今回は、浅草合羽橋の料理道具専門店「釜浅商店」ゼネラルマネージャーの和田洋一さんにお話を伺います。
「釜浅商店」は1908年創業で、100年以上続く老舗で、特に専門的な調理器具を厳選して取り扱っています。便利グッズや万能調理器具とは異なり、用途が限られているが、最高のパフォーマンスを発揮する道具を重視して提供。
和田さんは、調理道具を作る人と使う人の橋渡し役としての役割に喜びを感じ、特にお店で対面で話し合いながら最適な道具を提案すること、ネットショッピングでは伝わりづらい道具の特性や正しい使い方についても、直接お店で伝えることが大切だと考えているそうです。
釜浅商店のオススメアイテムの一つは、オリジナルの「包丁に優しいまな板」。柔らかいプラスチック素材を使用し、包丁の刃を守りつつ、漂白や洗剤での手入れも簡単。黒色はシニア層に配慮した視認性の向上が目的ですが、デザインとしても人気です。
また、もう一つのオススメは、鋳鉄製のご飯炊き用の釜です。熱伝導や保温性が高く、ガスやIHでも使用可能。木製の蓋が余分な蒸気を吸収し、ベストな水分量でご飯を炊けるため、自分好みの硬さや柔らかさに調整できるのが特徴です。
