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時代の気になるキーワードを解説

「退職代行から考える、自分に合った働き方とは何か?」 (お話: センチュリー法律事務所 弁護士 小澤亜季子さん)

私がこの本を通じて一番言いたかった事は死にそうになったりとても具合が悪くなってしまう、それくらいならば会社を辞めたらいいんしゃないでしょうかと。あなたの健康や命より大事な仕事って本当にありますかと。もし辞めたくても辞められない状況になったら弁護士がお手伝いする事も出来るので心の片隅に留めておいて欲しいと思います。やはり追い詰められた時ってその状態から色々調べたりするのかとても難しいと思うので、まだ少しでも余裕があるうちに退職って例えば正社員の方は辞めると申し出てその意思が到達して二週間経てば辞められるんだなとか、ちょっと自分では難しいなら弁護士を頼れる事を知っておけば本当に追い詰められた時にその情報がふっと湧いてきて救われる事もあると思っていて、その事をお伝えしたいですね。働き方や人生観が多様化してきていると思うので、一人一人が持つ価値観に合わせるような働き方を提案できる会社が今求められてると思います。どういう会社や働き方があなたに合ってるかというのは結局その人の人生観や何を大切にしてるかというところに強く紐づくと思うんですね。なので残業が一切ない働き方が良いという方もいますし、どんどんチャレンジングな仕事をもらって長時間労働も厭わない、そういう働き方が望ましいという方もいるでしょうし、一概に私からどういった会社がいいかと言うのは難しくご自身で考えて選び取るしか無いですね。やはり皆さん忙しいので中々自分にとっての幸せや望ましい働き方や仕事とは何かなど抽象的なことを考える時間はあまり取れないと思うんですけど、そうは言ってもとても重要な事ですし一度立ち止まって考えることは重要だと思います。かなり長時間労働をして健康を害してしまった方がいたんですが、退職代行を使って退職し休養を取ったらすごく元気になられて、自分にとっての働き方や世の中にとって望ましい社会についてお考えになったようで、そういった活動をボランティア的に行なっていると報告頂いた事がありとても嬉しかったですね。

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