今週のレジェンド・ミュージシャンは、『Wham! & George Michael』。ゲストにはノーナ・リーヴスの西寺郷太さん、そしてLiLiCoさんをお迎えしました。
LiLiCoさんとワム!の出会いはスウェーデン時代。子供のためのディスコ、クナッテ・ディスコで曲は聴いていたけど、特にワム!が好きなわけではなかったそう。ワム!を意識したのはスウェーデンでクリスマス前に放送されているテレビドラマ。「そのドラマの中で、すごく可愛い女の子が“Wake Me Up Before You Go Go”を歌っていたんですよ。もちろん曲は知っていたけど、彼女の可愛らしさに“かわいい!”ってなって、ワム!の曲も聴けば聴くほどやっぱりこの曲最高にいいなって、そこからどんどん曲以外にもセックス・シンボルとしてのジョージ・マイケルにも惚れるようになりました。付き合えるんじゃないかな?って思えるぐらい好きでした」
西寺郷太さんとワム!の出会いは9歳。当時はヨーロッバのアーティストが日本のCMに出演することが多かったそうで、ワム!はマクセルのカセット・テープのTVCMに出演。そのとき使われていた”Bad Boys”と出会ったそうです。「ワム!ってデビューは割と早く決まってたんだけど、最初の契約がすごい変な契約で、レーベルと戦ってるあいだに人気が出てきちゃって、変な契約のまま出したのが「Fantastic」っていうファーストアルバムだったんです。最終的にはアメリカのCBSが絶対スーパースターになるって思ったからスーパーパワーでワム!を守るために作ったのが次のアルバム“Makw It Big”。その後はWake Me Up Before You Go-Go、Careless Whisper、Last Christmasと立て続けにヒットを飛ばして勢いが半端なかったですね」 と。
LiLiCoさんが”Last Christmas”と出会ったのはやはりスウェーデン。「このMVは最高ですね。赤いコートの女性は自分に入れ替わっていた(笑)若い頃って、こういうMVの切ないストーリーとかを観て、どうやって物語をビルドアップするのかを勉強したんだと思うんですよ。だからもちろんハッピーエンドの映画も好きだけど、なんか訳ありな映画の方が好きなのはこういうものから覚えたんでしょうね」とおっしゃっていました。
西寺さんは、「これジョージ・マイケルがシンセサイザーをひとりで演奏してるんですけど、ドラムのサウンドに注目して聴いて欲しいですね。ドラムマシーンのパターンが割と不思議なリズムのパターンになってて、普通に4回とか8回であるパターンがくるのではなく、いい意味で不規則な感じでドラムが入ってくるんですよ。それも飽きさせないスパイスになっているんですよ」と。
そして、その後のジョージ・マイケルのソロの中からLiLiCoさんの一押しの曲は「Careless Whisper」。「MVもワム!の時代には物語がついたり、踊ったりって激しいものが多かったけど、そういうのじゃなくて、ただ歌ってるだけ。だから余計にハートにストンと入ってきましたね。」とおっしゃっていました。
西寺さんがいま入門編として聴いてほしいアルバムは『Listen Without Prejudice』。「生演奏のジョージマイケルの素晴らしさ。あんまり伝わってないけど、いまの若いひとはここから入っても、いいなって思うと思うんですよ。あえていまSuchmosとかジャミロクワイとか好きな90‘sからハマってるよ、っていう人には80’sのアルバムよりこのアルバムのほうがいいじゃんって思えるかもしれないですね」とおっしゃっていました。
まだまだ続く『Wham! & George Michael』来週もお楽しみに!
■この収録は新丸ビル7階(marunouchi)HOUSEで行なわれました。
PLAYLIST
Wake Me Up Before You Go Go / Wham!
Bad Boys / Wham!
Last Christmas / Wham!
Faith / George Michael
Cowboys and Angels / George Michael
Careless Whisper / George Michael
※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。
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