2018.02.03 ON AIR
【くるりPart2】Homecomingsの畳野彩加さん、 音楽ジャーナリストの柴那典さん登場!

今週は、『くるり Part2』。ゲストには京都を拠点に活動するHomecomingsから畳野彩加さん、そして、音楽ジャーナリストの柴那典さんをゲストにお迎えしました。

お二人とも学生の頃に京都という街に住んで、柴さんはそこで音楽ジャーナリストを志し、畳野さんはそのまま京都をホームにしてバンド活動をされています。

「常に京都とくるりっていうのは繋がってる気がしていて、別に見ないふりはしてないんですけど、見ないふりをしててもたぶん入ってくるぐらい、それぐらい大きい存在ですね。」と畳野さん
「今ちょっと日本語曲に興味があって、自分が好きな日本語曲をばーっと聴いてて、やっぱり自分がしっくりくるのが“くるり”だった。聴き直してみていまグッとくるアルバムは『アンテナ』。もともと好きなアルバムだったんですけど、この時期のドラムのクリストファーが大好きで、この時期のドラムが大好きでライヴ映像なんかもずっと観てて思い入れがある」とHOW TO GO を選曲。

「ロックバンドのメンバーチェンジ、脱退とかってやっぱりすごくネガティブに捉える人って居るんですけど、くるりの場合は変わってなんぼ。“つぎは誰がどんな刺激をもたらしてくれるんだろう”みたいな風に捉えるようになった。そういう意味でバンドとして新しいって言うか、日本ではなかなか無いスタンスで活動してきたなと思います」と柴さん。
まだあまり“くるり”を知らないという人のために、このタイミングで一曲届けるとしたら『バラの花』。「単純に良い曲っていうのはもちろんなんですが、たくさんの人がカバーしている。矢野顕子さんとか色んなミュージシャンの方が歌い継いでいる日本語ロックのスタンダードになっていると思います」と。

「やっぱり私は岸田さんの声が大好きなので、強くて優しくて、聴き入ってしまうあの声にすごく魅力を感じますね。どんな曲にも岸田さんの声が乗ることによって、どうやっても“くるり”になる。ほんとに凄いことだと思います。」と畳野さん。

「くるりって旅に合うし、人生のターニングポイントにすごくぴったりくる曲が多い。音楽的にもどんどん新しくなってるし、歌詞にも、変化するとか、別れる、出会う、そういうモチーフがたくさんあるバンドだと改めて思いますね」と柴さん。

今後のくるりに期待することは?
「えっ?!って思わせて欲しいです」と畳野さん。
「岸田繁さんはくるりだけじゃなくて表現の幅、アウトプットがどんどん広がってると思うんです。だから、ぜんぜん予測もつかなくて“驚かせてほしい”そういう期待がありますね」と柴さん。

くるりのキャッチコピーを!
畳野彩加さんのくるりとは?『京都である』
「大きい存在すぎてそれ以外考えられないです」

柴那典さんのくるりとは?『すごいバンドである』
「デビューシングル『東京』の帯に“すごいぞくるり”って書いてあったんです。その後いろんな風に変化して、いろんなバンドになりましたけど“すごいぞくるり”っていうのは、どの時期にも当てはまる。そこだけは変わってないのでどんなキャッチコピーを考えても最初のキャッチコピーにはかなわないんですね。もうお見それしましたっていう意味で『くるりとはすごいバンドである』としました」

最後の一曲は、おふたり共にここ数年でいちばんびっっくりした、意表をつかれた曲『Liberty&Gravity』で締めくくられました。



■この収録は丸の内にあります「3×3 Lab Future」で行なわれました。

PLAYLIST

HOW TO GO / くるり

ばらの花 / くるり

ワールズエンド・スーパーノヴァ / くるり

男の子と女の子 / くるり

カントリーロード / 平賀さち枝とホームカミングス

Liberty&Gravity / くるり



※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。


■ホームカミングスの詳しい情報はオフィシャルサイトへ!


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