東京の裏側を支える仕事と人にフォーカス

WORK INSIDE

July 14 2017

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下町にある手作りのはんこ屋さんへ大潜入!

東京の今を支えている、オモテだけでなくウラの一面、意外な一面、ディープな一面を直撃!

今週は、天然の小枝に名前や絵柄を直接手で彫る、手作りはんこ屋さん『伊藤印房』へ取材に行ってきました!

◆様々な木を使います

はんこ=印章彫刻の道に入って50年あまりという伊藤睦子さんが、ひとつひとつはんこを手作りしています。
『伊藤印房』では、天然木に絵柄だけを彫る「遊印」と天然木に名前や絵柄を彫る「小枝印」があります。当初お茶の木だけを材料にしていたところ、彫り続けていくうちに、目の詰まった年輪のある木が良いということに気づかれたそうです。そこから使用する木は、ドウダンツヅジの木や桜の木など、15~16種類にも増えていったとのこと。

◆使い手の喜ぶ顔をイメージしながら作るハンコ
ハンコ作りは、しっかりと乾燥させた天然の木の断面部分に、トレーシングぺーパーに下書きした文字を筆で写し取り、彫刻刀一本で彫っていきます。1mm未満の深さを彫るので、とっても細かい作業!「使い手の喜ぶ顔をイメージしながら」ひと彫りひと彫り仕上げていきます。

伊藤印房』オリジナルのはんこ、「遊印」と「小枝印」は、外国からの観光客や、小学生・中学生などの社会科見学で体験に訪れるなど、その技術は広く認められています。