今週のレジェンド・ミュージシャンは、若手ミュージシャン達が一堂に会したトリビュート・アルバムが間もなくリリースされる現役ジャパニーズ・バンド『ASIAN KUNG-FU GENERATION』
ゲストにはデビューからアジカンのジャケットデザインを手がけるイラストレーターの中村佑介さん、そして04 Limited SazabysのGENさんをお迎えしました。
GENさんがアジカンと出会ったのは中学二年生の時。当時パンク小僧だったというGENさん。「知的で不良じゃないんだけど訴えかけてる、こんなスタイルのバンドがいるんだ」と衝撃を受けたそう。「元気いっぱいだった中学時代に、悲しみだったり切なさの中の心地よさ、みたいなものを初めて教えてくれたバンド」その中でも一番好きな曲は「アンダースタンド」
中村さんは、アジカンがデビューする前、美大に通っていた頃、モデルをやってくれていた後輩のホンダくんがアジカンが好きで「中村さんの描いてる絵、ボーカルの後藤さんは好きだと思う」と後藤さんに持って行ってくれたそう。その後2年ぐらい経ってデビューするとき「描いてくれない?」と言われたそうです。
「今は、この絵を観たらアジカンのジャケットと解るけど、最初、自分の絵のタッチがアジカンに合うとは思わなかった。初期のジャケットほどギターやアンプなど楽器が出てくる。それを入れないとロック・バンドのジャケットだと解らないんだろうな」と思っていたそうです。
そんな中村さんがいちばん良く聴いたアルバムは「サーフ ブンガク カマクラ」ジャケットを描くために鎌倉に取材に行って、地元のおじいちゃんから昔の大仏さまのお話を聞かされ、あのジャケットが生まれたそうです。その中から「藤沢ルーザー」を選曲。
いまの若いバンドがアジカンから影響を受けてるところはどんなところ?という問いに中村さんは「アジカンの音源、ライブは余計なことをしない。4つの楽器がきちんと聴こえてくる。だから真似したくなる、オレにもできそうだな、と思わせる。でもなかなかできないんですよねー」と。実際に演ってみたGENさんは「難しいですねー、でもそれをオレにもできるかも?と思わせてくれるバンドはバンドを増やしますよね」と仰っていました。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのキャッチ・コピーを考えていただきました。
中村さんのASIAN KUNG-FU GENERATIONとは?
「国民全員の親戚のお兄ちゃんである」
GENさんのASIAN KUNG-FU GENERATIONとは?
「繋いでくれるお兄ちゃんである」
実際にお兄ちゃんのいる3人は兄弟の話でも盛り上がりました。
そして、お二人が最後の1曲に選んだ曲は「ブルートレイン」
■この収録は大手町パークビルディングで行なわれました。
PLAYLIST
ソラニン / ASIAN KUNG-FU GENERATION
アンダースタンド / ASIAN KUNG-FU GENERATION
荒野を歩け / ASIAN KUNG-FU GENERATION
未来の破片 / 04 LIMITED SAZABYS
リライト / ASIAN KUNG-FU GENERATION
藤沢ルーザー / ASIAN KUNG-FU GENERATION
RE:RE: / ASIAN KUNG-FU GENERATION
ブルートレイン / ASIAN KUNG-FU GENERATION
※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。
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