2021年02月26日

STAGE PIA WE/LIVE/MUSICAL #96 ゲスト:岸谷五朗さん!!

俳優で、演出家の岸谷五朗さんがゲスト!!

「舞台俳優になるんだ」、
まるでお告げのごとく天から下りてきたことが
人生に大きな転機となり、俳優になったという岸谷さん。
中学高校時代にさまざまな舞台を観ていたのが、
その背景にあったそうです。
影響を受けたミュージカルは、
『ジーザス・クライスト=スーパースター』。
しかも劇団四季による1973年の中野サンプラザでの初演、
中井智彦も思わず「最高!!」と声を上げてしまうほどの
伝説の公演をご覧になっていたそうです。

そんな岸谷さんが「地球ゴージャス」を結成したのが1995年、
それまで所属していたスーパーエキセントリックシアターで、
劇団の魅力、良さを大いに知った後での立ち上げでした。
そのなかで「地球ゴージャス」は、
寺脇康文さんと2人だけのユニット。
そうした背景にはオリジナルの脚本に対して、
世界中から最高のキャスティングが可能になるという思い。

ただ、そうすることで、すでにチームワークが出来ている
劇団とは異なり、作品を作り上げていくのに
時間はかかるけれど、そこを乗り越えた時、
作品が無限大に広がっている醍醐味があるそうです。

そして、岸谷さんが演出するうえで大切にされているのは
「稽古場作り」。
特にコメディの場合、稽古場がガチガチの雰囲気では
絶対にいい演技は生まれないし、
新たなことにトライすることも出来ないと言います。
それが出演者にも大好評で、以前番組に
出演された森公美子さんもそこを絶賛されていました。

0226_WLM_1_1.JPG

M:『FRIENDS』 / サザンオールスターズ
M:『愛すべき未来へ』 / EXILE

staff| 23:00 | カテゴリー:

2021年02月19日

STAGE PIA WE/LIVE/MUSICAL #95 ゲスト:海宝直人さん!!

先週に引き続き俳優で、歌手の海宝直人さんがゲスト!!

海宝さんが今年出演される予定の2作品、
『アリージャンス〜忠誠〜』と『王家の紋章』について
お話をうかがいます。

まずは、日本初演となる『アリージャンスー忠誠ー』から。
2015年にブロードウェイで初演されたこの作品は、
第二次世界大戦中に収容所に
入れられた日系アメリカ人を描いた物語。
海宝さんが演じるのはキムラ家の長男、
アメリカ生まれのサミー。
自分はアメリカ人という意識が強く、自ら志願して、
アメリカ軍の一員として最前線で戦うことになります。
長年語られることのなかった日系アメリカ人の犠牲。
海宝さんも出演が決まり、いろいろ調べるなかで、
敵国人として扱われた日系人の
歴史を初めて知ることになったそうです。

その苦境に立ち向かったキムラ家の物語。
海宝さんは、「音楽が大好き」と語ります。
美しく、物語を推進していくと同時に、
アジアテイストもありつつ、ジャズもあるなど、
多様な文化が混ざり合ったところを音楽でも表現している。
そんな素晴らしさもあると言います。

その多様な文化は、言語、セリフにも表れていて、
日本公演ではカタコトの英語、ネイティヴな日本語と英語、
それらが混ざり合った会話になるそうで、
そこがまたこれまでの作品にはないチャレンジだそうです。

そして、もうひとつが8月に上演される予定の『王家の紋章』。
海宝さんが出演されるのは初めてのこと。
1976年から連載されている少女漫画を原作にした作品で、
今年、再々演となります。

『アリージャンス〜忠誠〜』
3月12日から東京国際フォーラムホールCで上演予定。
URL: https://horipro-stage.jp/stage/allegiance2021/

『王家の紋章』
8月に帝国劇場で上演される予定。
URL : https://www.tohostage.com/ouke/

M:What Makes a Man
/ 『アリージャンス』ブロードウェイ・オリジナルキャスト盤より
M : 揺れる心 / 『王家の紋章』より
M : Someday / 海宝直人

staff| 23:00 | カテゴリー:

2021年02月12日

STAGE PIA WE/LIVE/MUSICAL #94 ゲスト:海宝直人さん!!

今週のゲストは、俳優で歌手の海宝直人さん!!

7歳でデビューした海宝さんは、
32歳にして25年のキャリアを誇ります。
今年は、出演作が続く予定で、
まずは先月出演されていた『イリュージョニスト』。
5年の準備期間で何度も壁にぶち当たりながらも、
コンサート形式での上演にこぎつけた今回の初演。
観劇した中井智彦は、
みんなが必死に取り組んでいるチーム一丸の強さが
客席にいても感じられたと言います。

25周年を記念した活動のひとつが
アルバム『Break a leg!』のリリース。
「みなさんに少しでも元気になっていただければ」という
思いを込めて制作したアルバムとのことです。

その一方で、シアノタイプというバンドでも活動。
オリジナル楽曲を演奏するバンドと、舞台を含み、
名曲を歌うソロが海宝さんのなかで両輪となっていて、
お互いに刺激しあっていると言います。

もうひとつうかがったのがロンドン・デビューの話。
2018年に『TRIOPERAS』という作品に出演されています。
村井邦彦さんの記念コンサートにゲスト出演したことが
ひとつのきっかけとなり、
ロンドンの制作者から声が掛かったとか。

同時期に渡辺謙さん、大沢たかおさん出演の
『王様と私』がウエストエンドで上演されていて、
観客をわかす2人の舞台に大いに刺激されたと言います。

本日OAした楽曲
M : Gethsemane / 海宝直人
M : 花色 / CYANOTYPE

staff| 23:00 | カテゴリー:

2021年02月05日

STAGE PIA WE/LIVE/MUSICAL #93 ゲスト:上田一豪さん!!

今週は、演出家の上田一豪さんがゲスト!!

ミュージカルの演出とはどんな仕事なのか。
まずは、根本的なところからお話をうかがいます。
脚本をどう立体化したら、より物語が伝わるのか、
そのためにキャスティング、スタッフは、どうするか。
それらをひとつにまとめて観客に届ける。
簡単に説明すると、そういう仕事だと言います。

そんな上田さんが影響を受けた、
演出家と作品をご紹介いただきました。
●マイケル・グライフ『ネクスト・トゥ・ノーマル』
彼が手懸けた作品の中に立ち込めている空気に
毎回色を感じることと、人間の内面にフォーカスした
作品を多く手掛けている点に惹かれると言います。
何のために音楽があり、その曲をなぜ歌うのか。
『ネクスト・トゥ・ノーマル』ではそこが
丁寧に描かれているとのこと。

●デヴィッド・ルヴォー『ルドルフ』
ウィーン版を演出したルヴォーが日本再演の際に、
自ら手掛けることとなり、その助手を担当したのが上田さん。
近くで接するなかで感じたのは、
美的感覚に優れているのはもちろん、
「人を動かすエネルギー」を持ち、
「俳優の心を自分のモノにする」、
そういった人間性にも感銘を受けたと言います。

作品名、キャストだけではなく、
今後、演出家の名前が観劇の動機になると、
もっと楽しみが広がるかもしれません。

上田さん演出、中井智彦が出演した
ミュージカル『Play a Life』の
アーカイヴ上映が2月9日まで行われる予定です。
会場は、イッツコム・スタジオ&ホール 二子玉川ライズ。
URL : http://www.tiptap.jp/TipTap_HP/PaL2021.html

0201_WLM_1b.jpg

本日OAした楽曲
M : スーパーボーイ・アンド・ザ・インヴィジブル・ガール
/ 『ネクスト・トゥ・ノーマル』オリジナル・キャスト盤より
M : 明日への階段 /『ルドルフ』ウィーン・キャスト盤より

staff| 23:00 | カテゴリー:

2021年 6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

バックナンバー

カテゴリー