今週は、シンディ・ローパーのPart2!ゲストには引き続き、LiLiCoさん、シンガーでフリューゲルホーンプレーヤーのTOKUさんをお迎えしました。
■シンディからのメッセージ
グローバー:TOKUさんはこの番組でシンディ・ローパーの特集をやって、自分も出るよっていう連絡をシンディにしてくれたんですよね。そしたらメッセージが返ってきたんだよねっていうところで先週は終わってました。
LiLiCo:なんて返ってきたんですか?
TOKU:えっとね、「ほんとに凄く久しぶりな感じがする」って。
グローバー:久しぶりに日本でプレイすると。
TOKU:そう、コンサートっていう形ではね。なので「とにかく凄く楽しくなると思うわ」ということでしたね。
LiLiCo:日本だけでリリースしてる音源とかもありますもんね。
グローバー:日本のことを凄く大事にしてくれてて。
LiLiCo:そうなんです、スウェーデンのシンディ・ローパーのウィキペディアには日本語ペラペラって書いてあります。
グローバー:そうなんだ(笑)
LiLiCo:そこまでそう思われてるんだなって。そこまで日本を気にしてくれてることが、日本に居る私たちにとっては嬉しいことですよね。
TOKU:本当にデビュー前の大変なときに応援してくれたっていうのが日本人の人だったみたいで、それが強く日本に対する思いの始まりみたいです。
LiLiCo:そうなんだぁ。
■LiLiCoさんの芸名はシンディだった!
LiLiCo:私はABBAの時代から歌手になりたいと思ってたのね。その中でティーンネイジャーの時代に、どういう芸名を付けるかっていうのがあったり、サインの練習とかするじゃないですか、凄いもの見つけたんですよ。今日持ってきたんですよ。実は知らずに凄く影響されていまして。「Cindy」って書いてあるの。
グローバー:おお!
LiLiCo:これは87年に作ったお皿なんですけど、これは自分の手形なんですよ。それでサインを練習して。これが私が「Cindy」として日本で売れた時にみんなに見せようと思ったけど、LiLiCo になってしまいました。
グローバー:影響受けましたね。ファッションアイコンとして当時シンディ・ローパーってありました?
LiLiCo:もちろん、逆毛はシンディ・ローパーからなんですよ。髪の色とかも1色ではなくて2つぐらい使ったり、あとネオンカラーのムースがあったんですよ。この時代は学校にシンディ・ローパーがいっぱい居ましたよ。
グローバー:そんな感じのファッションをすると気持ちはどうなるんですか?
LiLiCo:楽しい!自分をアゲないといけない、多分それって今だに私の中にある。自分がハッピーになるものしか周りに置かないから。でもそういうのってシンディからきてるんですよね。
■「TOKU セレクト!このメロディが胸にグッとくるんだよなぁ?」TOP3!
3位 Girls Just Want To Have Fun
TOKU:このメロディは僕の中で大きいですね。一緒にツアーした時も演ったんですけど、お客さんも大合唱してたし、凄くキャッチーなメロディですよね。自分も歌ってみたいなってちょっと思いますね。なんか良いアレンジができそうだな。
2位 True Colors
TOKU:これも共演した時の話しなんですけど、ファンの皆さんが、最初から最後までずっと一緒に歌ってた。それでいちばん最後の「Like A Rainbow」のところでシンディは歌わずにお客さんにそれを委ねて、繋がるって言う感じ。なんかその瞬間が凄く美しくて。それもあって。
グローバー:みんなが自分の歌にできるメロディラインってことですね。
1位 Time After Time
TOKU:これはかなりシンプルですよね。凄く狭い音域しか使ってないのに、あれだけシンプルに人の心にずっと残るメロディにできるって究極だと思うんですよね。
グローバー:音符が飛ぶ歌って感情を表現し易かったりするじゃないですか。でも音符が飛ばないとその中で、曲のダイナミズムつけたり、感情を表現するっていうのは間近でシンディ・ローパーを見てて驚くこと、印象に残ったことありますか?
TOKU:ずっと歌ってきた歌なんだろうけども、その瞬間その瞬間、毎回毎回新鮮な気持ちで取り組んでるっていうのが凄く解る。シンプルなものに対してアプローチする究極の姿勢っていうか、メロディをストレートの表現するっていうのがいちばん難しかったりして、それを彼女はすごく自然に演ってるなっていうのが凄く印象的でしたね。
■シンディ・ローパーからの影響
LiLiCo:「自分のままで良いんだよ」って事じゃないでしょうかね。きっと色んなこと、もしかしたらあの頃も言われてたのかも知れないですね。奇抜なファッションの事とかきっと言われてたと思うのね。それでもそのままで行ったっていうのが今の彼女を創り上げて、そしてずっとそこに居るから、勇気を貰う。
TOKU:LiLiCoさんが言われたこと、本当にその通りで僕もやっぱりそれかな。「個性を大事に。怖がらずに」やっぱり「勇気を持ってね」っていうのを常に感じるから。
グローバー:そのままで居るって結構勇気のいる事だったりしますね。
LiLiCo:私ね、シンディとフジ子・ヘミングさんは凄く生きてる感があるのね、私の中で。人間らしいと言うか。
TOKU:人間らしいすね、本当に。人間くさいって感じです。
■シンディ・ローパーとは?
LiLiCo:シンディ・ローパーとは「勇気とは何かを教えてくれた真のエンターテイナー」である。
個性という話をたくさんしたので、それを見せるためには勇気も必要なので。「勇気」という言葉を使おうと思いました。
TOKU:「シンディ・ローパーとは、シンディ・ローパー」である。としか言えないんですけど…。シンディそのものが情熱を持って行動してる、情熱を届けてる、影響を与えている、個性を魅せてくれている。
ラストは『Time After Time』2016年のライブバージョンで締めくくられました。
■この収録は「丸ビル コンファレンススクエアGlass Room」で行なわれました。
PLAYLIST
All Through The Night / Cyndi Lauper
In A Christmas Duel / The Hives & Cyndi Lauper
Girls Just Want To Have Fun / Cyndi Lauper
What’s Going On / Cyndi Lauper
A Whole New Life / TOKU
Time After Time (LIVE)/ Cyndi Lauper
※放送後1週間は右のRadiko タイムフリーボタンでお聴きいただけます。
■LiLiCoさんの詳しい情報はオフィシャルブログへ
■TOKUさんの詳しい情報はオフィシャルサイトへ