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CHOYA NATURAL BEAUTY

Apr. 21 2023

桜井食品の有機小麦を使ったオススメアイテムをご紹介

今回は、“食卓に健康をお届けします”がコンセプトの食品を取り扱う、岐阜県・美濃加茂市にある、桜井食品株式会社をご紹介します。
こちらの会社は、有機JAS制度が日本で導入される前から有機のアイテムを取り扱っていたという歴史のある会社で、お話は代表取締役の桜井芳明さんに伺いました。
まずは桜井食品株式会社は、どんな企業なのでしょうか?

「私どもは、うどんやそうめん、ひやむぎ、そばなどといった商品を作ることを中心にした会社で、創業は1910年でちょうど今、113年目に入っております。創業100年までは乾燥したうどん、そば、そうめん、冷麦、そういったものを作っておりましたが、今では即席ラーメンを中心にした製造を行っております。その他、小麦粉であったり、天ぷらであったり、そういったミックス粉であったり、あるいは海外からアマランサス、あるいはキヌア、あるいはチクピー豆、ひよこ豆とも言いますけれども、こういった穀物を輸入して国内で販売するといった仕事をやらせていただいております。有機の小麦を利用した製品ももちろんあります。有機の醤油ラーメンあるいは有機の味噌ラーメンといったものも製造しておりますが、原料の小麦の入手が非常に困難なので、会社として農業法人を設立して、岩手県の6万平方メートルの畑で有機小麦の栽培を行っております。ただそこだけでは、有機小麦が足らないということで、近隣の農家さん、あるいは北海道の農家さんにお願いして、有機の小麦を生産していただいて、私どもで加工して商品化している状況です。」

有機食品のアイテムを取り扱うようになった理由についても聞きました。

「実は私どもは有機の商品をやりだしたのは、日本でもナンバーワンクラスです。1990年代の96、97年あたりは、アメリカからオーガニックの商品が間違いないかどうかを検査に来ていただくというようなことをしておりました。日本に有機JAS法というのができるのは2000年代ですので、その前までにアメリカへ有機のラーメン、あるいはヨーロッパへ有機のうどん、そば、そういったものを輸出しておりましたので、そういう意味では先駆けということについては自負しております。実はお客様の要望ではじまりました。私どもは1985、86年頃からご縁があって、フランスを皮切りしてイギリス、アメリカへうどんそばを輸出するようになり、引き続いてインスタントラーメンを輸出するようになったんですけれども、当時は無添加のものということで、酸化防止剤とか着色しないとかといった制約の中でやっておりましたが、お客様の方がオーガニックに変えてほしいというご要望をいただいたもので、では世界に、どこにもオーガニックのラーメンはないから、あるいはうどん、そばないからうちが先駆けでやりましょうということで、取り組んだっていうのがそもそものきっかけなので、結局はお客様のご要望に応えたというのが正しいです。」

ここからは、桜井さんのイチオシアイテムを聞きました!

「パーム油っていうのは世界で一番利用されることの多い植物油なんですけれども、インドネシアとかマレーシアの方で主に生産されております。熱帯雨林を破壊して、焼畑農業をして、パームの畑を作るというようなことをやっていることが大半なので、そういうことでは持続可能な社会になりませんよということ。あるいはその焼畑農業でやった後に、プランテーションでパームの実を収穫するのに、児童労働が絡んでくるというようなこともあって、それもやっぱり持続可能な社会になりませんねというようなことで、立ち上がったRSPOという団体があるんです。マレーシアからその認証についた油を私どもは直輸入しておりますから、それを利用したラーメンで、『ベジタリアンのとんこつ風ラーメン』という商品がございます。これはベジタリアンの方は動物性のものを食べられないので、とんこつラーメンを今までお召し上がりになることがなかった中で、私どもは豆乳を使ってとんこつ風の味を出して、ベジタリアンの方でもお召し上がりいただけるラーメンが結構おすすめです。インドネシアの方で、ベジタリアン向けのとんこつラーメンを召し上がってみたいという人についてモニター調査を行いましたら、大変多くの方から喜んでいただきました。まだインドネシアまでは行っていませんが、昨日もシンガポールまで送ったところです。今後これらの商品が喜んでいただけるのでは無いかと思っております。」

桜井さんがオススメのアイテム、そして今後つくっていきたい商品も伺いました!

「もう一つはココアの粉末です。オーガニックでかつフェアトレードということで、まずオーガニックでは栽培の履歴がはっきりさせることができますし、その履歴の中で農薬や化学肥料を使ってないということが証明できます。そういったトレーサビリティの取れる原材料を利用して、なおかつ農家さんに対して公正な価格で原料を買うこと、あるいは私どもが買うときも値段を叩かない、そういうフェアトレードという認定の仕組みがあります。そのフェアトレードの認証を受けたオーガニックのココアパウダーもおすすめをしている商品です。穀物の方ではお米の粉の開発を一生懸命やっております。お米の粉でパンを作ることができる粉、さらにその粉が、ケーキも焼けるというようなオールマイティーな米粉を今目指して開発しております。やはりお客様が欲しいと思っている商品を作りたいという考えを持ってますので、例えばパンが食べたいけれども小麦が食べられないというグルテンアレルギーの方が、お米のパンなら食べられると喜んでいただけることを思っておりますので、そういったお客様にも喜んでいただける商品を作るということを目指しております。」

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