今週のレジェンド・ミュージシャンは、『LINKIN PARK』。ゲストにはロック・ジャーナリストの有島博志さん、go!go!vanillasの柳沢進太郎さんをお迎えしました。
当時、レコード会社の担当者からCD-Rを渡されてはじめてリンキン・パークを聴いたという有島さん。「Papercut」と「One Step Closer」の最初の2曲で十分だった。”これはヤバい、アメリカから凄いのきた”と。非常に計算されていて解りやすいんですよね。それと歌詞ですね。口汚い言葉がひとつも使われてなかった。でも日本での発売はアメリカでのチャート・アクションを見てからということで、すぐには発売されなかった。”なんでこれ出さないの!?”と当時の洋楽部のトップのかたに毎月”リンキン・パークを出せ!”と電話したそう。
柳沢さんの出会いは「YOU TUBE」。当時好きだったSum 41とかポップ・パンクみたいなのを聴いていたとき関連動画で出てきたリンキン・パークの「FAINT」と出会った。そのMVがカッコイイ事に振り切っていた。感情をMVで表すって凄く難しいと思うんですけど、それが詰まっていた。バンドを始めていたので”この感じをやりたい!”と思ってハマったそう。
メタル、ハード・コア、インダスダストリアル、ヒップ・ホップ、いろんな音楽から影響を受けているけれども、その継ぎ目が見えない。そこが非常に計算されている。曲を3分前後で創ってるのも解りやすく覚えやすい。マイク・シノダのラップとチェスターのヴォーカルのコラボレーションが曲にのせた時にどういうサウンド・コントラストとして聴くひとに響くか絶対に考えてるはずなんですよ。若いバンドでこれだけ求心力を出せたっていうのは本当に凄い。と有島さん。
そんな有島さんが改めて聴いて欲しい楽曲は「POINTS OF AUTHORITY」リンキン・パークが持っていたロックとヒップ・ホップのコラボレーションで、凄く心に残って、フレーズがずっと頭の中でリフレインするぐらい強烈な曲。
柳沢さんが感じるリンキン・パークの魅力は、デビュー・アルバムの「Hybrid Theory」というタイトルを見たとき“俺たちはずっと変わり続けるよ”という宣言に聞こえた。ジャンルに縛られないでやっていくこと。その時々でやりたい事が変わるのって当たり前だし、考え方って日々変わっていくものだから、それを自分たちで最初のアルバムにタイトルとして付けちゃうっていうのは素晴らしい。と仰っていました。
まだまだ続く『LINKIN PARK』の熱いトーク。 来週もお楽しみに!
■この収録は丸の内にあります「3×3 Lab Future」で行なわれました。
PLAYLIST
PAPERCUT / LINKIN PARK
FAINT / LINKIN PARK
THE CATALYST / LINKIN PARK
NUMB/ENCORE / LINKIN PARK & JAY-Z
POINTS OF AUTHORITY / LINKIN PARK
SOMEWHERE I BELONG / LINKIN PARK
※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。
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