今週のレジェンド・ミュージシャンは『hide 』。ゲストには凛として時雨のピエール中野さん、チームしゃちほこの咲良菜緒さんをお迎えしました!
ピエール中野さんとhideとの出会いはXの『破滅に向かって』というライブビデオ。「ビックリしましたね。こんな煌びやかで華やかなフロントマン。凄く目がいくんですよ、ドラムとギターに。もの凄くカッコイイぞ!という衝撃がまずいちばん最初に大きくありましたね。Xのライヴを構成する中で、ちょっと違ったタイプの曲だったのが『CELEBRATION』。X JAPANって基本的にYOSHIKIさんが作曲していくんですけど、その曲はhideさんが作詞、作曲していて、Xに対するYOSHIKIさんとは別の角度の色をつけていく楽曲だなと思って、それが凄くビックリしたのと、こういう楽曲があることによってXの深みが増したりとか、魅力が広がってるんだなっていうのを感じたのがありました。YOSHIKIさんの楽曲は美しさや美学を追求している、生き様だったり、感情というものを追求してる印象があるんですけど、hideさんの楽曲はファンタジー感があって、なんか夢の中に居るような音を鳴らしてくれる。歌詞もわかりやすくて「NYからオレの部屋まで黒いカーテンでお覆い尽くせ」って歌詞があるんですけど、わかんないけど、なんとなく浮かぶじゃないですか。その感じとかがhideさんらしくて、カッコ良くて好きだなと思って・・・。」と。
現在20歳の咲良菜緒さん。hideをはじめて観たのはYouTube。「X JAPANの『紅』が出てきて再生回数が凄くて、なんでこんなに再生されてるんだろうって思ったのと、サムネイルの写真が髪の毛ボーボーでなんだこれ?って。ドラムもあんなに頭振って、これ叩いてんのか?とかヴォーカルもほお骨のとこにボーンってなんか入れてたり、なんでこんな格好して、こんな激しくて、不思議で???で。こんなに支持されてるのも???だったんですよ。だけど、なんで支持されてるかっていうのが知りたくなっちゃって、そこから関連動画で繋げて見ていくうちに、ちょっと心地よくなってきちゃったかも、って。それで、じゃあ推しメンを決めようみたいな感覚になって、その時にhideさんが目に付いたんですよね。みんな派手な格好してるけど、なんかちょっとカワイイとか、親しみがあるというか、尖りすぎていないっていうか、そういうのがあって、この人が推しかもしれない!ってhideさんのことを調べるようになってどんどんハマっていきましたね。『CELEBRATION』もそうですけどhideさんが創った曲があるからこそ入り易かった。最初Xのhideさんが好きでZilchの良さが解んなかったんです。ネチョネチョしてるし、ダークだし、ズドーンって重い感じがちょっと解んなかったんです。でも今はもう大好きなんですよ。中でも『ELECTRIC CUCUMBER』が大好きです。奇抜でホラーっぽいというか。だけどワクワクするような感じがたまらなく好きです。」と。
ピエール中野さんが、はじめてhideを聴く方におすすめする曲は『ピンク スパイダー』「今でこそヘヴィー系のサウンドって日本でもだいぶ浸透してるんですけど、そんなサウンドが日本で浸透するきっかけになった曲が『ピンク スパイダー』だと思っていて、RIZEがカバーしてたりとか、ワンオクのTakaくんがいちばん最初に買ったCDだったり凄く影響を与えている曲。Hideさんがお茶の間に浸透してきた時期にヘヴィー系の楽曲をもってきたんですけど、サビはキャッチーなんでテレビでも違和感無くカッコ良く聴こえるっていう。この当時はわりとみんなヘヴィー系のマニアックなサウンドをお茶の間に届けるのをがんばってた時期なんですよ。それの先駆けになったのがこの曲。」
そして「自分の好きな事とか思うことを自分で発信していくスタイルっていうのはいちばん影響を受けたところですね。いまこの時代にhideさんが居たらどういうスタイルでどんな発信をするだろうな?って。インスタとか見てみたいですよね。そういうところでの発信の仕方とかトレンドの取り入れ方とかやっぱhideさんをお手本にして考えてるんですよ。バンド内のスタンスとしても圧倒的な才能とかクリエイターに対して自分がどう動くか、どういう立ち位置に居るかっていうのを、たぶん一番最初に明言したひとなんじゃないかと思います。hideさんとYOSHIKIさんなんてどっちも個性も強いし、凄い優秀なクリエイターでもあるので、ぶつかってもおかしくないんですけど、hideさんはYOSHIKIさんの圧倒的な才能を信頼して、自分ができることは何かってところに身を置いて、っていうスタンスを取ったからあのバンドは凄く上手くいったんですよ。だからぶつかることがなかったんです。」おっしゃっていました。
キャッチコピーのお時間
ピエール中野さんのhideとは…『ロックスターの教科書』
「hideさんてロックスターにずっと憧れてたひとなんです。創ってたんですよhideっていう像を。こうあるべきっていうことを具現化していったひとなんです。それで表に出てることっていうのは僕ら下の世代が見習うべきところ。分析すればするほど教科書として優秀すぎるんです。広め方だったり情報発信もそうですし、めちゃめちゃ破天荒な部分であったり、面白すぎる。やっぱこういう人が魅力的だよなと。」
咲良菜緒さんのhideとは…『生きるおもちゃ箱』
「hideさんて小さいころ遊んでたおもちゃを思い出させる感覚があったんです。ライブ見てたり、曲聴いてたり、しぐさだったり、ファッションもそうですし、凄くワクワクする。積み木とかもそうですけど、いろんな形が生まれるじゃないですか。それを生み出してくれる、何でも出てくるおもちゃ箱。でも何が出てくるかわからないっていう、ずっと届きそうで届かないずっと夢のような感じ。」と。
最後の一曲は、
ピエールさんが大好きな曲『限界破裂』 で。との提案に
咲良さんがバーンって乗って決定!
PLAYLIST
CELEBRATION / X
ELECTRIC CUCUMBER / Zilch
Pink Spider / hide with Spread Beaver
ROCKET DIVE / hide with Spread Beaver
Beauty & Stupid / hide
限界破裂 / hide
■この収録は三菱一号館美術館で行なわれました。
■現在hideさんのドキュメンタリー映画『HURRY GO ROUND』がTOHOシネマズ 六本木ヒルズほかで公開中!さらに、今週水曜には、最新版トリビュート・アルバム『hide TRIBUTE IMPULSE』がリリースされました。
■ピエール中野さん情報
★凛として時雨Tour 2018 “Five For You ~Vacuum The Hall Edition~
6月11日(月) @東京国際フォーラム ホールAで開催。
★ピエールフェス THE FINAL 7月18日(水)@恵比寿LIQUIDROOMで開催!
詳しい情報はオフィシャルサイトへ!
■咲良菜緒さん情報
★チームしゃちほこ SPRING TOUR 2018〜日本中でJUMP MAN!?幸せの使者は君だッ!?」
6月17日(日)@Zepp Tokyoで開催!
★チームしゃちほこ主催フェス「SYACHI FES 2018」
6月24日@愛知・大高緑地公園特設ステージ(無料野外ライブイベント)で開催!
詳しい情報はオフィシャルサイトへ!