2019.02.16 ON AIR
【エリック・クラプトン】ウドー音楽事務所 代表の高橋辰雄さん、シンガーソングライターでギタリストのRei さん登場!

今週のレジェンドは、4月に日本武道館5DAYSを開催!偉大なるギター・レジェンド……いや、ギターの神様!エリック・クラプトン!ゲストにはウドー音楽事務所 代表の高橋辰雄さん、シンガーソングライターでギタリストのRei さんをお迎えしました。

■はじめての出会い

高橋:もともとアルバムで聴いたのはジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズだったんですけど、もっと真剣にギターを聴いたのはやっぱり『カラフル・クリーム』の頃ですよね。中学三年生ですね。ビートルズが来日して日本ではGSが出てたんじゃないですかね。アメリカに行ってジミーヘンドリックスとライヴハウス荒らしをやったり、アレサ・フランクリンの曲で弾いてたり、NYで創ったアルバムとかUKとアメリカのミックスな感じでカッコイイなって思ったし『オン・ツアー』なんかも好きですよね。

--いちばん好きなアルバムは?

難しいけど『E.C. Was Here』でしょうね。ジャケットも面白いですけどね。当時
コンサートが終わると赤坂にあったビブロスっていうディスコに行くんですけど『タック・ワズ・ヒア』って書いたりして(笑)「Presence Of The Lord」のライヴバージョンがいちばん良かったですね。特に一部と二部が変わるところの間が素晴らしい。間が非常に心地いい。クラプトンが歌ってるこのバージョンはマーシー・レヴィとイヴォンヌ・エリマンのバックコーラスの存在価値の素晴らしさっていうのが際立ってる。

--Reiさんが初めてクラプトンを聴いたのは?

Rei: 4歳の頃にNYに住んでいて、そこでクラシック・ギターを初めて、しばらくクラシック・ギターやジャズ・ブルーズとかを演奏してたんですけれども、小学3〜4年生ぐらいの時に学校で3ピースのロックバンドを組みまして、ビートルズとかツエッペリンとかフーとかの60sのロックンロールをカバーしていて、その中でジョージ・ハリスンが「While My Guitar Gently Weeps」をエリックと一緒に演奏してるのがきっかけで、誰だ?このギターと。凄いメロウでまるで女性が歌ってるようなメロディアスなギターで興味が湧いて、そこからクリームを聴いたわけなんですけど『Wheels Of Fire』を聴いたときは本当に電撃が走るような感覚でした。クリームはそれぞれがオラオラしてて自由気ままに弾きまくってて遠慮がない感じがカッコ良かった。それとアートワークとかファッションとかエンタテイメントとして多角的の楽しむことができました。

--いちばん好きなアルバムは?

『Clapton Chronicles』なんです。もちろん『Clapton』とか『461 OCEAN BOULEVARD』も好きなんですけど、「My Father's Eyes」とか「Blue Eyes Blue」みたいな凄いメロディが美しいクラプトンの曲も大好きなのであのアルバムはいちばん聴きましたね。

■ギターの魅力

Rei: 歌心だと思います。もうひとつは彼の重要な要素で私も凄く影響を受けたのはブルーズの精神ですよね。彼も人生の中で紆余曲折いろいろあった訳で、その中で幼い頃から大好きだったブルーズっていうのが凄い上手い具合に重なってきて、歳を重ねるごとに彼のブルーズっていうのが凄くギタープレイに表れてるなって思います。

高橋:やはり一音聴いて分かる音を創ったこととか、速くなく遅くなく、歌と一体であって邪魔してない。かといって前に出せばちゃんとギターが鳴って、ギターが歌ってるっていうのがカッコイイ。目を閉じててもカッコイイし、目を開けると尚且つカッコイイ。ギターを持った姿が非常にカッコ良くて、控えめで決して目立たない。そこも含めて魅力なんじゃないですかね。

■クラプトンという人

高橋:日本の文化とか習慣とかを見て彼なりに他文化をリスペクトするっていう気持ちがあるんで、ご飯を食べに行って食べ方がわからないとすると僕たちが食べるのを見てるわけですよ、食べ方とかお茶の飲み方とか。お茶を飲んで“ハァー”とかね、そういうのを真似するわけです(笑)それが多分日本人の習慣としてしなくちゃいけないものだと思ってる。ちゃんと相手をリスペクトしてるっていうのがファンの方もインタビューなんかを読んで知ってるんじゃないですかね。音楽だけじゃなくて人間性、彼の生い立ち、迷いながら這い上がってきたっていう、そういうすべてを含めて好きでファンが居るんじゃないですかね。

■ギタリストReiが選ぶ
「もしも夢が叶ったなら… クラプトンと一緒にセッションしてみたい曲TOP3!」

3位:Key To The Highway
よく使われているブルーズのコード進行とはちょっと違う進行を使っていて、他のブルーズとは違う個性を出してる曲なんですけど、特にこの曲は歌声のノリ方とか旅をしながらブルーズを弾いてるような姿が目に浮かんで、ぜひ一緒にセッションしてみたい曲ですね。

2位:Nobody Knows You When You’re Down & Out
彼の人生をある意味言い表してるような曲だと思います。悲しい歌ではあるんですが、そういう人生を歩んできた方がこれを歌うっていうのは本当に沁みるので、ぜひ一緒にセッションして歌声を聴いてみたいですね。

1位:I’m so Glad
クリームの『グッバイ』っていうアルバムの一曲目に「ホッとしました」っていうのが凄くイギリス人らしい皮肉だなって(笑)本当にブルーズの名曲なのでこれは一緒にやりたいですね。

まだまだ続く『エリック・クラプトン』来週もお楽しみに!


■この収録は大手町にあります次世代オフィス「3×3 Lab Future」で行なわれました。

PLAYLIST

Presence Of The Lord / Eric Clapton

Blue Eyes Blue / Eric Clapton

Voodoo Child / Eric Clapton / Steve Winwood

Everytime I Sing The Blues / Buddy Guy Feat.Eric Clapton

I’m so Glad / Cream


※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。
■ウドー音楽事務所のクラプトン情報はこちら
■Reiさんの詳しい情報はオフィシャルサイト

次回は『エリック・クラプトン』のPart2!ゲストには、引き続きウドー音楽事務所の代表 高橋辰雄さん、シンガーソングライターでギタリストのRei さんをお迎えします!来週もお楽しみに。