今回は、東京・元麻布でケアリングフードを提供する今年10周年を迎えたレストラン『エピキュール』のオーナーシェフで、ALL GOOD FRIDAYファミリーの藤春幸治さんにお話を伺います。
今年の『エピキュール』、特に大きな変化と感じたのは、マタニティのお客様の増加だそうです。週6割ほどが妊婦の方で予約が埋まり、少子化が進む中でもこうした状況は嬉しい限りと、藤春さん。ご主人からの細やかな要望も多く奥様を大切に思う気持ちが伝わってきたそうで、記念日や妊娠中の節目など大切な日に安心して利用もらえるように、生物や添加物を避けたメニューを用意。乳製品や回遊魚を使わないなど細かい配慮をし、お肉に関しても種類や調理法になど多様なリクエストに応えていったそうです。藤春さん曰く、このような営業を通じ、お客様の信頼に応える喜びを感じた一年とのこと。
群馬の「FUJIHARU BUTTER」では、今年もLiLiCoとのコラボを実施。LiLiCoが幼少期に親しんだリンゴンベリーを甜菜糖で煮詰めた手作りジャムとバターを組み合わせた商品を監修。店内の装飾も直接手掛け、私物を持ち込んでアットホームなクリスマスの雰囲気を演出!新商品の「リリリンゴンバター&クッキー」もLiLiCoが命名。LiLiCoのセンスが光る特別なコラボ商品です。
その「リリリンゴンバター&クッキー」のこだわりは、試作段階では、邑楽の年配層を意識し、高野豆腐を使ったタンパク質豊富な生地と、トルティーヤで使うトウモロコシ粉を使った生地の2種類を試作。ナッツアレルギーの配慮からアーモンドは避け、リンゴンベリーを使ったバターサンドをさらに試作されたそうです。甘みを強めにした初回はLiLiCoから「リンゴンベリーの良さが出ていない」との指摘を受け、酸味を活かしつつ食べやすいバランスを追求。幼少期の味を再現するため、何度も試作を重ね、最終的に「美味しい」とLiLiCoからのお墨付きをもらった商品です。
さらに年末に人気なのは特製のお節。
今年のおせちは、マタニティやビーガン、ウェルネス、テーラーメイドなど5種類のカテゴリーで展開したところ、告知後すぐにたくさんの予約が!マタニティおせちは10食限定で完売、他の種類も残りわずかな状況ですが、追加の要望があれば対応していただけるそうです。マタニティおせちは「妊婦さんとご家族が笑顔で健康に過ごせる安心安全なおせち」をテーマにしており、限定数を超えても可能な限り受注していただけるとのこと。お正月に笑顔で過ごす時間をサポートするため、アレルギー対応や家族の要望に応じたおせち作りを全力で頑張りますと、藤春さん。「大変」も楽しみながら、多くのご家庭に特別な時間をお届けできればと仰っていました。