今週のレジェンド・ミュージシャンは、『安室奈美恵』。ゲストには音楽プロデューサーの今井了介さん、モデルでタレントの三原勇希さんをお迎えしました。
2001年に小室哲哉さんプロデュースから離れ、その後、今井了介さん、ZEEBRAさん、VERBALさんらとのスペシャル・プロジェクト“SUITE CHIC”に参加した安室さん。今井さんは当時の印象を「なにをチョイスしてゆくべきなのかというのを凄く悩まれたり、模索してたのかなぁという印象を受けました」と。安室奈美恵という名前を出さなかったことについては「今でこそ顔を出さない覆面ユニットの手法ってたくさん使われてると思うんですけど、当時の日本でははしりだったのかな。名前は出てないけど、日本国民の全員がどこかで聴き馴染みのある声なんですよ。そういうゲリラ的な仕掛け方にもこだわった。それゆえに彼女も新しいことにすんなりチャレンジし易いドアが開いた感じはあるのかなぁという気はします」とおっしゃっていました。
音楽よりファッションから入ったという三原さん。「いちばん安室さんに憧れたときって中学生とかで、ファッション誌を読みあさってた時期だったんです。本当にカワイイし、おしゃれだし、アムラーと呼ばれる厚底ブーツにミニスカートの頃より少し後だと思うんですけど、ダメージジーンズにラインストーンのついたタンクトップ、巻き髪にハットっていうのが凄くカッコ良くて」と。音楽については「最初は母が歌っていたCAN YOU CELEBRATE?で安室さんの曲を知ったんだと思います。幼いながらに“今夜からはどうぞよろしくね“という歌詞が口語ですごく印象に残ってます。もともとダンスをやっていてR&Bやヒップホップやレゲエが好きだったので本当に憧れでした」とおっしゃっていました。
「カリスマ性みたいなのは確実にあるなと。顔が小さい。バランスが素晴らしい。衣装をお召しになったときのスッとね格好がつく感じとか。ステージで歌もダンスも始まる前でも惹き付けられるのに、さらに踊れて歌えて、素敵な曲に恵まれててっていうのはもうね。もともと持ってるカリスマ性はもちろんあるんだけども、ご本人のたゆまぬ努力とか。でも努力しているところは見せてもらったことはないですね。そういう意味ではそういうところを見せないのがカリスマの所以なのかな?」と今井さん。
「やっぱりいつも安室さんだなぁと思わせるスタイルが常に25年間必ずあった。そしてちゃんと時代に乗っていっている。プライベートをあまり見せないからかもしれないけど、パフォーマーに徹している安室さんがどんな曲を歌っても、それが安室さんの言葉として響いてくる。同じ女性としてカッコイイ。媚びないカッコ良さ。こんなに可愛らしいのに発信するのもはすべてカッコイイ。女性の弱さや小悪魔っぽさみたいなものをあまり感じない。いちばんのおすすめは「BABY DON’T CRY」なによりミュージック・ビデオがカッコイイ。ただ歩いてるだけで可愛い。衝撃的でした」と三原さん。
「25周年でしょ。いわゆる転換期と言われたのが2001年。小室さんのヒットは凄いんだけれども実は短いんです。そのあと彼女がトップであろうとするためにあがいたり、悩んだりした時期とかもたくさんあったと思うんですよ、でもずっとトップで居続けたってことはやっぱりたゆまぬ努力と工夫と創作の創意をしてきたはず」と今井さん。
まだまだ続く安室ちゃんトーク。来週もお楽しみに!
■この収録は大手町エリアにありますサービスレジデンス『アスコット丸の内東京 』で行なわれました。
PLAYLIST
TRY ME〜私を信じて〜 / 安室奈美恵
GOOD LIFE / SUITE CHIC
CAN YOU CELEBRATE? / 安室奈美恵
Dr. / 安室奈美恵
Dreaming I was dreaming / 安室奈美恵
Baby Don't Cry / 安室奈美恵
Hero / 安室奈美恵
※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。
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