2018.05.26 ON AIR
【KYLIE MINOGUE】ミッツ・マングローブさん、新谷洋子さん登場

今週のレジェンド・ミュージシャンは『カイリー・ミノーグ 』。ゲストにはミッツ・マングローブさん、音楽ライターの新谷洋子さんをお迎えしました。

「はじめて買ったレコードがカイリーですよ」と話すミッツさん。
思い出の一曲は『ESPECIALLY FOR YOU / KYLIE MINOGUE & JASON DONOVAN』
「1988年のロコモーションでデビューしたとき、ちょうどイギリスに住んでたんです。カイリーはPWLっていうプロデューサーチームの筆頭大スターだったんですね。思春期にそういうアイドル歌謡にどハマリして…当時社会現象にもなったドラマ『ネイヴァーズ』でジェイソン・ドノヴアンとカイリー・ミノーグのカップルが本当に実際のカップルでもあったんですよ。いま考えると考えられないでしょ?当代きっての2人のアイドルが、恋人役を演じて、ドラマの中で結婚するんですけど、実際も付き合ってる。ジェイソン・ドノヴァンも同じPWLからデビューをして、二人ともトップスターっていう凄い状況が1年、2年ぐらい続いたんです。そのときにデュエットしない手はないですよね。ジェイソンがカイリーをお姫様抱っこしながら歌うんですよ。それが88年のクリスマスのチャート1位取れなくて、年明けに1位取るんです」と。

「私はカイリーとほぼ同世代なのでずっと知ってました。じつは暗い音楽ばかり聴いてたので、最初はぜんぜんハマらなかったんです。その後、マイケル・ハッチェンスと付き合いはじめたじゃないですか。INXSが好きだったので、その後からすごく気になる存在になって。マイケルと会ってから音楽的にも暗くなって。94年のアルバム『KYLIE MINOGUE』これからですよ。低迷期とは言われますけども、私はもう90年代からです。まずメガネかけるっていうのがアイドルじゃないですよね。やっぱりアイドルから抜けたかった気持ちがめちゃめちゃ伝わってきます。制作陣もガラッと変わりましたし、自分でガッツリ書いていますし、90年代のイギリスで起こってたことを受けて創っているので、ちゃんとトレンドを彼女なりに処理して90年代は生きている。逆に私みたいなインディ・ロック好きみたいなファンは増えたんだと思うんです。あとはアメリカを諦めた時期じゃないかと思うんですよ。アメリカで売れなくなってイギリスに切り替えた」と新谷さん。その第2のスタートを切った曲は『CONFIDE IN ME』

ミュージック・ビデオについて

新谷「私が好きなのは『SLOW』かな。単純にアーティスティックで」

ミッツ「基本カイリーって寝そべってうっとりしてること多いですよね」

新谷「あと裸のひとが周りにいて」

ミッツ「そう、そしてラグジュアリーな下着を見せる。で下着が売れるんです」

新谷「下着ブランドもやってましたしね」

ミッツ「一時から“私はこれが一生できればいいんだ、世の中はこれを求めてるんだ”っていう自分の商品価値みたいなところを見出して、さらに覚悟を決めたというところがカッコイイですね」

新谷「その開き直った後のカイリーってウィリアム・ベーカーさんていうアートディレクターが重要なキーパーソンですよね。カイリーがゲイ・ハズバンドと呼んでいる方で、まさに『インポッシブル・プリンセス』でコケた後に出会ってるんですよ。そのあと彼がヴィジュアルのディレクションをやってるんです。その出会いが大きいですよね」

ミッツ「その大転機になった感動的なシーンがあったんですよ、それは来週お話します」

その大転機からのお話は次週に続きます!お聴き逃しなく!


■この収録は新丸ビル7階marunouchi HOUSEにありますスナック来夢来人で行なわれました。

PLAYLIST

ESPECIALLY FOR YOU / KYLIE MINOGUE & JASON DONOVAN

BETTER THE DEVIL YOU KNOW / KYLIE MINOGUE

CONFIDE IN ME / KYLIE MINOGUE

ALL THE LOVERS / KYLIE MINOGUE

SLOW / KYLIE MINOGUE


※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。

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次回のレジェンド・ミュージシャンは『カイリー・ミノーグ Part2』。ゲストにはミッツ・マングローブさん、音楽ライターの新谷洋子さんをお迎えします。お聴き逃しなく!