今週は、エリック・クラプトンのPart2!ゲストには引き続きウドー音楽事務所 代表の高橋辰雄さん、シンガーソングライターでギタリストのRei さんをお迎えしました。
クラプトンと言えば!4月13日から来日公演がスタート!日本武道館5DAYS!
今年は初来日から45年!通算22回目となる来日公演日本武道館でのライブは、今回の来日公演最終日が終了した段階で通算公演回数 96回に!
■ライヴパフォーマンスの魅力
高橋:毎回観る度に同じ曲をアレンジ変えたりして違う曲に変えたり、例えば「Wonderful Tonight」なんかはライヴによってバッキング・コーラスの人が真ん中変わった歌い方したりそういう面白さもあるし、ギターだけじゃなく歌の素晴らしさとか、あとはバックミュージシャンが素晴らしいですよね。今回誰が来るのかなぁとかっていつも思っちゃう、そういう楽しみもあります。とにかく口では言い表せない、身体で感じちゃうっていうか、良さが脳みそまでツーッと届くようなね。特に歌声ですよね。なんとも言えない哀愁を帯びた声が、スローバラードなんかを歌うと凄く沁みてくる。特に忘れられないのは「Bell Bottom Blues」ですね。
Rei:私は2回観たことがあるんですけど、1回目は幼かったので、ただただレジェンドが目の前に居るっていうことに感動してたんですけど「Change The World」をやってくれなくて、それがちょっと悔しくて(笑)2回目はスティーヴ・ウィンウッドとダブルヘッダーみたいな感じで来日していて、スティーヴ・ウィンウッドも好きだったので、二人のやり取りが感動的でしたし、武道館で距離が近かったので、開いた口が塞がらないというか、神様を観てるような感じで呆気にとられてたって感じですけどね。私は「Unplugged」のライヴが大好きで、その映像を観ることで自分も吸収した部分があって、途中でスライドを外し忘れるシーンがあるんですよ。それが可愛くって、たまにわざとカポ付けたままライヴして“あっ、ちょっと待って”っていうのをこっそりやったことがあります(笑)でもそれでお客さんが和むんですよ。そんなところも好きです。
■ウドー 高橋代表が選ぶ
「若い世代にも聞いて欲しい!クラプトンの隠れた名曲TOP3!」
3位:Bell Bottom Blues
あまりメジャーになってないんじゃないですかね。若いひとにもこういうスローバラードのロックブルースを聴いて欲しいですね。声とギターのマッチングが素晴らしい。そして歌が楽器になってる。
2位:Double Trouble
ライヴで聴くたびにクラプトンが男っぽい黒人になろうとしてるような、そういう感じがする。ギターフレーズが大好きで、いつもイイなと。「Unplugged」以前の曲なんで若い人は聴いてないと思うんですね。聴いて欲しいなと。
1位:Tracks And Lines
名曲というよりは、エリックの違った良い部分みたいな感じがするんです。ゆっくり弾いてるんだけど、一音一音がジーンとくる。片手でブランデー飲みながら聴くのもいいかなぁ、大人の曲って気がします。でもその中に喜怒哀楽が詰まってる。僕の中では名曲に入ってます。
■クラプトンが与えた影響
高橋:ギタリスト、ギターヒーローを作ってきたんじゃないですかね。ギターが上手いだけじゃなくて、ヴィジュアル、佇まいも含めてすべてですね。オレもギター弾きたいっていうギタリストを増やした。そのおかげでギターも売れるし、昔のギタリストを掘り起こしたり、いままで知らなかった過小評価されてるギタリスト達を紹介してどんどん舞台に出してくる。そうすると若い人たちが聴くわけですよ。そこでまた新しいギターの魅力に取り付かれたり。そういう意味で神様ですよね。
Rei:温故知新ですね。私が楽曲創りをする中でも大きなテーマになってるんですけど、過去の音楽にたくさん影響を受けてきて、きっとクラプトンも古いブルーズとか大好きだったと思うんですけど、その当時の最新のサウンドに消化して演奏していったっていうのが本当にカッコ良くて、私も過去の音楽に影響を受けながらも、今の2019年のサウンドとしてプレゼンテーションしたいっていうのがあって、過去をリスペクトしながら自分のフィルターを通して新しいものとして世界に発信していくっていう姿勢は、本当にエリックから学んだことですね。
■キャッチ・コピー
高橋さんのエリック・クラプトンとは…「ヴィンテージ・ロックスター」である。
クラシック・ロックじゃなくてヴィンテージ・ロック。例えばワインやギターでもヴィンテージと言われると、古くて良いというのと、今ではもっと素晴らしいという意味になってくる。過去も素晴らしいんだけど、今もまだ輝いている。熟成し続けているということでヴィンテージそのものだなと。
Reiさんのエリック・クラプトンとは…「ブルーズの伝道師」である!
私にとってブルーズの入り口がエリックだったってこともありますし、素晴らしいブルーズミュージシャンとかを彼のフェスとかに招いて世界に知らしめてくれた事もそうですし、ブルーズを世界に広めてくれた第一人者として本当に尊敬しています。
ラストはCREAM「Sunshine Of Your Love」で2週に渡る『エリック・クラプトン』は締めくくられました。
■この収録は大手町にあります次世代オフィス「3×3 Lab Future」で行なわれました。
PLAYLIST
Bell Bottom Blues / Derek And The Dominos
Hey Hey (STUDIO LIVE) / Rei
Layla / Eric Clapton
Tracks and lines / Eric Clapton
My Name is Rei / Rei
Sunshine Of Your Love / Cream
※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。
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