2012年05月10日
J-WAVE PLUS ~ EARTH STREAM
5月13日の放送は、環境人類学者の竹村真一がナビゲート。
世界各地のサウンドスケープを音で巡りながら、
森と人類の関係について考えていきます。
<J-WAVE Plus ; "Earth Stream"〜新緑の5月、テーマは「森」>
J-WAVE環境ナビゲーターの竹村真一です。
今回は、世界の森の音をめぐりながら、森と人間の関わりを探る1時間番組を企画してみました。
人間の脳によい(?)超可聴域の高周波を豊富に含む森のサウンドスケープ、アフリカ熱帯雨林のピグミーの「森のポリフォニー」、バリ島の「神々の森のケチャ」、北欧ゲルマンの森からブッダの「樹下の悟り」(坂本龍一「リトル・ブッダ」)まで、耳で世界の森を旅してみてください。
今回ご紹介した数々の森の民族音楽は、「ベスト・ワールド・サウンズ100」(CD6枚組/VICG-60568〜73/ビクターエ
ンタテインメント)というCDに収録されています。関心を持たれた方はぜひ聴いてみてください。また超可聴域の高周波を含む森のサウンドスケープを提供いただいたJVCケンウッドの「K2」という技術について詳しく知りたい方は、以下の資料を参照ください。
川崎義博氏(サウンド・アーティスト、東京藝大・先端藝術表現科講師、日本サウンドスケープ協会・専務理事)からも、竹村真一制作のデジタル地球儀「触れる地球」に提供いただいている音源から、「白神山地のブナ林」の音を紹介させて頂きました。
なお番組最後に紹介した、宮崎県・諸塚村の森の音を中継している私の「地球聴診器」プロジェクト(JVCケンウッド及び坂本龍一さんのNPO "more trees"とのコラボ)は、現在は実験段階ですが、秋ごろには公開の予定です。ご期待ください。
竹村真一