2018年10月31日 23:31
#26 Melancholy ユイカ?! Yプロデューサーの憂鬱
遅ればせながら本仮屋ユイカさんが2度目の登場を果たした8月28日の放送の後記をお届けします!
もうタイムフリーで聞くことのできない放送!一部ではありますが、今後の番組展開の鍵になるかもしれない、これもまた大切な1日。是非、あなたの記憶を呼び起こすヒントに!
=============
ゴジゲン 第15回公演「君が君で君で君を君を君を」の稽古が始まったまだ暑かったこの日、来年2月の舞台『みみばしる』の主演・本仮屋ユイカさんを迎えて、公開“台本打ち”を行いました。
松居「台本に書いてあるのでユイカさんって呼んでいきますね」
ユイカ「はい(笑)」
(台本に書いてあるのでブログもユイカさんで行きますね。)
ユイカ「ではではさっそく」
挨拶もそこそこに仕切るユイカさん。
松居「お、いきなり」
ユイカ「今日はやらなきゃいけないことがあるんですって」
松居「指示がきてるわけですね(笑)」
ユイカ「はい、ではさっそく・・・に・つ・ま・り・大悟♡」
松居「ありがとうございます!」
ユイカ「これ、放送聞いてても、すごい照れますよね(笑)」
舞台づくりに向けて、稽古場のみんなからアイデアをもらうコーナー『煮詰まり大悟』。
この日は相談したいテーマはなんと、『ユイカさん!来年2月の舞台のストーリー、どうしましょう?』これにはユイカさんも困惑。
1か月前に舞台のテイストを話し合った松居さんとユイカさん。それからオーディションをして、なんやかんやキャストが決まり、やっと内容に踏みこんだ話へ・・・
舞台の主人公は、ラジオリスナー。
と、番組当初から語っていた通り、今のところユイカさんはラジオのリスナーとして考えている様子。生活の一部としてラジオが存在していて、番組を通じてリスナーたちが繋がっている状態。でももちろん、彼ら彼女らにも家族はいる。
松居「(ユイカさんの)パブリックイメージを壊したいんですよね」
そこでユイカさんについての聴取が始まった稽古場。家族の話から趣味まで・・・
ユイカ「自分探しがライフワークで、」
松居「何でライフワークに?」
ユイカ「完全体になりたいんですよ」
松居「・・・ちょっと詳しく聞かせてもらっていいですか?」
自分の欠落している所を、死ぬまでに埋めたいというユイカさん。
例えば、人の期待に応えたがる自分。
でもその”期待”、実は誰かからの期待ではなく、「こうしたほうがよかれと思って・・・」と、自分が勝手に思い込んでやっていること。その「よかれ」は誰かからすると、大きなお世話でしかなく、そのあいだ勝手に空回りしている自分がいる。そんな自分を偏った人間だなあと思うと話すユイカさん。
松居「完全体・・・刺激的な言葉ですね・・・」
まるで人生相談のようになっていることに気が付いたユイカさん、改めてプロデューサーユイカモードとなって仕切りなおします。
ユイカ「とにかく今週は、松居さんの頭に刺激を与えないと・・・」
そもそも今回のキャストの1/3は演技未経験者。その意図について尋ねるユイカさん。
松居「そんなことすら飛び越えていきたいんすよね。」
まさにJUMP OVER!
全員が経験者でもいいお芝居はできるかもしれないけれど、そんなことを考えもしなかった人が舞台に立って、人生を変えるきっかけになったり、そういう初期衝動で来る人たちから経験者は刺激を受けてほしいと答える松居さん。これにはユイカさんも「(未経験者は)本能で芝居をするわけですもんね」と、同調。
ユイカ「いつもはどうやってストーリーを考えてるんですか?」
確かに普段ものを書かない人からすると率直な疑問。
松居さんは公開中の映画『君が君で君だ』を例に挙げます。
想いを伝えることが前提になっていることが多いラブストーリー。
でも想うってこと自体がすばらしい、それを肯定してあげられないかなと考えて、
そういうことを知らない人を主人公にしたという松居さん。
その中で、カウンター攻撃のように、そういうストーリーではやりたくないことを考えたりしていたそうです。
だから『みみばしる』もラジオ局とコラボしたものにしたくないという松居さん。例えば局内のドタバタコメディーのような、ラジオ局から受注されて、テーマに沿って丁寧な仕事をしたとおもわれるようなものは恥ずかしい。なんでこういう話なんだろう、でもおもしろい、みたいなのが、みみばしる(というタイトル)はちょうどいい、間のところにあったと話します。
松居「やっぱりリスナーが主役だなあ・・・」
実際はナビゲーターを主役にする方が作りやすいという松居さん。
でも、どうやって作るんだろうっていうところからの方が燃えるんだと話します。
ユイカ「さっきから松居さんの「なんで」っていう言い方が、もどかしさを含んでるんですよね、「なんでこうならないんだろう・・・」って漠然とした疑問じゃなくて、葛藤とか口惜しさを含んでるんですよね。」
松居「メモするんでちょっと待ってください。」
ユイカ「(笑)」
受信者が直接的に発信者になる方法を考えだした松居さん。
松居「極端に言えば電波ジャックをするような・・・」
ユイカ「それをすると信念ががらっと変わりますよね、」
松居「(ユイカさんが前回話していた)みんなで何かを作る作品をやりたいってことばは結構ヒントになっていて・・・」
これまでにもそういう作品は世の中にはあったけれど、テレビや映画であって、舞台では見たことはないように思うという、松居さん。
ここで、ユイカプロデューサーの目が光ります。
ユイカ「ヒントは掴めましたか?ここでざっくりとした「あらすじ」、お願いします!」
松居「そんな言い方されたらドキドキするなあ・・・」
松居「え〜っと・・・そうですね、家族がいますよね、」
ユイカ「家族が」
松居「で、ユイカさんが仕事をクビになるんですよね」
ユイカ「あ・・・」、
松居「一生懸命働いていた事務の仕事を、なんでだろうと思って失意に暮れていたら、妹がラジオが好きで、」
ユイカ「妹の方が好きなんですね!」
松居「それが嫌だったんですよね。一緒にいるのにラジオ聞いて、その時にはあんまりはなしかけてくれるなって感じで、帰ってきたらラジオつけっぱなしで寝てて、切ろうとしたら、その時に流れてきたラジオ番組が・・・おや・・・ここまでにして!」
ユイカ「気になる〜(笑)」
松居「しかもこれ、やらないですからね」
え、さらっと・・・(笑)
1歩進んだような・・・、進んでいないような・・・?
いやいや敏腕・ユイカプロデューサーによって、これからの展開がとっても楽しみになる松居さんのアフロ刺激回になりました!(ともあれ稽古場で本を確認するまで本仮屋ユイカプロデューサーの憂鬱はつづく・・・かも?まあ、そのときは日記を書いてもらいましょう・・・笑)
因みにこの日、「スーツを着ている男性は200倍かっこよく見える」とグッとくるポイントを話していたユイカさん。普段ドロドロなのに制作発表でパリッとしたスーツ姿を見るとギャップもあってグッとくるそうで、ネクタイの有り無しを確認していた松居さんが舞台「みみばしる」初日、襟付きのシャツで来るのかどうかもまた、それは2月のお楽しみ♪