2018年6月18日 06:07
#16 池松が満島で大悟だ
M「池松壮亮さんは何が好きですかね?」
松居「うどんだよ、うどん!うどんとラーメンだろう、あいつは!」
Mプロデューサーの下調べは功を奏すのか?!
JUMP OVER、本日の主な企画は、舞台制作に向けた打ち合わせ風景などを稽古場のみなさんとシェアする『Meeting Room』。
今回は、来月7月7日(土)「七夕の日」に公開される映画『君が君で君だ』に出演してくれた俳優の池松壮亮くんと、満島真之介くんを迎えて収録した鼎談の模様を中心にお送りしました。映画のキャンペーンで、各メディアのインタビュー取材を行うため、都内某所に3人が集まったタイミングで収録。今回の撮影ですっかり仲良くなった3人。他のメディアでは見られない、池松くんのカワイイ一面が出た鼎談となりました!(笑)
その前におしゃれ媒体から取材を受けている松居監督はこちら。
とにかく白くて、おしゃれなスタジオ。
松居「自己紹介してください」
池松「キム・コッピです」
満島「J-WAVEのみなさんお久しぶり!ファンタスティックです!」
挨拶から飛ばしまくりのお二方(笑)
監督であり、ナビゲーターの大ちゃんは、やりづらそうではありましたが、早速話は今回の映画について。好きな人の好きな男になりきる男たちの10年間の物語。
池松「すごい設定ですね」
満島「書いてる本人が役柄こうでしたね、って(笑)」
松居「すごい辱めをうけてますよ(笑)」
ガードがカタイ池松君。この表情・・・
二十歳になる前から松居さんと一緒にやってきた池松君。松居さんがずっとやりたいと言っていたオリジナル作品をやると聞いて、快諾するも、尾崎豊の映画・・・ではなく尾崎豊になれなかった男たちの映画。
池松「やらなきゃよかった(笑)」
満島「僕なんかわけわかんないですもん(笑)」
と、話し始めたのは満島君はブラピになりきる男。
恐らく世界初の、きっと本人すらやったことのないであろうブラピ役。2人にブラピに許可はとったのかと聞かれ、本人までたどり着けなかったという松居さん。
松居「ブラピ(愛称)ならいいかな、と(笑)」
監督から「ちゃんとプロモーションしてもらってもいい?」と言われ、話は再び映画へ・・・
改めって飛んでるなあ、と思ったという池松君。夜中に打ち合わせをしているとき、3時くらいに「人を好きになりすぎるとその人と同化したくなるんだよね」と松居さんから告白されたそう。もうその人になることが愛、これこそが不変なんだと。
***
さて、この時の松居さんのtwitterを見てみましょう。
まさかのナビゲーターがラジオ実況。
副音声的にお送りしていました。
***
なりきれなさも描きたかったという松居さんですが、仮にその発想が浮かんでも、映画にしたいと思うところがすごいと池松君。実際、取材を受ける度に「共感はできないけど」と前置きをされるらしく
松居「まだ戸惑ってる・・・(笑)」
満島「それを取材で気付くってやばくない(笑)」
お・・・!
池松君、笑っております(^o^)丿yes!
こんな笑顔を見せることができるのも、仲の良さあってこそ。
松居さんと池松君の出会いは松居さん脚本のラジオドラマ。
そこで話はラジオへの想いへ・・・AVALONでは1年間ナビゲーターを務めてきた満島君は、時折電話をつないでいたリスナーとナビゲーターの繋がりについて
満島「言葉は何でもいいんだけど、"大丈夫だよ"って全然関係ない人から言われるのって大事。何かが変わっていくのを感じたよね。」
丸裸すぎる会話はよりディープな方向へ・・・
番組後半のテーマは映画の内容に因んで、「10年前の僕、10年後の僕」
現在27歳の池松君、28歳の満島君、32歳の松居さん。
当時は初めて大学の外で演劇をした松居さん。
阿部プロデューサーとであったのもこの時。
「君が君で君だ」のもとになった作品「極めてやわらかい道」も阿部さんが「あれって映画にしたら絶対いいのに」といってくれたことが、この映画の始まり。
池松「松居大悟か新人女優は泣くんですよ。クランクアップの日に」
松居「そういうフレッシュな気持ちでね、」
満島「松居さんの周りにはちゃんと肩をぽんぽんってやってくれる人がいるんですよね」
池松君と出会った頃はクランクアップじゃなくても稽古中、ダメ出ししながら、なんて言っていいかわかんなくて上向きながら泣いてたという松居さん。
池松「それからしたら大分、大人になりましたよね」
衝動のままに生きてきたという満島君は体育の先生になろうとしてた高校3年生が10年後、今では映画の世界で活躍する役者に・・・常に出会いと別れを繰り返す映画業界。「君が君で君だ」も2週間の撮影機関の前後では"初めまして"から”泣きながら別れる”ほどに密な付き合いに・・・
満島「他では味わえないこれに惹かれているんだなあ、と思います。」
満島「僕は10年前よりも、10年後が気になるんですよね」
松居「満足するな、かなあ・・・」
10年前より今は作りたい事が出来て、作品としても行きたいところに行けているという松居さん。作っていると、満足しそうになると言います。
松居「満足したら作らなくなると思うし、作業になると思う。」
一方、昔より自分が退化しているような気がするという松居さん。20代後半は個人的な感情を大事にして、もっと大人だった気がすると、少し不安げな様子。
満島「自分の人生を作品に清算しているわけだから、その感覚はあると思うんですよ」
池松「確かに出会った頃は髪の毛のボリュームがあったんですよ。多分脳を守ろうとして・・・」
満島「そんな話?」
松居「そうかもしれないなあ(笑)」
池松「僕が松居さん好きなのはどんなアプローチを持ってこようと、やってることはそんなに変わってない、ぶれないところ。」
池松君の愛ある毒が尊い時間でした・・・
今回、2人にも選曲をお願いしたのですが、 2人が選んだのはやはり尾崎豊。
これしか浮かばなかったという満島君。
ずっと2人で聞いていた曲「存在」をミュージックシェア。
そして、池松君はこの映画をやるにあたって2つテーマ曲があった。
1つは「存在」でもう1つが「傷つけた人たちへ」。
是非映画『君が君で君だ』のお供にあなたもシェアしてみてください!
因みに6月24日、7月1日には未公開音源も引き続きあります!
是非お付き合いください!