「自分がベジタリアンなって、市場を調べたんです。調べたところ、そういった店が少なくて、中華もあまりありませんでした。洋食などはとにかく少なくて、出かけた時など不便なんです。これはベジタリアンやビーガンの人たちは大変だなと思いました。中国料理の中には、ヴィーガンがあるんです。それを皆さんに伝えたいというのが、きっかけでもあります。大豆ベースのものがが多く、一部が大豆でできてる食材と新鮮な野菜、あとはきのこ類などを使った中国の薬膳料理は、まだ日本ではポピュラーではないので、そういった料理を皆さんとシェアしたいなと思っています。」
お店で一番人気のグリーン麻婆豆腐について伺いました。
「普通は赤い唐辛子を使うのが一般的ですが、今回は健康的なイメージを表したくてグリーン麻婆豆腐を考えました。あと新鮮な山椒を使用しています。この緑の色は100%季節の緑野菜使用していて、今の季節は小松菜をピューレにして使ってます。色も鮮やかですし、もちろん着色料は一切使用していません。小松菜と青梗菜も入ってます。これから冬になってきますと、今度はほうれん草を使用します。季節の緑の野菜を使用していて、やはり健康を第一に考えています。食物繊維とミネラルをたくさん摂取できるので、それを考えたものがグリーン麻婆豆腐です。フレッシュな山椒の香りがすごく、これがまた斬新です。皆さんが本当に「美味しい」「美味しい」と言ってくれます。動物油は一切使用していないので、通常の麻婆豆腐に比べるとコテコテ感はなく、軽く爽やかなすっきりとした味わいになっていると思います。」
もう1つのオススメが薬膳の麺です。
「薬膳麺にもこだわりを持っていて、4種類の野生のキノコと薬膳は12種類程入っている、8時間ほど煮込んだスープで提供しています。調味料はお塩のみで、他の調味料は入れていません。麺には、クコの実を生地に入れ込んでいます。色は少し鮮やかなピンクに近い色をしていて、本当に美味しくて体が温まります。キノコは新鮮なものよりも、干した物の方が中に出汁が閉じ込められているので、戻した時に出汁がより出ます。香りと味も濃く、全然違います。クコの実は薬膳でも代表的な食材です。グルテンフリーまではいかないけれども、少し小麦粉は少なめにして、代わりにクコの実を入れています。体にも良いと思います。」
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