今週のレジェンド・ミュージシャンは『Whitney Houston Part2』ゲストには、ゴスペラーズの村上てつやさん、そして、女優でシンガーの新妻聖子さんをお迎えしました。
村上さんが最初にホイットニーのライヴ映像を観たのは、88年のグラミー賞のオープニングで『I Wanna Dance with Somebody』を歌うホイットニー。生でナレーションが入って、2〜3回衣装替えをして、途中でダンサーとキメキメの踊りがあって、ミュージカルのような演出を観て、究極のパフォーマンスだと思ったそう。
「全盛期の音源とか映像を観ると、顔が美しいとかスタイルが良いとか、歌唱力があるとか、スターの一家に産まれる、売れるとか、いろんな奇跡がひとりの人にこんなに降りかかることってあるんだなって思いますね。眩すぎて旬のスターが放つオーラっていうか、総合力の高さがぶっちぎりスターだなっていう圧倒される感じがあります」と新妻さん。おすすめしたい曲は『Greatest Love Of All』「これもカバー曲なんですけど、ホイットニーが歌うとこんなに歌姫感出ますよっていうお腹満たされ感がある」
「ホイットニー聴いてると何が凄いって、地声と裏声の切り替えが凄い。表現のために声色を変える。簡単に言うと裏声初心者は、だいたいは高さに対して裏声でいくかいかないか決める。彼女は一回上にあがってから下がってくる下降ラインで裏声を使ったりする。同じメロディでも表でストンと入るときと、繰り返されるときには裏声で6割ぐらいの強さで入ってくるとか、特にサビにくるまでのバースの部分での声のポジションの切り替えで飽きさせないっていうテクニッックはもの凄いと思う」と村上さん。
そして「ブラック・ミュージックでワールドワイドに売れたことで、それまでブラック・ミュージックを聴いたことがなかったひとが、自分でも歌えるかもしれないとか、この部分なら歌えるかもしれないとか、世界の歌のレベルを上げたんだと思いますね」とおしゃっていました。
新妻さんは「アラサー、アラフォーの人達にとって洋楽ディーバと言ったらホイットニーがまず筆頭に挙がるでしょうし、アイドル的な実力派シンガーという意味で、日本人がカラオケで洋楽を歌うきっかけにもなったのかなとも思う」とおっしゃっていました。
ホイットニーのキャッチ・コピー
村上さんのホイットニー・ヒューストンとは『永遠のアイドル』
「無条件に好きだっていうことですよね。それってアイドルって言葉でいいんじゃないかな」と。
新妻さんのホイットニー・ヒューストンとは『歌う喜びを教えてくれる スーパー・アイドル・ディーバ』
「今日、村上さんのお話を聴くまえだったらスーパー・ディーバにしてたと思うんですけど、結局これだけ人を夢中にさせる、無条件で人が熱狂するってどういう現象かなと思ったら、やっぱりアイドルなんです」と。
最後の一曲はラスト・アルバムから『I Look To You』で締めくくられました。
■この収録は丸の内にあります「3×3 Lab Future」で行なわれました。
【番組オリジナルステッカーを5名の方にプレゼント!】
番組を聴いての感想、取り上げて欲しいレジェンド・ミュージシャンのリクエストも是非書いてこちらからご応募ください!
PLAYLIST
I Wanna Dance with Somebody / Whitney Houston
Greatest Love Of All / Whitney Houston
How Will I Know / Whitney Houston
I Have Nothing / Whitney Houston
ヒカリ / ゴスペラーズ
I Look To You / Whitney Houston
※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。
■ゴスペラーズの詳しい情報はオフィシャルサイトへ!
■新妻聖子さんの詳しい情報はオフィシャルサイトへ!