今週のレジェンド・ミュージシャンは『BON JOVI』ゲストには、BON JOVIをカバーしたバンドでヴォーカルを務めていた鮎貝健さん、そして、ツバキハウスでリッチー・サンボラのモノマネをしていたという雑誌「BURRN!」編集長 広瀬和生さんをお迎えしました。
鮎貝健さんがBON JOVIと出会ったのは中学生のころ。
「最初どこで聴いたか定かではないんですけど、夜明けのランナウェイのイントロのキーボード、あれで電気が走ったのを覚えています。あとね、縛り付ける何かから逃げるRUNAWAYというワードが、なにか重なるものがあった」と。
「ぼくも最初に聴いたのはRUNAWAYで、当時大学生でメタルが大好きだったので伊藤政則さんのラジオを聴いてたんです。そこではじめて聴いたのがRUNAWAY。これは凄いと。やっぱりイントロですね。ロック史上に残るすばらしいリフ、そしてジョンの歌い方、スリリングな展開、完璧な曲だと思いましたね」と広瀬さん。
「当時、ヘヴィメタルがグっときていて、ブリティッシュのジューダス・プリーストやアイアン・メイデンとかを聴いていたんです。アメリカからはモトリー・クルーやラットが出てきてたんですが、彼らとは違う親しみやすさがありながら、普通のアメリカン・ロックとは違うハードロックらしさがあるというバンドは当時あまりなかったですね」と。
鮎貝さんの好きなアルバムはセカンドの『7800° Fahrenheit』。「メタル色のあるアルバムだったと思うんです。ビギナーのぼくには“これがメタルか!”と。キャッチーさもあって、日本への愛を込めた『TOKYO ROAD』という曲もある」と。
「やっぱりね、いち早く伊藤政則さんが押して、日本ではファースト・アルバムが売れたんで、彼らは日本に対する特別な思いっていうのはありましたね。」と広瀬さん。
そんな広瀬さんがいちばん好きなアルバムは『KEEP THE FAITH』。アメリカのレコード会社がそれまでのハードロックやヘヴィメタルと呼ばれてたのバンド達を切って淘汰され、BON JOVIにとっても逆風だった時代。「なんですけどね、その時代に出されたこのアルバムは、ぼくは本当に素晴らしいアルバムだと思って、これは売れなきゃウソだろうと思ったんですね。実際良い曲もたくさん入ってる。結局、全米チャートでも5位まで登ったんですね。それでダブルプラチナは穫った。だからBON JOVIはまだまだ衰えてないなと思わせたアルバムでしたね」とおっしゃっていました。
まだまだ続く『BON JOVI』来週もお楽しみに!
■この収録は、大手町パークビル内 「三菱地所の新オフィス」で行なわれました。
PLAYLIST
RUNAWAY / BON JOVI
IN THESE ARMS / BON JOVI
TOKYO ROAD / BON JOVI
BAD MEDICINE / BON JOVI
I’LL SLEEP WHEN I’M DEAD / BON JOVI
YOU GIVE LOVE A BAD NAME / BON JOVI
※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。
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