「新型コロナウイルスの拡大で、保護犬猫の現状はどうなっているのか?」(お話:株式会社シロップ OMUSUBI事務局スタッフ 中尾琴音)
保護犬猫の里親募集サイトOMUSUBIでは先月初めに保護犬猫の現状を探るためにOMUSUBI登録の保護団体さん向けのアンケートをおこないました。その結果9割の保護団体が新型コロナの影響を受けていると回答され、影響項目として1番多かったのが譲渡会中止による譲渡機会の減少でした。保護団体それぞれで自粛もありますし、世間の目もあると思っていて、どうしても運営しているとあそこは大丈夫かと見られることも懸念されているかと思います。特に今は猫の出産シーズンにも入りますので子猫の保護依頼が増える時期になってます。ですが本来引き取り手が見つかりやすい子猫であっても譲渡会を開催できないので大きな懸念があります。また保護犬猫カフェや予約無しで訪問できるシェルターを運営されている団体からも訪れる方が激減してるとの声が寄せられてます。このように譲渡機会が減少すると今保護されることを待っている他の命も救えなくなってしまいます。私たちOMUSUBIは現状を踏まえて新たな譲渡機会の喪失のためにオンラインを活用し始めました。保護団体に向けたアンケートでコロナの影響を受けた一番多かった項目は譲渡機会の減少です。そこでOMUSUBI公式Instagramを活用したオンライン譲渡会をはじめました。さっそく保護団体からオンラインOMUSUBI会を始めて家族が結ばれたとのお声を頂きました。またその子の情報シェアにより団体自体が認知されて他の子の譲渡決定にも繋がった事例もあったそうです。譲渡会が出来ないという問題以外に保護団体から寄せられた声としては寄付金、支援物資の減少、またボランティアや人手不足があります。寄付金や支援物資は定期的に譲渡会を行うために重要なリソースなので団体によっては経営難に陥る可能性も危惧されてます。人手については新たなボランティアを募る事ができなかったり普段遠方から来る獣医さんが出張を取りやめたりという影響が出てます。OMUSUBIではこのような状況をふまえ、今後譲渡機会の喪失だけではなく、各団体の課題とニーズに合わせてオンライン活用のサポートを行なっていきます。オンライン活用ですが今後長期的に密な環境を避ける必要があることを考えると、非常に重要だと考えております。
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