2017.07.08 ON AIR
【Björk PART2】アーティスト、クリエイターの清川あさみさん、音楽ライターの新谷洋子さん登場!

今週のレジェンド・ミュージシャンは先週に引き続き『Björk』ゲストにはアーティスト、クリエイターの清川あさみさん、音楽ライターの新谷洋子さんをお迎えしました。

ビョークがシュガー・キューブスで初来日した時からライブを観ているという新谷さん。いちばん印象に残っているライブは2001年のヴェスパタイン・ツアー。“ストリングスとエレクトリックなビート、そして声。それだけの構成要素があれば成立するんだというすごくクリアに開けた気がします。古い曲もこの編成で改めてエッセンスを絞り込んで聴かせてくれて、あ、これがビョークなんだ。といちばんスーッと納得がいったコンサートでした。ビョークのライブはその都度編成も変わるし、その度に古い曲もアップデートされていて全く古く感じない。毎回彼女の歴史を俯瞰するような、毎回見せてくれる幅がひろがってゆく。人生が見えるようなライブ”だと言います。

ビョークのライブはまだ未体験という清川さんは“観たいけど、観ちゃいけないような気がするというか・・・まだ取っておこうかな・・みたいなところはありますね 笑” と。

ライブで聴くといい曲は?という問いに新川さんは『DECLARE INDEPENDENCE』“この曲はビョークが煽って参加を求めるアンセミックな曲で、ビョークと一緒に歌ってるって感じられる曲です。”と仰っていました。

アプリで作品をリリースしたり、VRを使ったり、最新テクノロジーを使うことによって音楽以外の世界にも表現が広がっていることについては、

“ビョークって新しいことをやらなきゃという使命感があるような気がする。新しい技術だけじゃなくて、古代からあるような手法や雰囲気みたいなものの点と点を繋いで行くような造り方をしている気がします。”と清川さん。

最新アルバム『ヴァルニキュラ』ではVRを使ったMVを展開していますが?

“このアルバムは長年のパートナーとの別れを赤裸々に綴った作品で、あまりにも生々しい事を書いているからこそいちばんリアルに曲を感じてもらえるVRにしたかったと言っているんですね。だから必ずしもテクノロジーが先じゃなくて、曲があって、それをいちばん自分が思った通りに受け止めてもらえる手法はなんだろう?と考えたときにVRに行き着いた。という考え方。だから新しモノ好きという単純な事ではないという感じ”と新谷さん

今後ビョークに期待することは?

“音が入らずに彼女の声だけで何かをするって言うのを聴いてみたい”と清川さん。
“ハッピーなアルバムを創ってほしい”と新川さん。

そんなビョークのキャッチ・フレーズを考えていただきました。

清川あさみさんのビョークとは?『ブラック・ホール』
“観るひと、聴いてるひと、すべてを巻き込んで引き込んでいく力がある大きな大きな穴”だと思う。

新谷洋子さんのビョークとは?『灯台である』
“ビョークって実際、もうすべてから切り離された存在で、自分だけの世界、自分だけのヴィジョンで音楽を創っていて、でも、彼女が照らす光を出すことによって他のひとたちに影響を与えたり、インスピレーションを与えたりっていうひとつの灯台の光ような存在”

最後の一曲は、
ビョークといえば自然というのが大きなキーワード。その中でも海に捧げた曲『OCEANIA』


■この収録は、新丸ビル7階「マルノウチハウス」で行なわれました。

■清川あさみさんの絵本展『ココちゃんとダンボールちゃん展』の詳しい情報はオフィシャル・サイトへ!

PLAYLIST

DECLARE INDEPENDENCE ( LIVE ) / Björk

MOON / Björk

STONEMILKER / Björk

HUMAN BEHAVIOUR / Björk

HYPER BALLAD / Björk

OCEANIA / Björk


※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。
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次回のレジェンド・ミュージシャンは、今年デビュー35周年を迎えるレジェンド・バンド『BOØWY』。ゲストには津田大介さん、ONIGAWARAの竹内サティフォさんをお迎えします。このお二人がどんな熱いトークを繰り広げるのか!?お楽しみに!