今週のレジェンド・ミュージシャンは『CAROLE KING』ゲストにはキャロル・キング ミュージカル「Beautiful」主演の平原綾香さん、 音楽ライターで「キャロル・キング自伝 ナチュラル・ウーマン」の翻訳を手がけられている松田ようこさんをお迎えしました。
平原綾香さんがキャロル・キングと出会ったのは、幼い頃。
「YOU’VE GOT A FRIEND」を聴いて歌詞に興味を持ったそう。“母に歌詞の意味を一行ずつ教えてもらって、すごくいい曲だな、泣ける曲じゃん”なんて子供ながらに思っていたそう。”楽しいときも、辛いときも心に寄り添ってくれる他にはない名曲”と仰っていました。
松田ようこさんは1972年から1976年、11歳から15歳の頃、ニューヨーク郊外のウエストチェスターカウンティで過ごしたそう。そのとき、ラジオから流れる「IT’S TOO LATE」がとても印象的だったと言います。男性に対して“もう私たちダメなのよ”みたいな大人の女性に憧れました。と仰っていました。
平原さんがいちばん好きな曲は「NATURAL WOMAN」。“最初、誰の曲なのかもわからなかった。「YOU’VE GOT A FRIEND」のような曲もつくれるし、「NATURAL WOMAN」のようなキャラが違う曲もつくれる。すごい振り幅だなと思った”と。それを受けて松田さんは“この曲はアレサ・フランクリンに唄ってもらう曲ということでゴスペル調のものをいろいろ聴いて、曲をイメージして、そこに男性(ジェリー・ゴフィン)が書いた歌詞なんです。ジェリー・ゴフィンの言葉の才能はすごいんです。ただのダメ男じゃないんです”と。笑
松田さんは1stアルバム「WRITER」に収録されている「UP ON THE ROOF」のセルフ・カヴァー・ヴァージョンがとても好きだそう。世の中に疲れたときに私を癒してくれる場所を歌った曲“くたくたに疲れて帰ってきたときは、新鮮な空気が甘い屋上にあがるのよ”というような歌詞。この曲をつくった当時は夫婦で疲れて帰ってきたとき、二人で屋上にあがっていたんだと思う。これが「WRITER」に収録されたときはもうシングル・マザーになっていて、疲れて帰ってきたとき、子育てにも疲れたけれども、子供たちと一緒に夜空を見上げている風景が歌われているような気がするんです“と。
まだまだ話の尽きないお二人。来週も引き続き『CAROLE KING』PART2 お送りします。お楽しみに!
■この収録は丸の内にあります「3×3 Lab Future」で行なわれました。
PLAYLIST
YOU’VE GOT A FRIEND / CAROLE KING
IT’S TOO LATE / CAROLE KING
(YOU MAKE ME FEEL LIKE) A NATURAL WOMAN / CAROLE KING
UP ON THE ROOF / CAROLE KING
私 結婚します / 平原綾香
MEDLEY: Take Good Care Of My Baby / It Might As Well Rain Until September / Go Away Little Girl / I'm Into Something Good / Hey Girl / One Fine Day / Will You Love Me Tomorrow / CAROLE KING
WILL YOU LOVE ME TOMMORROW? / CAROLE KING
※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。
番組への感想、メッセージ、取り上げて欲しいレジェンド・ミュージシャンなど是非お寄せください。メッセージはこちらから!
■平原綾香さんが水樹奈々さんとW主演を務めるキャロル・キングの半生を描くミュージカル「Beautiful」はこちら!
■松田ようこさんが翻訳を手掛けられた「キャロル・キング自伝 ナチュラル・ウーマン」はこちら!