今週のレジェンド・ミュージシャンは『PRINCE』ゲストには、イラストレーターの安齋肇さん、シアターブルックの佐藤タイジさんをお迎えしました。
安斎さんとプリンスの出会いは78年〜79年頃。「最初”ForYou”か何かのMVだったと思います。どうってことなかったですね。インパクトないんだなぁこれが」と。
「ショックだったのは、その後パープル・レインのプロモーションも含めて、テレビ番組11PMの中で現地リポートした映像が流れたんです。それが凄かった!ギターを抱えたプリンスがスピーカーの上に乗って、ギターのネックを扱くんです。そうするとそのネックの先から水がピューっと(笑)それをお客さんにブワーってかけて、凄えっすよ、ベッドの上だったりそういうような、まるでライヴとは思えないような映像を観たとき“ついていこう”と思いました(笑)」と。
そんな安斎さんが好きなアルバムは『Around the World in a Day』
「このアルバムはいろんな録音的なことを試してたり、ジャケットも変則的なジャケットで、似顔絵のようであって似顔絵ではない、それぞれのキャラクターのイメージってやつですかね」とイラストレーター目線から見てもアートワーク含めて「グッときた一枚だった」とおっしゃっていました。
佐藤タイジさんがプリンスと出会ったのは小学生の頃。アメリカに留学していたお姉さんのお土産で『1999』のカセットテープをもらって聴いたのが最初だそう。「1999はジャケットに顔がない。音だけで入って、ファンキーだけどちょっとテクノ入ってるし、ロックっぽいし、ベッドでギシギシ鳴ってて(笑)、なんだこれ!って盛り上がっちゃって、プリンスってヤバイってなって、しばらくしたら『パープル・レイン』出てくるでしょ、それでもう決定的でしたね」と。
「スタジオに引きこもって、もの凄い勢いで音を詰め込む。結果、最後はすごいシンプル。黒人の文化そのものをひっくるめて、自分のところでまとめて後輩に渡そうとしているみたいなイメージがあります」とおっしやっていました。
『タモリ倶楽部』の空耳アワーでソラミミストとしてもご活躍の安斎さん。「ボクは本当に不甲斐ないですよ、もしプリンスのマネージャーだったら怒鳴り込んできますよ」とおっしゃりながらも「聴こえちゃうんだものしょうがないよねぇ(笑)」とプリンスの楽曲から空耳ベスト3を紹介していただいて大盛り上がり。
そして今回、丸の内の声でも一番人気だった『パープル・レイン』を佐藤タイジさんが
スタジオ・ライヴ。アコースティック・ギターとは思えないほどの素晴らしい演奏と歌で盛り上がりました。
まだまだ続く『PRINCE』来週もお聴き逃しなく!
■この収録は丸の内にあります「3×3 Lab Future」で行なわれました。
PLAYLIST
Raspberry Beret / Prince
1999 / Prince
BATDANCE / Prince
Purple Rain (Studio Live) / 佐藤タイジ
【番組オリジナルステッカーを5名の方にプレゼント!】
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そして!安齋肇さんは、明日、4月22日(日)から、6月24日(日)まで、秋田県横手市の増田まんが美術館が主催する春の移動特別企画『安齋肇の世界展?Anzai Hajime and his world?』が開催されます!
・会場は、旬菜みそ茶屋「くらを」他で、入場は無料
・初日の明日は、みうらじゅんさんとのテープカットやトークイベントも!
・詳しくは、安齋肇さんのオフィシャルサイトをチェック!