STAGE PIA WE/LIVE/MUSICAL

今週のゲストは、映画コメンテーターのLiLiCoさん!!

年間ものすごい数の映画を観ているLiLiCoさんですが、
子供の頃の思い出の作品として挙げたミュージカル映画が
ジョン・トラボルタ＆オリビア・ニュートンジョン主演の
1978年公開の『グリース』。
サントラも今聴いても色褪せていない、
そこに最高の魅力を感じると言います。

音楽をテーマにした映画では
スウェーデン映画の『歓びを歌にのせて』が生涯NO.1とのこと。
世界的に活躍する指揮者が自分の生まれ故郷に帰り、
地元のコーラス隊と出会い、交流を描いていくストーリー。
お世辞にも上手とは言えない合唱団だけれど、
団員は、歌っている時だけは最高の幸せを感じられる……。

さらに話題は、『グレイテスト・ショーマン』に。
主演のヒュー・ジャックマンは、映画に出演する時と、
アカデミー賞の舞台でパフォーアンスする時とでは
声の出し方も、オーラの出し方も違うと思うそう。
そこから感じるのは、
違いをちゃんと心得ている役者だということ。

本日OAした楽曲
M：私はサンドラ・ディー / ミュージカル『グリース』より
M：ガブリエラの歌 / 映画『歓びを歌にのせて』より

今週は、シンガー・ソングライターの優河さんがゲスト。

高校時代に留学したオーストラリアでの経験がきっかけで
ギターの弾き語りを始めた優雅さん。
今回、オーディションで主役を得た『VIOLET』で
ミュージカル・デビューを果たす予定でした。

中井智彦は、『VIOLET』の稽古の録音を聞き、
優河さんの声に魅了されてしまったとのこと。

ヴァイオレットは、顔に傷がある、というコンプレックスを
持ちつつも、ポジティヴに生きるエネルギーに溢れた女性。
優河さんがこの役にチャレンジしようと思ったのは、
そのエネルギーが自分自身の新たな扉を開く
力になり得ると思ったからだそうです。

ヴァイオレットが傷を治すための旅に出ると決めた瞬間に、
過去を肯定しきっている。
美しくなりたいとは思っているけれど、
傷を負ったことは決して否定していない。
「私はこうして生きてきた」という思いが
とても美しいと感じていると語ります。

ミュージカル『VIOLET』は、残念ながら幕を開けることが
できませんでしたが、ミュージカル初挑戦の経験は、
「ゼロから作品をみんなで創りあげていく魅力」を
大いに感じたそうです。

本日OAした楽曲
M : JUNE / 優河
M : マイ・ウェイ/ミュージカル『VIOLET』より

今週のゲストは、男性デュオのSiriuS!!

SiriuSは、芸大声楽科出身のテノール・大田翔さんと
バリトンの田中俊太郎さんが結成されたデュオで、
今年２月にアルバム
『MY FAVORITE THINGS』でデビューされました。

アルバムには厳選された
13曲(＋ボーナストラック１曲)を収録。
その選曲は、相当悩まれたとか。
ここは、今月３日に
アルバム『I live Musical!』をリリースした、
中井智彦とお互いに共感しあえるところのようです。

そして、好きなミュージカルとして
それぞれに挙げられたのが、大田さんは、
アンドリュー・ロイド＝ウェバーの『オペラ座の怪人』。
オペラではテノール＝好青年の役が多いので、
怪人というキャラクターと、影のある物語に惹かれるそうです。

一方の田中さんは、ソンドハイムの『イントゥ・ザ・ウッズ』。
フランスの古典演劇の手法と、モーツァルトに通じる音楽に
かつて出演した際に、どんどん魅了されていったそうです。

そんな田中さんが最近ご覧になって良かったミュージカルは、
中井も出演した『CHESS』だとか。
日本人キャストも全員英語で歌うなか、
本物を求めるベクトル、その活躍に衝撃を受けたと言います。

さて、SiriuSのデビューコンサートがあります。
７月７日(火) 19時開演　＠サントリーホール・ブルーローズ。
詳細は、SiriuSのサイトをご覧ください。
URL : https://siriusduo.jp/

本日OAした楽曲
M : アンセム〜チェス / SiriuS
M : ア・ミリオン・ドリームス〜グレイテスト・ショウマン
　/ SiriuS

今週は、俳優の福井晶一さんがゲスト!!

福井さんと中井智彦は、劇団四季の先輩と後輩の関係。
中井に『美女と野獣』の野獣役を
指導して下さったのが福井さんです。

その福井さんが3月に出演されたのが、
日本初演の『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド』でした。
福井さんの役どころは、主人公スワローの父親ブーン。
奥さんを亡くした後、3人の子供を育てるシングルファーザーで、
妻の死から立ち直れないダメダメな男性。
これまであまり演じたことがないタイプだそうです。

音楽を手懸けているのはアンドリュー・ロイド＝ウェバー。
これまでに『キャッツ』、『エビータ』と、彼が手懸ける作品に
出演してこられた福井さんも、音楽の多彩さと、
ひとつひとつの楽曲のキャッチーさが魅力だと言います。
そして、故郷を思い出すような懐かしさもあると……。

福井晶一さんの今後の予定として、
9月に新作ミュージカル
『フライ・バイ・ナイト〜君がいた』を上演。
URL : https://www.consept-s.com/fbn/

さらに6月7日に生配信によるイベント『It’s Sho-Time』Vol.1
が行われる予定です。
URL : https://asakusa-kokono.com/list/2020/05/id-8397

本日OAした楽曲
M : Whistle Down The Wind
　 / ミュージカル『Whistle Down The Wind』より
M : The Vaults Of Heaven
　/ ミュージカル『Whistle Down The Wind』より
M : 彼を帰して　/ 福井晶一