2021.05.09
毎月2週目は、
フラワーアーティストの前田有紀さんにお話を伺います。
前田さんは、テレビ局でアナウンサーとして
10年間活躍した後、2013年にイギリスに留学。
コッツウォルズにある古いお城で、見習いガーデナーとしてインターンを経験したのち、
日本に戻ってからは、都内のフラワーショップで修業。
その後、「人の暮らしの中で、花と緑をもっと身近にしたい」という思いのもと、
自身のフラワーブランド「gui」を立ち上げました。
現在は、イベントの装飾、ギフトブーケの制作、
移動花屋の出店など、様々な形で、花の魅力を届けています。
今回は「草花が子ども達にあたえる影響」をテーマに伺いました。
5月になってから、庭先のテラスで子ども達と過ごす時間が増えてきました。
消防士さんに憧れている4歳の息子は、
嬉しそうに庭の草花に水をまいてくれる心強い相棒です。
私がお花の仕事をしている為か、息子達は植物への関心がとても高く、
早春のふきのとう、春には梅や桜、木蓮、初夏には紫陽花など、
住まいのある鎌倉では季節ごとに、街中やお寺でさまざまなお花が咲いており、
ひょっこり生えている野草を見つけては嬉しそうに教えてくれます。
道端で拾ってきた木の実や花びらを渡してくれる、
花が人の気持ちを明るくしてくれるものだと自然とわかっているようです。
季節ごとの花を部屋の中でも飾るようにしているのですが、
大人になっても花で季節を感じられる人になってほしいです。
一方で、地球の環境も変化してく中で、
気候変動の影響で年々少しずつ花の出回るタイミングが変わってきています。
10年後、20年後、今の子ども達が成長して大人になった時にも、
今と同じように季節の巡りを感じられるように、
私たちも毎日の中でプラスティック製品の使用を減らしたり、
電気に頼りすぎない暮らしをしたり、
子どもと一緒にできることを増やしていきたいなと考えています。
gui ーflower and lifeー