2021年11月11日 02:32
WEDNESDAY 26:00-27:00
J-WAVE 81.3FM ON AIR
2021年11月11日 02:32
2021年9月 8日 01:32
2021年9月 3日 23:13
2021年3月 4日 01:01
2021年3月 3日 21:31
松居「尾崎君とラジオで話すのは初めて」
尾崎「出会って10年…夢のような時間ですか?」
松居「夢のような時間ですよ。」
この3年でラジオで話しながらディレクターのQちゃんの顔色を見ることができるようになった松居大悟がナビゲートするJUMPOVERは、ゲストの紹介から「早い」「硬いよ」「もう1回」のダメ出しの連続。というのもさすがは松居さんのラジオの先輩、尾崎世界観さん。
松居「硬いだろこれも。緊張するなア…」
尾崎「なんで緊張するか教えてやろうか」
松居「うん」
尾崎「お前がしょうもないLINEしてくるからだろ」
松居「何が?」
尾崎「言うからな?言うよ?」
松居「なんだろう?」
尾崎「この映画にコメント書く必要なかったと思うよ」
松居「(笑)」
尾崎「世界で1番しょうもない人間だな。」
こんなこと言ってくれるのは尾崎さんくらいだと思うと、本当に愛しかないとスタッフ一同思うのですが、尾崎さんと誕生日を過ごした少し後の去年12月頭あたりに、珍しく邦画に推薦コメントを書いた尾崎さん。そのコメントを見て、自分の作品より評価されていると嫉妬した松居さんはそんなラインを送ってしまったんだとか…
尾崎「俺もカチンときて、なんで?って聞いたら」
松居「俺が書かなくていいと思うからだよって」
尾崎「俺はそうとは思わなかったって(返したら)。それから連絡が途絶えたんだ。」
松居「それから2,3か月変な感じになっちゃったんだよなあ」
尾崎それで、松居くんがね、「ごめんなさい見てもないのに嫉妬しました」ってすっごいかわいい連絡があって、その間に、芥川賞候補にもなったのに、」
本来は「おめでとう」を言いたかったはずの期間に疎遠だった2人。
夫婦の倦怠期に例えられる期間を乗り越えて、今回のゲスト出演になりました(笑)
もう80回は繰り返してきたであろう、ファンの方がうまく話せるかもしれない2人の出会いのお話を経て、話題はコロナ禍、ライブが中止になった時のことへ…
松居「1回尾崎君から電話来たの覚えてる?」
尾崎「なんだ?」
松居「去年の春夏くらいで、自分の中で大きなホールとか用意していて、でも中止になりそうだから、もし中止になったら自分たちは事務所もなくなっちゃうかもしれないからそれを見届けてくれないかって」
尾崎「あー、作品にあえてするっていう、」
松居「そう」
尾崎「でも松居くんが仕事はいってて無理だから、でもやれることは…って言ってくれて」
松居「あのときは結構心配してた」
尾崎「結構やばかったかもしれないね。でもただで死んでいくのは嫌だから、ドキュメンタリーとってる人も自分に災難が起きたときに撮るっていう、そういうのと同じで死にざまを作品にするっていうのを考えてたかな。そういうのを楽しめるんだなあって思った、自分でも」
松居「ただ、もともとそうやって負け続けてきたから」
尾崎「でも何とかなってるし、ファンの人の力をすごく感じて、なんにも発信できていないのに、有料会員でいてくれたりする人とか、タダ申し訳ないとしか思えない」
松居「でも宅呑みとかしてる…」
尾崎「してるけど、あんなのおっさんがZOOMで飲んでるだけだから。そういう配信はしてるけど、こっちもそれに救われるし、プレッシャーもあるけど、その人たちに対しては何とかしたい」
松居「気持ち的に優しくなったってこと?」
尾崎「うん、優しくなったし、どこに向けたらいいのか分かった。わりと、周りの人たちはこういう時だから不特定多数の人たちに開放したりして、でもそれって誰にやってるのか実体がないというか、全く興味なかった人も知ってくれる機会になるんだけど、めちゃくちゃ好きな人と同じ届き方になるから。でもそれって届いてるのかな?って。今、新規の人を開拓したいとかは思っていなくて、今までいた人にだけやろうって」
松居「めちゃくちゃいいな」
尾崎「だからあの時こそ、閉じこもって、今落ちてく分には仕方ないけど、落ちていくにしてもコアな人たちに対してだけってことは心がけたかな。今がチャンスかなと思った」
松居「なるほど。大事にしてくれる人を大事にしたり」
尾崎「いい機会でした」
尾崎さんの活動に影響を受けている松居さん。
ラジオも小説も、尾崎さんのあとに、始めています。
そんな小説『母影』は、コロナ禍で尾崎さんがライブができなくなった時期、内にこもらないようにその分、別の作品にぶつけたいと思って取り組んだもの。
松居さんが最初に「今こんな話を書いている」と聞いた話とは変わっていて驚いたそうですが…
尾崎「自分から遠い人物を書くということが最低限の目標だったし、実際1個前の話でやってみたけど無理で、それは結構難しいテーマだったんだけど、もう1回チャレンジしようと思ったんだけど、これが自分の中では設定が強かったから、この設定を頼りに最後まで考えていって、どういう気持ちでって言うよりは、これをやらないといけないと理由もなく目標としてた。」
その日、尾崎さんに提案をしたかった松居さん。
また2人の作品が見たいというリスナーの声を交え、「待ってくれている人たち」のことを思う2人。
2012年に「オレンジ」のMVに始まり、2016年の「鬼」を最後にMVを作っていない2人。本数にすれば12本、「めちゃ濃ゆかった」と当時を振り返ります。
松居「割とこの5年間で自分の中の表現の根本と鴨生まれて」
尾崎「松居くんが?」
松居「出会う前は童貞男ばっかり描いていて、クリープの曲が女性が主人公で、女性を描き始めて、それからそうなっていったし、結構揺さぶられて」
尾崎「鬼がもう、自分の中では完成形でね、かなり気合入れてたでしょ?」
松居「鬼自体が久々で、かなり気合が入れた…これさ、誰が止めてるの?」
尾崎「誰が止めてるわけじゃないよ」
松居「いろいろやってきたし、5年間でそれぞれにやってきて進化して、腕回してるんだけどね」
尾崎「でも、やっていただけるのであればね」
松居「待っている人はいるようですよ、」
尾崎「それはうれしいですよ。やってきたことが確実に残ってるわけだから、作品っていいよね、受け止めている人が同じ温度感で保ってくれてるのはうれしいですね」
松居「クリープ的にはどうなの?」
尾崎「今年はアルバムという目標があるので」
松居「フル?」
尾崎「フル!そこで何かね、映画みたいなものもね、久しぶりに」
松居「派手にね」
尾崎「劇場で公開したりね。昔も『自分の事ばかりで情けなくなるよ』(2013年)のときに徹夜で待っててくれる人がいたりね」
松居「すごいよね」
尾崎「あの時の人たちは今誰が好きなのかな…またそういうことはやりたいよね。そしたら俺コメント書くから」
松居「もっと関われよ(笑)今年とかにやりたいな、」
尾崎「明けたなら明けたなりのことをしないと納得してもらえませんからね。だから、作品として残したいですね」
松居「今、電波に乗りましたからね」
尾崎「いい作品にしてほしいなあ」
松居「でも俺はクリープとやるときは緊張感もあり、前作も越えねば感があるから、頑張らねばいかんなあ」
さてさてそんな2人のやり取りに対する感想をはじめ、
【2/17OA分 ステッカー当選者】
★この曲を撮らせろ
・小林デ・ラ・ピエダさん
★いいことさがし
・kumi-booさん
【2/24OA分 ステッカー当選者】
★この曲を撮らせろ
・クレヨンはたべものさん
★いいことさがし
・まきまきまっきーさん