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2022.02.03

「 今年、何冊本を読みたいですか? 」
暮らしが芽吹く朝時間、あなたの今日が最高1日になるように、
暮らしを豊かにしてくれるヒント=種を
あなたと一緒に見つけて育てていく番組、
今朝のテーマは「 今年、何冊本を読みたいですか? 」


メール、ツイッターInstagramでは…
1月は23冊読んだというツワモノから、なかなか1冊読み切れないという方まで
さまざまにメッセージいただきました!

CCCメディアハウス書籍編集部のりり子 さんおすすめの3冊
今回の選書のテーマは「暮らし」。

以前この番組で、読書感想文のトピックを扱ったときに
少し話をしたことがある「三行で撃つ」という本を編集された方。

『人生で大切なことは泥酔に学んだ』栗下直也 著
太宰治や三船敏郎ら偉人の泥酔エピソードから処世術が、
「リスク管理篇」、「通勤篇」、「出世篇」などに分かれ、27話。


中でも批評の神様・小林秀雄の章では…
酒癖が悪くて有名な小林秀雄はある日、一升瓶を抱えながら中央線の水道橋のホームに落ちたことがある。
酒飲んで落ち、反省したかと思いきや、
“反省は決して経験の確信には近づかんことを確かめただけ”

ちょっとしくじっただけでは人生は終わらない…

『千年の読書』三砂慶明(梅田蔦屋書店) 著
何を読んだらいいか迷った時にもおすすめのブックガイド。

著者は梅田 蔦屋書店のカリスマ店員、三砂慶明 さん。

章ごとに「死とは何か?」「金」、「仕事」、「生きづらさ」、「幸せ」など大きな問を扱っていますが、本だけではなく、読み方も教えてくれる1冊。

たくさん読むうちに思考の道筋ができるのも読書の楽しいところです。
『小説家の休暇』三島由紀夫 著
三島由紀夫さんの日記。

三島さんは書きものの他に、舞台の演出、対談など忙しい人ですが、
合間に膨大なインプットをしています。
そのストイックさは文学や芸術にも反映されているんですね。

作家にとって弱点は最大の強み。

三島さんにとっては自己欺瞞でもあると捉えているようで、
芸術のために生活を御するのであり、人生のために生活を御するなという姿勢
つまり、ウジウジしないで体を動かせ、ということが言いたい。

まずは生活を整えることが大事。

佐藤さんおすすめの1冊『料理の意味とその手立て』ウー・ウェン 著
料理の仕組みを知ることで、料理がもっと楽しくなりそう!
帯の文章こそが、この1冊を現している気がします…!

タイキさんおすすめの1冊『家族カレンダー』中村暁野 著
毎日ちがう日常と家族の存在。
文体もやさしく、外側から見ることで、
家族の中にいることで疲れてしまっている方の味方になってくれる1冊。

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