今週のレジェンド・ミュージシャンは『サザンオールスターズ Part2』。ゲストには音楽評論家の萩原健太さん、アーティストのトミタ栞さんをお迎えしました。
今週はライヴの話から。
萩原さんがいちばん忘れられないライヴは、藤沢青少年会館の会議室で地元の友達が集まって演っていたコンサート。“桑田佳祐とサザンオールスターズを初めて観て、オリジナル曲のクオリティの高さ、ブルージーな声、本当にびっくりしました。あの時のショック以上のものはデビューしてからは感じてないんですよ。茅ヶ崎に背をむけての柔軟な曲づくりのセンス。いちばんショックを受けたのはそこかな?”と。
トミタさんの印象的なライヴはキラーストリートのツアー。そのツアーは家族で何度も観たそう。“でっかい風船が割れて中から小さい風船が何万個も出てくるロックンロール・スーパーマンの演出が大好きだったんです。子供ながらに一気に好きになって、いまでも大好きな曲です。いつかあんな大きなステージで派手な演出のエンターテイメントショウをやってみたい“と仰っていました。
サザンも含めて色んなバンドを観てきている萩原さんに“この曲があったからいまの日本の音楽シーンはこうなっているな”って思うサザンの曲は?との問いに。“勝手にシンドバッド。作詞というのはこうあるべき、作曲というのはこうあるべき、歌い方というのはこうあるべき、というたくさんの常識に縛られなくていいんだ。ということを証明してみせた曲だと思うんですよね。あの曲でデビューしたことがサザンオールスターズにとっても、日本のシーンにとってもとても大きくて。あの曲の中にあるいろんな要素をいろんなアーティストがいろんな形で少しずつ受け継ぎながらシーンを大きくしている感じがするんです”と仰っていました。
サザンオールスターズのキャッチコピーを考えていただきました。
トミタ栞さんのサザンオールスターズとは?「繋ぐ」
“自分が生きてきた中で記憶を繋いでいったり、家族、絆、縁、いろんなものを繋いでくれている方。”
萩原健太さんのサザンオールスターズとは?「I AM A PANTY」
“みんなパンツは履いてるけど、だれも履いてると意識しない。最初はなかったんだけど、今はあって当たり前。それがないと暮らせないし、ない社会は考えられない。サザンはパンツです。”
キャッチコピーを受けて最後の一曲はアルバム「葡萄」から
「はっぴいえんど」で締めくくられました。
■この収録は大手町ビルで行なわれました。
PLAYLIST
みんなのうた / サザンオールスターズ
茅ヶ崎に背をむけて / サザンオールスターズ
ロックンロール・スーパーマン〜Rock'n Roll Superman〜 / サザンオールスターズ
忘れられた BIG WAVE / サザンオールスターズ
神の島遥か国 / サザンオールスターズ
いとしのエリー / サザンオールスターズ
はっぴいえんど / サザンオールスターズ
※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。
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■トミタ栞さんのライヴ、舞台の詳しい情報はオフィシャルサイトへ!