今週のレジェンド・ミュージシャンは『BON JOV Part2』ゲストには鮎貝健さん、そして、雑誌「BURRN!」編集長 広瀬和生さんをお迎えしました。
広瀬編集長が直接インタビューしていちばん印象に残ってるのは、バンドとしてのBON JOVIというよりもJON BON JOVIがソロで1997年に2枚めのソロアルバム『Destination Anywhere』を出したとき。「NYに取材に行ったんですね。そのタイミングは1時間ぐらいの造り込んだビデオクリップを撮っていたんですけど、そのロケ現場で、ジョンは結構イライラした感じだったんです。でも“日本からBURRN!の編集長が来てるよ”って話を聞かされたジョンが、それまでの渋い顔からニコッっと笑ってこっち見て“HI!”ってすごいキラキラっと歯が光る感じの笑顔で”ちょっと待ってね、撮り終わってからやるから“って言われて、楽屋になるようなツアーバスの中だったら二人になれるから、そこでインタビューやろう”って言われたんです。ここ入っちゃっていいの?みたいなね(笑)もうね、すごく豪華でしたよ。やっぱりお金持ちだなぁって。本人は非常にフレンドリーなんですよね。だからやっぱりスターになってもこの人は変わらないんだな、素朴な人柄というのは今でも持ってるんだなと思いましたね」とおっしゃっていました。
鮎貝さんは「インタビューとかいろいろ読ませていただいて、ジョンがメッセージを発信する時って、向けてるのは常にキッズなんですね。絶対その目線は守ってる。自分がキッズのままで居られるというか、居させてくれる。やっぱりロックン・ロールとかエンタテイメントっていうのは少年心に投げかけてるものだというのを、ジョン自身がすごく意識してるところなんじゃないかなと思うんですよね」と。
「80年代出てきた時からなんですけど、アメリカン・ハードロックの王道を堂々と歩むことのカッコ良さ、照れずに王道を歩む。これは本当にカッコイイことなんだ!という事を強烈に示しましたし、それが人々の心を打つんだな、ということを証明した。いろんなタイプの音楽がアメリカのメインストリームでは出てきますけれども、でもやっぱりこの手のものというのは絶対廃れないという象徴として、今も活躍し続けていると思いますね」と広瀬さん。
「中学のときに、夜明けのランナウェイのイントロを聴いたその瞬間から今日に至るまで、第一線でやり続けてくれているということがすべての証明というか、自分も正しかったんだなって思わせてくれる。そしてその都度、新しいアルバムから代表曲をちゃんと残してますからね」と鮎貝さん。
そんなBON JOVIのキャッチ・コピーをつけていただきました。
鮎貝健さんの『BON JOVI』とは…「永遠のRUNAWAY」
「いろんな意味でずっと走り続けているジョンの姿というかね、一緒に駆け抜けてくれてありがとう、いつも引っ張ってくれてありがとう。という気持ちを込めて、永遠のRUNAWAY」
広瀬和生さんの『BON JOVI』とは…「アメリカの良心」
「音楽的なことだけじゃなくて、例えば9.11があった後とかのジョン・ボン・ジョビの動きとかもいろいろ考えたときに、全部ひっくるめて「アメリカの良心」というイメージなんです。いろいろネガティブになる瞬間って人生ありますけど、ボン・ジョビって基本的にポジティブなんですよね。ここが彼ららしさだなぁと思いますね」と。
そして選曲会議の結果、最後の一曲は『ALWAYS』をお送りしました。
■この収録は、大手町パークビル内 「三菱地所の新オフィス」で行なわれました。
PLAYLIST
HEARTS BREAKING EVEN / BON JOVI
DRY COUNTY / BON JOVI
LIVIN’ ON A PRAYER / BON JOVI
IT’s MY LIFE / BON JOVI
ROLLER COSTER / Bon Jovi
ALWAYS / Bon Jovi
※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。
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