今週のレジェンド・ミュージシャンは今年生誕60年!まもなく、命日を迎えるキング・オブ・ポップ『マイケル・ジャクソン 』。ゲストにはゴスペラーズ黒沢薫さん、そしてマイケルと共演した日本人ダンサー ユーコ・スミダ・ジャクソンさんをお迎えしました。
「本当言うとね、生前はちょっとバカにしてたところもあったんですよ。学生時代とかソウル・バーのオヤジとか「やっぱりOFF THE WALLまでだよな」みたいな事を言う人とか平気で居たんですよ。で亡くなった後に『THIS IS IT』が公開になったじゃないですか。あれを観に行って僕は本当に心の底から反省したんです。オレはなにをやってたんだと..」と黒沢さん。
「私は『THIS IS IT』を最初は(悲しみで)観ることができず、ようやく観たときに、これで本当のマイケルの姿が世の中のみなさんに伝わるって思ったので凄く嬉しかったです。」と話すユーコさん。
「ハマったというより普通にお茶の間に居ましたからね」という黒沢さんが中でもいちばん刺さった曲は『Scream』「ジャネットとマイケルが組んでジャム&ルイスのサウンドで演るってもう…。CDショップの店頭でMVが流れてたんです。最初見たときは凄すぎて固まりましたね。これは映画だ!って。すげえ怒ってるマイケル!っていうのも思った。現代のSNS時代に通じるのもある。有名な人ってみんな抱えてる問題だと思うんですよ。当時はマイケル・ジャクソンというアイコンが居たから、新聞やテレビがワーっと行ったけど、今は誰でも起こりうることなんですよね。こんなプレッシャー与えないでくれよってインフルエンサーだったらみんな抱えてると思うんです。だから今聴くといろんな人に響くんじゃないかなと思います。
ユーコさんが最初に衝撃を受けたのは『Thriller』「音楽だけじゃなく映像と一緒に見れて、あのストーリー性。マイケルが創ってきたMVを見ると映画のようなストーリーを創ってて、恐がりだったので凄い怖かったんです(笑)
実際にはじめて会ったのは92年のデンジャラス・ツアーのリハーサル中。「撮影所のドアからマイケルが歩いてくるっていうところから、空気が変わったのを感じて、そこの空気が優しくなるんですよ。柔らかくなるんですね。そして実際に目の前に来てくださって、「ユーコはじめまして」って。その手が透明だったんですよ。それで握手したときにはちょっと手が冷たい感じ。人間じゃないのか?と思うぐらいの凄さと、人間以上に人間らしい優しさを持ってるような存在感とが凄いミックスしてたんです。その凄さにやられましたね」
黒沢さんがマイケルのライヴを観たのは96年。「もうね、本物だぁって。オレは遂に本物のマイケル・ジャクソンに会ったぞ!っていう喜びですよね」その中でも忘れられない一曲は『Billie Jean』「あのパフォーマンスですよね。トランクを持って登場して、その中からビリー・ジーンの衣装が出てくる。手袋して、キラキラのジャケットを着て、帽子を被って、始まるポーズ。そこから始まるんですね。はじめて
ムーン・ウォークをやったのってビリー・ジーンの間奏なんです。あの脚の形になった瞬間にこちらはムーン・ウォークを観れる!ってなってるんです。みんなあれが観たくて来てるから(笑)」
後半は、
ハイトーンヴォイスがトレードマークの黒沢薫さんが選ぶ
『マイケルジャクソンの凄いファルセット曲トップ3』
そして
ユーコ・スミダ・ジャクソンさんが選ぶ『マイケルジャクソンの凄いダンスナンバー』
それぞれ詳しい解説、貴重な裏話を聞かせていただいて盛り上がりました。
まだまだ尽きないマイケル・ジャクソン。来週もお楽しみに!
■この収録は三菱地所 新オフィスで行なわれました。
PLAYLIST
Scream / Michael Jackson, Janet Jackson
Can You Feel It / The Jacksons
Billie Jean / Michael Jackson
Thriller / Michael Jackson
Human Nature / Michael Jackson
Rock with You / Michael Jackson
※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。
■「MICHAEL JACKSON Artist Collaboration」
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