2014年01月05日
Skaters' Waltzスポーツキャスター・解説者:八木沼純子
1988年のカルガリーオリンピックに日本代表として出場。
現在スポーツキャスターで解説者として活躍されている
八木沼純子さんにもスケートと音楽の関係を伺ってみました。
◆選曲の良さも採点にかかわってくるのでしょうか?
八木沼)フィギュアスケートはその音楽の解釈やその音楽を使って
どういう風に表現しているか、というところでも採点がされますので、
毎シーズン自分のカラーをどういう風に出していくのかが重要です。
高橋大輔選手は今回のオリンピックに向けて誰もが知っている曲
…っていうのを振り付け師にお願いしていたそうです。
で、今回フリーでビートルズメドレーという話になり、
もうこれしかない、と思ったみたいですね。
高橋選手のいいところが存分に入っているプログラムに
なっていると思います。
◆全日本選手権の時に、村上佳菜子選手は
ショートプログラムの曲を急遽変更しましたが、これってよくあること?
八木沼)2シーズン前に使っていたショートプログラムの曲を今回使いましたが、
村上選手自身、非常に自信を持っていたプログラムだったので、
変えて良かったと思いますね。最初はスウィング系の曲だったんですが、
その曲の中で村上選手のジャンプのタイミングがうまく合わなかったんですね。
そういうこともあって、ここで自信を持っている曲にしよう、
ということで変更したんですね。
◆今期の選手使用曲で注目している曲は?
八木沼)一番ドラマ性があって、いい時も悪い時も経験していて、
今年、この曲になったんだ、と感じたのは、
鈴木明子選手がショートプログラムで使っている愛の讃歌です。
鈴木選手の演技を見ていると目がうるっとしてしまう、そんな最高の演技ですね。
◆海外勢で気になる選手は?
<カロリーナ・コストナー(イタリア)>
現在26歳。トリノ、バンクーバーイタリア代表。2012年の世界選手権で優勝。
<アシュリーワグナー(アメリカ)>
現在22歳。2012年四大陸選手権優勝、2012年、13年全米選手権優勝
<キムヨナ(韓国)>
現在23歳。バンクーバーオリンピック金メダリスト。
2009年、2013年世界選手権優勝。