今週のレジェンド・ミュージシャンは、『サザンオールスターズ』。ゲストには音楽評論家の萩原健太さん、アーティストのトミタ栞さんをお迎えしました。
デビュー前にサザンのメンバーだったこともある萩原健太さん。
「勝手にシンドバッド」でデビューが決まったとき“コレじゃダメだ”と思っていたそう。彼の本流はソウルフルでメロウですごい良い曲を書く。友達の間ではそういう面の評価が高かった。売れなかったら一発屋にもなれずに終わるんじゃないかと、目一杯応援しなくちゃいけないとライブでもなんでもみんなで詰めかけて応援した。”そうこうするうちに夜のヒットスタジオをきっかけに売れたんですよね。その後「いとしのエリー」が出て、桑田さんはメロウないい曲を書くというのが広まってくれて「C調言葉にご用心」が出たとき、よしコレで大丈夫だと思った”と仰っていました。
ご両親がサザンの熱狂的な大ファンで、生まれる前から聴かされ続けていたというトミタ栞さん。“音楽といったらサザン。家族の旅行といったらサザンのライヴ。実家がラーメン屋さんをやっているんですけど、お店を休むときはサザン日という看板を掲げてラーメン屋さんを休むんです。小学校のとき、「自分の名前の由来を親に聞こう」という宿題があったんです。そのときは違う理由を言われたけど、兄の名前は佳祐、犬の名前はチャコ、そして私は栞。曲名だなと確信しました。でも凄くいい曲なので感謝しています”と。
萩原さんは“初期のころの桑田さんは日本語の歌詞なのに発音で歪められていくスリリングな感じをたくさん提供してくれている。日本語を響きとして解体することによっていろんなミュージシャンに影響を与えた。他の人たちが影響を受けてやり出した頃には違う地点にいて日本語の響きを新しくどうしたら自分のサウンドの中でいちばん良いのかを考え出していたところがカッコイイなと思う”と。
トミタさんが歌詞でいちばん好きなのは「彩 〜Aja〜」“サビの歌詞が凄くきれい。同じひとが書いたとは思えない幅広さに感激でした”と。
萩原さんは“キラーストリートの頃には書く世界が変わってきたんですよね。年齢を重ねないと書けない世界観があったりいろんな可能性が詰まっていたアルバムという気がします”と仰っていました。
まだまだ盛り上がるサザン・トーク来週もお楽しみに!
■この収録は大手町ビルで行なわれました。
PLAYLIST
希望の轍 / サザンオールスターズ
勝手にシンドバッド / サザンオールスターズ
栞のテーマ / サザンオールスターズ
奥歯を食いしばれ / サザンオールスターズ
マンピーのG☆SPOT / サザンオールスターズ
I AM A PANTY(Yes, I am) / サザンオールスターズ
彩 〜Aja〜 / サザンオールスターズ
※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。
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