この3年でラジオで話しながらディレクターのQちゃんの顔色を見ることができるようになった松居大悟がナビゲートするJUMPOVERは、ゲストの紹介から「早い」「硬いよ」「もう1回」のダメ出しの連続。というのもさすがは松居さんのラジオの先輩、尾崎世界観さん。
松居「硬いだろこれも。緊張するなア…」
尾崎「なんで緊張するか教えてやろうか」
松居「うん」
尾崎「お前がしょうもないLINEしてくるからだろ」
松居「何が?」
尾崎「言うからな?言うよ?」
松居「なんだろう?」
尾崎「この映画にコメント書く必要なかったと思うよ」
松居「(笑)」
尾崎「世界で1番しょうもない人間だな。」
こんなこと言ってくれるのは尾崎さんくらいだと思うと、本当に愛しかないとスタッフ一同思うのですが、尾崎さんと誕生日を過ごした少し後の去年12月頭あたりに、珍しく邦画に推薦コメントを書いた尾崎さん。そのコメントを見て、自分の作品より評価されていると嫉妬した松居さんはそんなラインを送ってしまったんだとか…
尾崎「俺もカチンときて、なんで?って聞いたら」
松居「俺が書かなくていいと思うからだよって」
尾崎「俺はそうとは思わなかったって(返したら)。それから連絡が途絶えたんだ。」
松居「それから2,3か月変な感じになっちゃったんだよなあ」
尾崎それで、松居くんがね、「ごめんなさい見てもないのに嫉妬しました」ってすっごいかわいい連絡があって、その間に、芥川賞候補にもなったのに、」
本来は「おめでとう」を言いたかったはずの期間に疎遠だった2人。
夫婦の倦怠期に例えられる期間を乗り越えて、今回のゲスト出演になりました(笑)
もう80回は繰り返してきたであろう、ファンの方がうまく話せるかもしれない2人の出会いのお話を経て、話題はコロナ禍、ライブが中止になった時のことへ…
松居「1回尾崎君から電話来たの覚えてる?」
尾崎「なんだ?」
松居「去年の春夏くらいで、自分の中で大きなホールとか用意していて、でも中止になりそうだから、もし中止になったら自分たちは事務所もなくなっちゃうかもしれないからそれを見届けてくれないかって」
尾崎「あー、作品にあえてするっていう、」
松居「そう」
尾崎「でも松居くんが仕事はいってて無理だから、でもやれることは…って言ってくれて」
松居「あのときは結構心配してた」
尾崎「結構やばかったかもしれないね。でもただで死んでいくのは嫌だから、ドキュメンタリーとってる人も自分に災難が起きたときに撮るっていう、そういうのと同じで死にざまを作品にするっていうのを考えてたかな。そういうのを楽しめるんだなあって思った、自分でも」
松居「ただ、もともとそうやって負け続けてきたから」
尾崎「でも何とかなってるし、ファンの人の力をすごく感じて、なんにも発信できていないのに、有料会員でいてくれたりする人とか、タダ申し訳ないとしか思えない」
松居「でも宅呑みとかしてる…」
尾崎「してるけど、あんなのおっさんがZOOMで飲んでるだけだから。そういう配信はしてるけど、こっちもそれに救われるし、プレッシャーもあるけど、その人たちに対しては何とかしたい」
松居「気持ち的に優しくなったってこと?」
尾崎「うん、優しくなったし、どこに向けたらいいのか分かった。わりと、周りの人たちはこういう時だから不特定多数の人たちに開放したりして、でもそれって誰にやってるのか実体がないというか、全く興味なかった人も知ってくれる機会になるんだけど、めちゃくちゃ好きな人と同じ届き方になるから。でもそれって届いてるのかな?って。今、新規の人を開拓したいとかは思っていなくて、今までいた人にだけやろうって」
松居「めちゃくちゃいいな」
尾崎「だからあの時こそ、閉じこもって、今落ちてく分には仕方ないけど、落ちていくにしてもコアな人たちに対してだけってことは心がけたかな。今がチャンスかなと思った」
松居「なるほど。大事にしてくれる人を大事にしたり」
尾崎「いい機会でした」
尾崎さんの活動に影響を受けている松居さん。
ラジオも小説も、尾崎さんのあとに、始めています。
そんな小説『母影』は、コロナ禍で尾崎さんがライブができなくなった時期、内にこもらないようにその分、別の作品にぶつけたいと思って取り組んだもの。
松居さんが最初に「今こんな話を書いている」と聞いた話とは変わっていて驚いたそうですが…
尾崎「自分から遠い人物を書くということが最低限の目標だったし、実際1個前の話でやってみたけど無理で、それは結構難しいテーマだったんだけど、もう1回チャレンジしようと思ったんだけど、これが自分の中では設定が強かったから、この設定を頼りに最後まで考えていって、どういう気持ちでって言うよりは、これをやらないといけないと理由もなく目標としてた。」
その日、尾崎さんに提案をしたかった松居さん。
また2人の作品が見たいというリスナーの声を交え、「待ってくれている人たち」のことを思う2人。
2012年に「オレンジ」のMVに始まり、2016年の「鬼」を最後にMVを作っていない2人。本数にすれば12本、「めちゃ濃ゆかった」と当時を振り返ります。
松居「割とこの5年間で自分の中の表現の根本と鴨生まれて」
尾崎「松居くんが?」
松居「出会う前は童貞男ばっかり描いていて、クリープの曲が女性が主人公で、女性を描き始めて、それからそうなっていったし、結構揺さぶられて」
尾崎「鬼がもう、自分の中では完成形でね、かなり気合入れてたでしょ?」
松居「鬼自体が久々で、かなり気合が入れた…これさ、誰が止めてるの?」
尾崎「誰が止めてるわけじゃないよ」
松居「いろいろやってきたし、5年間でそれぞれにやってきて進化して、腕回してるんだけどね」
尾崎「でも、やっていただけるのであればね」
松居「待っている人はいるようですよ、」
尾崎「それはうれしいですよ。やってきたことが確実に残ってるわけだから、作品っていいよね、受け止めている人が同じ温度感で保ってくれてるのはうれしいですね」
松居「クリープ的にはどうなの?」
尾崎「今年はアルバムという目標があるので」
松居「フル?」
尾崎「フル!そこで何かね、映画みたいなものもね、久しぶりに」
松居「派手にね」
尾崎「劇場で公開したりね。昔も『自分の事ばかりで情けなくなるよ』(2013年)のときに徹夜で待っててくれる人がいたりね」
松居「すごいよね」
尾崎「あの時の人たちは今誰が好きなのかな…またそういうことはやりたいよね。そしたら俺コメント書くから」
松居「もっと関われよ(笑)今年とかにやりたいな、」
尾崎「明けたなら明けたなりのことをしないと納得してもらえませんからね。だから、作品として残したいですね」
松居「今、電波に乗りましたからね」
尾崎「いい作品にしてほしいなあ」
松居「でも俺はクリープとやるときは緊張感もあり、前作も越えねば感があるから、頑張らねばいかんなあ」
皆さん、この約束、忘れないでくださいね。
そして時々2人の背中を押してくださいね。
さてさてそんな2人のやり取りに対する感想をはじめ、
コーナー、それ以外にも普通のお便りも大歓迎!
コーナー採用者には番組ステッカーをプレゼント!
あなたの参加、お待ちしています。
『この曲を撮らせろ!』
毎週行っているこの番組の代名詞的コーナー!
「この曲のミュージックビデオ、私ならこう撮る」
または「松居監督にこう撮って欲しい!」
それが難しい場合は「この人と聞きたい」
「こんなシチュエーションで聞きたい」などなど、
プランの書き方は自由です!(絵コンテで送ってきた方もおります!)
音楽と妄想…音楽愛に溢れたメッセージお待ちしております!
『新感覚に会いたくて』
松居さんが作品を通して大切にしている、
まだ言語化されてない不思議な感情。
あなたの日常の中にある"言葉にできない感覚"を
教えてもらうコーナー!!
ポジティブなことでもネガティブなことでもOK!
例えば・・・
・ラーメンを食べて美味しいなと思ったけど一緒に食べてた人
「なんだこれまずいね」と言われて話を合わせてしまった。
・あんまり好きじゃない上司が捨て犬に餌をあげていた。
あなたが感じたモヤモヤした感覚、
言葉にできなかった感情、お待ちしています!
『覚醒のミンティア』
ミンティアを米粒のように食べる男
ミンティアをこよなく愛している松居大悟が
ミンティアを作っている「アサヒグループ食品」さんに
頼まれたワケでもないのに勝手に
大好きな「ミンティア」の新しい楽しみ方、
利用法をみんなで考え合って・・・
世界中が「ミンティア」の魅力に「覚醒」するキッカケを作ろう!
と、言うコーナー。
★新しいフレーバーアイデア案
★ご当地ミンティア案
★ミンティア×ミンティアおいしいフレーバー食べ合わせ報告
★新しい活用法、楽しみ方
★新しい拡散方法(こんなミンティアならもっと手元に置きたいアイディア)
などなどあなたの偏愛アイディアお待ちしています!!
時には実践をしながら大事なミンティアのメールを紹介しています(笑)
『わたしだけがグッとくる』
人が恋に落ちる理由をマニアックな”萌えキュンポイント”から
考察するコーナーあなただけのマニアックな胸キュンポイントを
教えてください!
『ともだちの境界線』
この日も終始こじらせておりましたが、
友達と疎遠になった(と言い張っている)松居さんに
あなたが思う「友だちの定義」を教えて下さい!
例えば…
・深夜に愚痴の電話するなら何時までOK?で、尺は何分ぐらいまでOK?
・○○の話ができる人は友達です! などなど…
「どこから友達なのか?」
「何をしたら友達なのか?」
具体的な例があると、松居さんでもわかると思います!
『丑三つ時のいいことさがし』
寝る前に今日あったいいこと5つ、思い出して、
メモがわりに番組まで送ってみてください^^
『妄想不動産』
リスナーのあなたが住んでみたいと思ったマンガや映画の部屋の間取りを紹介!
松居さん的には、ドラえもんののび太の部屋は憧れ。
ひとにやさしくの倉庫みたいな部屋とか… 松居さんの今後の新居探しに役立てられる、かも?
あなたの住みたいと思った部屋の作品(間取りのおすすめポイント)是非教えてください!
もちろん、近況報告などなど
気軽にコーナー以外の普通のメッセージも大歓迎☆
劇団JUMPOVERと松居さんがただただ喜んで読みますので!そちらも是非!
因みにコーナーはメールが3通溜まると発動するシステム。
大変脆弱です(笑)
改めて、
宛先はメールアドレスは、
『jumpover@j-wave.co.jp』!!
ツイッターの場合は・・・
『JUMP OVER』のtwitterアカウントをフォローして
「#jumpover813」を付けてツイートしてください。
番組ホームページの『Message to Studio』からも送れます。
※コーナーで採用された方に、ステッカーがプレゼント中!住所、お名前をお忘れなく!
【2/17OA分 ステッカー当選者】
★この曲を撮らせろ
・小林デ・ラ・ピエダさん
★いいことさがし
・kumi-booさん
【2/24OA分 ステッカー当選者】
★この曲を撮らせろ
・クレヨンはたべものさん
★いいことさがし
・まきまきまっきーさん