2018.09.22 ON AIR
【ポール・マッカートニー Part2】レキシ 池田貴史さん、シンガーソングライターでギタリストのReiさん登場!

今週のレジェンド・ミュージシャンは間もなく来日公演も開催される『生きるレジェンド』ポール・マッカートニーのPart2。ゲストには、レキシ 池田貴史さん、シンガーソングライターでギタリストのReiさんをお迎えしました。

■ポールのライヴの印象

Rei:あの歳で、あんな長いライヴをパワフルに歌いきるっていうのは、誰もが驚愕すると思いますね。一回目は会えた事の方が勝ってたんですけど、改めて自分がミュージシャンになって観たら、とんでもない人だなぁって思いましたね。

池田:お水も一回の飲まずに何十曲も歌ってね。あとね、イヤモニしてなくて、すごい大きいステージなのに全部転がしのモニターだけで演ってんの。凄いよ。音程、音感とかさぁ声量も含めて、不安定になることもあると思うんだけど、イヤモニとかに頼ってないっていうか。

Rei:シャウトってすごくポールの醍醐味だったりしますよね。ビートルズの頃の楽曲でも歌で攻めてる曲って実はすごくたくさんあって、ギリギリのところを攻めて歌ってるっていうか。

■ポールが愛される理由

Rei:茶目っ気はあると思います。遊び心っていうか。新譜でもリード曲で『Fuh You』って曲があるんですけど、みんなビックリしたと思います(笑)“この歳になってこのクレイジーさは最高だ”って言う人と“終わったんじゃね?”っていう人と(笑)

池田:それ紙一重っていうか、そういうの大事だよね。やっぱ振り切るって大事だから、オレもう常に終わったんじゃね?って言われたいものほんとに(笑)それはポールイズムだよ。今回急に「エジプト・ステーション」って何なん?っていうのあるじゃん(笑)予測不能みたいなところありますよ。

■レキシが選ぶ「ピアノで弾きたい!弾くと楽しい!ポール曲」TOP3

池田:ポールのソロになってからの曲限定で選びました。

第3位『Live and Let Die』
最初のイントロなんですけど、その後のLive and Let Die♪ドーン!に向かってるんですけど、最初に哀愁のこれを聴いてからっていう。ポールはそういうのを最初に付けるのが好きなんだよね。なんか最初マイナーで入ったりとかするの。そこからバーン!って爆発するみたいなの好きなの。そのイントロが凄く良いんだよね。

第2位『Maybe I'm Amazed』

これはソロになってからの1枚目。ポールってひとりになって、ひとりでやるって言って、全部ひとりでドラムから叩いて、元祖宅録ですよ。そういう手作りで創ったアルバム。そんな中の一曲。愛を歌ってるんですよ。自分の想い、愛する人への想い。曲調もそうだし、そういうのを全部連想させる。あとはあとはやっぱ手作り感がひしひしとつと伝わって音楽へのエモさも伝わる。

第1位『Warm And Beautiful』

ポールってピアノのイメージあるんですけど、ソロになってからは実はピアノでがっつり演ってるっていうのはそんなに無くて、そんな中、割と最近、あ、これピアノがっつりだって思ったのがこの曲。改めて発見、新鮮味を持って接せられるなって。

■ポールからの影響

Rei:ベースラインとかは何度も聴くうちに、それぞれの楽器の旋律が丁寧に創られている感じとかは凄く気を配ったりしてますね。それ以外でもほんとにアレンジメントからミックスまで凄くリファレンスすることが多くて、ミックスとかで迷ったとき、アレとコレを聴こうみたいな。弦楽器の響かせ方とかビートルズ時代はジョージ・マーティンがやってた部分も多いと思うんですけど、凄い独特な響きをしてて小編成で弾いてることも多いので、そういうときにどういう音づくりしてるのかな?とか参考にしてますね。考え方とか、意識とかは、死ぬ間際まで歌っていたいっていうのはポールイズムかなぁっていうのは凄く感じますね。

ー池田さんはどうですか?

池田:それはもちろん衝動ある限り。

■キャッチ・コピー

Rei:「ポール・マッカートニーとは…ビッグバンである!」
ビッグ・バンが地球を生み出したじゃないですか。それほど音楽界にとって衝撃的な出来事であり人物。礎を築いた人かなと思います。

池田:「ポール・マッカートニーとは…ポール・マッカートニーである!」
オレにとってはもう歴史上の人物ですよ。唯一、この世に存在する生きていらっしゃる歴史上の人物です。

キャッチ・コピーを受けての最後の一曲は『Yesterday』で締められました。


■この収録は大手町にあります次世代オフィス「3×3 Lab Future」で行なわれました。

PLAYLIST

Being For The Benefit Of Mr. Kite! / The Beatles

Ebony and Ivory / Paul McCartney & Stevie Wonder

Rocky Raccoon / The Beatles

Warm And Beautiful / Paul McCartney & Wings 

LAZY LOSER / Rei

Yesterday / The Beatles


※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。

■レキシ池田貴史さんの詳しい情報はオフィシャルサイト

■Reiさんの詳しい情報はオフィシャルサイト

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