今週のレジェンド・ミュージシャンは引き続き『YUKI』のPart2。
ゲストには、いきものがかりの水野良樹さん、そして、the peggiesの北澤ゆうほさんをお迎えしました。
『うれしくて抱き合うよ』というフレーズがすごく大好きで。と話す水野さん。
「この言葉で表そうとしてる感情ってこのフレーズじゃないと言えないんじゃないかなって思うんです。好きだよ、愛してるよっていう言葉は男女の愛なのか親子の愛なのか、いろいろ変換できるけど、うれしくって抱き合うよで表現している何かの感情はこのフレーズでしか言えないような気がする。YUKIさんの歌詞って説明ができない言葉が多いような気がしていて、構成がしっかりしているとか時系列が整ってるとかそういうのじゃなくて、感情が飛び交うような、ボールをどんどん投げられて、でもあの声で歌われるとスッと心の隙間に入ってくるという不思議な歌詞なんですね。でもしっかり歌詞を読んでみるといったいどういうことなんだろうって抽象的な場面がすごく多いんだけど、あの声で聴くとなんか説得力がある。不思議ですね」と。
北澤さんの好きな歌詞は『相思相愛』に出てくる「相思相愛の理想型はえぐって暴いても美しい詩だったよ」という歌詞。「YUKIさんの強さとか優しさの同居具合がこの歌詞から感じられるなぁって。あとは潔さとか覚悟をすごく感じますね」と。
「何人も何人もあの背中を追いかけて音楽をスタートして途中で倒れてしまった人もたくさんいるかもしれないけど、自分なりの道を築いていった人達も含めて多くの女性シンガーを生んだと思います。YUKIさんが居てくれたからこそ生まれていったミュージシャンはたくさんいるんじゃないかと思います。」と水野さん。
「アイドルとか男性から見た女性の偶像とか、そういう意味での女性像じゃなくて、女性然とした、女性でもあり女の子でもある表現をストレートにしてくれたのが、私たちの世代にとってはすごく大きな影響があったんだと思います。」と北澤さん。
さらに水野さんんは「女性しか持ち得ないものっていうのがそこに出てるからこその素晴らしさっていうのがあると思っていて、男性の自分には書けない、わからない性だったりとか女性の描く女性像であったりというのがにじみ出てる気がして、それこそがYUKIさんの圧倒的なカリスマ性なのかなと思ったりします」とおっしゃっていました。
お二人の考えたYUKIさんのキャッチフレーズ。
水野良樹さんのYUKIとは「YUKI」である。
「なんかもう言い換えられないなぁと思って。だからそれがいちばん合うんじゃないかと思います」
北澤ゆうほさんのYUKIとは「永遠の女の子である」
「大人になってるのに儚さみたいなものがずっとある。浮遊感みたいなものに魅力があるんだと思います」
最後は今回のYUKIさんを象徴する最後の一曲「Home Sweet Home」で締めくくられました。
■この収録は丸の内にあります「3×3 Lab Future」で行なわれました。
PLAYLIST
ドラマチック / YUKI
ティンカーベル / YUKI
相思相愛 / YUKI
うれしくって抱きあうよ / YUKI
I 御中〜文房具屋さんにあった試し書きだけで歌をつくってみました。〜 / the peggies
Home Sweet Home / YUKI
※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。
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■水野良樹さんの「TARIKI HONGAN LIVE 2」の情報はオフィシャルサイトへ!
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