2020.04.04 ON AIR
【東京事変】どぶろっく 森慎太郎さん、 ゲスの極み乙女。ちゃんMARIさん登場!

今週のテーマは、今年、「再生」を発表!間もなくNEW EPをリリースする、
東京事変!

ゲストには、どぶろっく 森慎太郎さん、ゲスの極み乙女 。ちゃんMARIさんをお迎えしました。

■東京事変との出会い
森:まず高校卒業して大学へ行くぐらい、ちょうどその時期に椎名林檎さんのファーストアルバムをほんと擦り切れるくらい聴いてまして、あれを抱えて上京した感じですね。上京した時に飛行機の中で「正しい街」を聴きながら飛行機乗ったんですよ、福岡空港から。
ちゃんMARI :それはもうそのまんまですね!
森:そう、そのまんまじゃないですか、歌詞の中を僕が地で行ってる感じになって。僕です!あれは。
ちゃんMARI :森さんの歌だった(笑)
グローバー:バンドを始めたって時は驚いたでしょ。
森:驚きましたね、錚々たるプレイヤー、もう”職人さんが集結した”みたいな。アベンジャーズ的な感じですよね。
ちゃんMARI :全員がヒーローみたいな。
森:はじめ聴いた時は、ちょっと遠い存在になったっていう気がしたんですよね、あまりにも凄すぎて。
グローバー:森さんちょっと伺ったら、東京事変のメンバーとすごい共通点を発見して。
森:そうなんですよ、それでちょっと雲の上の存在になりかかってたんですけども、メンバーの浮雲さんがですね、実は1978年10月7日生まれで全く誕生日が一緒なんですよ。 
ちゃんMARI :え!すごいですね!
森:ここでまた”これがオレだ!”と思ったんですよ。
全員:あははは(笑)
森:ちょいちょいオレが居るんですよ。それでまたグッと距離が近くなったんですよね。
グローバー:一番好きなアルバム、曲、ひとつ選ぶなら何にしましょう。
森:難しいですけど、一番好きなアルバムだと『スポーツ』ですね。あれはちょっと総合エンターテイメントというか。
ちゃんMARI :凄いですよね、あのアルバムは本当にスポーツの名の通り体育会系な感じがしますよね。
森:ジャケットが金メダルじゃないですか、まさに祭典ですよね、音楽の祭典みたいになってる。その中でも好きなのはですね「勝ち戦」椎名林檎さんが歌う英語、あれが僕は凄い好きな英語なんですよね。 日本人が奏でる英語の最高じゃないかなと。
グローバー:ちゃんMARIさんはキーボーディスト、バンド「ゲスの極み乙女。」でも活躍していますけれども、東京事変との出会い、思い出すといつでした?
ちゃんMARI :高校生の頃だったと思います。バンド一緒にやってる友達の家に行って椎名林檎さんの DVD を見てたんですけど、その中でもう東京事変が結成されてて、一人一人あの一期のメンバー紹介をした後にバンッ!東京事変!みたいなのが流れてる映像を見て、”あ、これが東京事変か”みたいな。
グローバー:その時ちゃんMARIさんは、椎名林檎はもう?
ちゃんMARI :私、初めて買った CD が椎名林檎さんの「幸福論」っていうシングルで、それが小学校3年生とかの時だったんですかね、その時から。
グローバー:椎名林檎さんが好きだなって後の東京事変はどうでした?
ちゃんMARI :椎名林檎さんのアルバムでも結構3rdが一番好きだったりしてて、しばらく出してらっしゃらなかった時だったから、”バンド?”って思ってびっくりしました。ソロでも十分活躍されてる方だったから、バンドをさらに組む意味ってあるのかな?って思ってたんですよ。でも実際聞いてみたらもうバンドはバンドなりの魅力が凄くあって“めちゃくちゃいいな”って衝撃を受けました。
グローバー:ちゃんMARIさんも自分一人で音楽プレイしてからバンドっていう経緯もあるじゃないですか。
ちゃんMARI :でも、やっぱりそのバンドのメンバーでこの曲に対して一生懸命やるみたいな感じがすごく好きです。
森:いいですよね、なんかそのグルーヴ感というか、同じ方向に大人が音楽で向かおうとしてる感じがいいですよね。
グローバー:ちゃんMARIさんがいちばん好きなアルバムというと?
ちゃんMARI :『アダルト』が好きです。いちばん初めに『教育』を聴いた時は、勢いのある曲が多かったから、こういうバンド感を前面に出していくのかなって思ったら2枚目でこんなジャズテイストで期待を裏切られてハマりました。
グローバー:ではその中でもいちばん好きな曲は?
ちゃんMARI :本当に迷ったんですけど「秘密」これめっちゃコピーしました。

■歌詞の世界
森:歌詞が特にいいなって思う曲が「絶体絶命」っていう曲で、東京事変のメンバーが奏でる歌詞って、ちょっとなんか東京事変的ジャポネーゼと言いますか、和の感じがすごく出てる気がして、なんかちょっとデフォルメした日本でもあるし、古い日本でもあるし、本当の日本がどんな日本かわからないんですけども、このメンバーが奏でる日本的なのがすごくいい。
ちゃんMARI :日本を再解釈したみたいな感じですよね。
森:そんな感じですよね、それが僕すごい好きですね。
グローバー:ちゃんMARIさんもこの歌詞の世界、この歌詞好きだなっていうのありますか?
ちゃんMARI :その日本的な部分ももちろん好きなんですけど、その中でなんかあんまりギミックの無い「私生活」っていう曲が珍しいなって思って。フォーク的と言うか、あんまり東京事変とか椎名林檎さんの歌詞では出てきづらかった部分なのかなっていうのはあって。生活っぽい歌詞はあるんですけど、それも結構変わった言葉を使ってたりとか、どこかちょっと非現実的だったりとかしたんですけど、この曲はすごくリアルだなと思ってなんかハッとしました。
グローバー:それもバンドだから生まれた世界かもしれないですよね。

■ゲスの極み乙女。キーボード担当のちゃんMARI さんが選ぶ
『鍵盤から生み出されるメロディに注目!
キーボード&ピアノの旋律が特に際立っている東京事変ナンバーTOP3』!!


3位:秘密 <from Album「大人」(2006)>
ちゃんMARI :これはさっきもちょっとお話ししたんですけど、大学の時コピーしてたんですよね。最後に行くにつれてピアノが。イントロもすごいかっこいいんですけど、ジャズなのかな?バッキングも凄いカッコイイし”渋くて華やか”。

2位:黒猫道 <from Album「娯楽(バラエティ)」(2007)>ちゃんMARI :これはもう聴いてると踊りたくなっちゃうような跳ねるピアノ。結構速いんですけど、全然バタバタ聴こえない。大人の余裕がやっぱりあるのかなぁって。

1位:透明人間 <from Album「大人(アダルト)」(2006)>
ちゃんMARI :ポイントはサビのフレーズで、クラシックぽいフレーズをこんなにたくさん入れている曲は他にないと。クラッシックな旋律をこういうポップな曲に落とし込む”普通こうしないだろ”って思いがちなんですけど、それを入れられて、しかも曲として完成させられてるところが凄いなと。あとフレーズが可愛いです。

まだまだ話し足りないお二人、来週も東京事変への愛を語っていただきます。
お聞き逃しなく!

PLAYLIST

勝ち戦 / 東京事変

秘密 / 東京事変

絶体絶命 / 東京事変

群青日和 / 東京事変

私生活 / 東京事変

透明人間 / 東京事変


■放送後1週間は右のRadikoタイムフリーボタンでお聴きいただけます。
■どぶろっくの詳しい情報はオフィシャルサイト
■ゲスの極み乙女。の詳しい情報はオフィシャルサイト

次週は『東京事変』のPart2!ゲストには引き続き、どぶろっく 森慎太郎さん、ゲスの極み乙女。ちゃんMARIさんをお迎えします。お聴き逃しなく