今回は、内堀醸造株式会社の有機玄米酢をご紹介。
お話を伺ったのは内堀醸造株式会社、営業企画部ブランド戦略課の松田絵里香さんにお話を伺いました。
内堀醸造は、明治9年創業、岐阜県八百津町に本社を置くお酢専業メーカーです。創業148年目を迎え、岐阜県と長野県の豊かな自然環境を活かした工場で製品を生産しています。米酢やリンゴ酢などの基本調味料だけでなく、寿司酢やポン酢などの加工酢も展開。素材選びにこだわり、有機米や玄米、リンゴ果汁を使用。さらに、自社で丁寧に取った鰹節と昆布の出汁を使用し、上品な味わいを実現しています。昆布の水出しを1時間かけて行うなど、家庭の手法を忠実に再現した品質が自慢です。
内堀醸造が有機酢づくりに取り組み始めたのは、日本で環境意識が高まった1990年代に、関心の高いお客様との出会いがきっかけ。その方から有機加工食品制度の開始を教えてもらい、安心・安全を提供するため1990年代後半から開発に着手します。2001年には食酢業界で初めて有機酢を発売。その後、玄米酢や黒酢、すし酢など商品を拡充し、今年9月には有機ポン酢を新たに発売。有機認証は、安心・安全な品質を保証するだけでなく、生産者の顔が見える形で原材料をお届けすることにもつながります。徐々にファンが増え、多くの支持を得られるまでに成長。有機認証を得た商品は、特に品質や安全性に敏感なお客様からの信頼を集めています。
オススメアイテムの玄米酢は、精米せずに玄米のままのお米を使って作られます。有機認証を受けた農家から厳選した有機玄米を使用。玄米は外側にタンパク質や旨味成分、ミネラルが豊富に含まれており、お米本来の美味しさを丸ごと楽しめます。一般的な米酢は精米したお米を原料としていますが、玄米酢はより深いコクと旨味が特長。酢の物に使えば醤油を足さなくても十分な味わいがあり、寿司酢として使えば風味豊かな寿司飯が簡単に作れます。お米の魅力を余すことなく引き出した玄米酢は、普段の米酢以上に美味しさを感じられる一品です。
さらに新商品の有機のポン酢は、以前から作りたいと考えていたそうですが、有機認証を受けた原材料の確保が難しく、実現まで時間がかかったものの、生産者との協力で美味しい有機果汁を確保でき、今回の発売に至ったそうです。この有機ポン酢は上品でまろやかな味わいが特長で、冷奴やおろしポン酢としてハンバーグ、かつおのたたき、ローストビーフに使うのがおすすめです。また、脂ののったカルビをさっぱり味わえる焼肉のタレとしてもぴったり。飲み干したくなるほどの美味しさです!