今週のテーマは、パワーポップ・ムーヴメントの立役者!来年は、New アルバム『Van Weezer』リリース、そして、GREEN DAY、FALL OUT BOY とのスタジアム・ツアーの開催も発表されている『Weezer』ゲストには、ホフディラン 小宮山雄飛さん、ナードマグネット須田亮太さんをお迎えしました。
■Weezerとの出会い
小宮山:まだ全然デビューもしてない、本当に渡辺くんと会ったぐらいの時に学生の頃聴いて。いまホフディランのサポートでギターをしてくれてる堀内順也が僕に“絶対にコミが気に入るのが出たよ”って。他の友達も“あれ絶対小宮山好きだよ”って何人からか言われたんですよ。よっぽど僕が好きそうな音楽だったんでしょうね。
グローバー:どの辺が引っかかって周りの友達は“合うよ”って言ってたんでしょう?
小宮山:やっぱりメロディがちゃんとしていて、それでいながらロックみたいな。しかも、その前のスタジアムロックみたいなものとか、ヘビメタとかとも違う、へなちょこ感みたいなのが、絶対合うと思ったみたいですね。
グローバー:聴いてみてどうでした?
小宮山:聴いてみて一発で“みんなオレのこと愛してくれてるな”って(笑)“みんな解ってくれてるな”ってWeezerを介して友情すら感じましたね。最初出てきた時って、まだ先モノ感があったでしょ?なんか新しいもの出てきたぞ、しかもカーズのリック・オケイセックがプロデュースだぞ、みたいな割と話題になってました。すごいローパワーでしょ、ギターソロとかも歌メロをそのままなぞってたりとか、普通は片方がアルペジオ弾いたら片方がコードとかやるんだけど、左右両側さほど変わらないギター弾いてるみたいな、そこがね、新しいローパワーな人たちが出てきたぞって。
須田:なんか重たい質感なのに力強いってよりは、なんかへなへなしてるような。変なバランスですよね、ファーストは特に。
小宮山:へなへなしてるでしょ。
グローバー:中でも小宮山さんがいちばん好きな曲は?
小宮山:「Photograph」見事に狙ってきた感じのコンパクトに良いメロディと歌い易いものを、本当にポトンと置いてきた。
グローバー:じゃあみんなが待ってるキャッチャーミットど真ん中に置いてきたんだ。
小宮山:そう、セカンドがちょっとハードなとこ行き過ぎて振るわなくて、ファーストのキャッチーさが無くなったところに、サードでみんなが待っていたあのWeezerが帰ってきた。それはもう衝撃でしたね。
須田:だいぶブランクが開いてからのシングルだったんですよね。僕そこから入ったんです。初期2作ってリアルタイムじゃなくて、高校生の頃に3枚目のグリーンアルバムが出たぐらいだったんですよね。
グローバー:須田さんは何年生まれ?
須田:86年。
グローバー:小宮山さんが刺さった「Photograph」はどういうシチュエーションでした?
須田:ラジオですね。僕、結構昔からラジオが好きで、ラジオで気になった曲をメモるんですよ。それを持ってタワレコやらツタヤなんかに行ってチェックするんですけど、元々グリーン・デイとかポップパンクとかが好きで、中学3年でグリーンアルバムが出て、ちょっと背伸びして洋楽を聴きたくなる時期みたいな。
グローバー:その時バンドは?
須田:中2からやってました。グリーン・デイとかも弾いたりして、もう簡単じゃないですか。そのポップパンクをちょっとゆったりさせたようなフィーリングというか、そういうのが凄くスッと入ってきたんですよね。でも、どうやらWeezerファンの話を聞くと、昔の方がいいらしいと。それで遡ってファーストを聴いて、確かにこれは完成度がめちゃくちゃ高い、凄くいいなあって。なんかもう10曲、完璧なバランスだなって思いました。ポップソング集として完璧というか、僕の理想的なアルバムなんですよね。
小宮山:全体の完成度って言うとやっぱりこのアルバムですかね。凄くシンプルな難しいことやらないっていう、あれがカッコイイんですよね。
グローバー:グリーンデイと同時期にわーっとなったけど、意外とWeezerの影響を受けてるバンドの方がライブハウスシーンではたくさん見聞きしたような覚えがありますね。
小宮山:日本人に凄くグッとくるメロディとか、シンプルなポップさみたいなのがアメリカのバンドなのに凄くありますよね。
■「ホフディラン小宮山雄飛が選ぶ、このメロディラインは秀逸!キーボードで弾いてこそ魅力を再発見!? カバーしてみたいWeezer ナンバー」TOP3!!
3位:Say It Ain't So
小宮山:いいですよね、シンプルで。Weezerって意外とシンセでビヤーンみたいなのも割と使ったりするまあ好きな感じなので、こういう重い普通ギターで演奏するみたいなのを、結構ホフではキーボードも入れてやりますね。
2位:Don’t Let Go
小宮山:Weezerって泣ける曲もあるんだけど、あの明るさがね。それこそスカとかに近いような明るいところが特にこの曲は好きなんです。全然悩みないような感じのあのメロディ。好きですね。
1位:Island In The Sun
小宮山:これはやっぱメロディがキレイなんで、もちろんギターでもいいけど、ピアノとかで弾き語りで歌ってもメロディだけで全然イケますね。演りたい。オルゴールでも聴きたいぐらいですね。
まだまだ続く『Weezer』次回もお楽しみに!
■この収録は大手町にあります次世代オフィス「3×3 Lab Future」で行なわれました。
PLAYLIST
Photograph / Weezer
You Gave Your Love To Me Softly / Weezer
Undone ? The Sweater Song / Weezer
Beverly Hills / Weezer
ばくだんベビー / ナードマグネット
Island In The Sun / Weezer
■放送後1週間は右のRadikoタイムフリーボタンでお聴きいただけます。