今週はケツメイシのPart2!ゲストには引き続き、ベリーグッドマン MOCAさん、俳優の稲葉友さんをお迎えしました。
■ケツメイシのライヴ
グローバー:ケツメイシのライブパフォーマンス、一番好きな部分ってどこですか?
MOCA:やっぱライヴ中に酒飲んでるとこですかね。僕が観に行った時はMCしてる時、基本的にクロストークってのはあんまりなかったように思うんですが、その時に他の喋ってないメンバーは座ってビール飲んでっていう。
稲葉:あーなんかそうあって欲しいのままですね。
グローバー:それってクラブの現場とかで始める時ってみんなそうだけど、それ観たのは大きなステージですよね?
MOCA:はい、大阪城ホールの12000人ぐらい。いろんな大人に怒られるはずなんです、僕たちなんかが飲んだらその瞬間契約終了ですよ。
グローバー:それも含めて、その中でこの曲を聴いてまた印象に残っるシーンとかありましたか?
MOCA:最初から最後までぶちアゲて泣かせられてっていう繰り返しなんですが、アンコールの時、「カーニバル」っていう曲でタオルを振り回すっていう感じだったんですけど、金テープも飛ぶわサンバのダンサーみたいなのも出てくるわ、もうメチャメチャになってるっていう。大蔵さんもタオルも10個くらいで繋げてぐるぐる回してたりとかもう“どないなってんねん”みたいな。20歳の時だったんですけど、それがすごい印象的です。
グローバー:メチャメチャにさせてくれるっていうのは本当に魅力ですよね。
■俳優・稲葉友の青春時代に迫る!?
「仲間と一緒にブチ上がろう!夏を盛り上げてくれるケツメイシナンバーTOP3!
3位:よる☆かぜ <2001 年リリース>
稲葉:なんかやっぱりケツメイシの曲のいろんな共通項でもあるんですけど凄い匂いがするんですよね。門限破りも多分各々が乗ってた電車の匂いがしたりとか情景がすごい浮かぶ。高校三年になって車の免許取り立てで友達と車で、僕の場合は神奈川なんで江ノ島の方を流してたり横浜の方流してたりとかちょっと窓を開けてクーラー消して夏の風浴びながらどこか行くみたいなのを思い出したりとか。そういうのをなんか思い起こをさせてくれる曲。凄いイイすよね。
2位:ビールボーイ <2000 年(『ケツノポリス』収録)>
稲葉:これはもう入れたいんですよ。何か良いってひたすらビールのことを歌ってる。なんか一つのことを歌い続ける歌って好きで(笑)ただこの曲は真骨頂といますか、もちろんいろんな曲あるんですけど“やっぱケツメイシってこうだよね”っていう。なんかちょっとおバカな空気と言うか一緒にチャカチャカ盛り上げてくれると言うか、の象徴的な曲がこの「ビールボーイ」なんじゃないかなと思って。
1位:ドライブ <2005 年リリース(『ケツノポリス4』収録)>
稲葉:夏の曲といえば「夏の思い出」「また君に会える」「サマーデイズ」だったり本当にもうたくさんあるんですけど、僕がこれにしたかったのは天気とテンションとなんかいろいろすごく夏に噛み合うし、なんか“遊び行くだけじゃなかったりするな大人になると夏って”ってすげえ思うんですよ。お盆休みも休まなかったりするじゃないですか。夏休みってものを失ったからこそなんかこの曲聴いて車でって。「よる☆かぜ」は夜だけどこれは午前中、もう朝早くから出かける夏のお出かけにもドンピシャリな曲なんで、したがってそれはいつでも自分のスタートする時のテンション上げてくれる曲だったりするんです。
■日本の音楽シーンに与えた影響
MOCA:やっぱりブラック・ミュージックをJ-POPシーンに落とし込んだというか、僕も意識はしてるんですが、壊し過ぎずポップ過ぎずの絶妙な位置。DJシーンのポップスみたいなの確立した人かなと思ってて、ここからより洋楽のブラック・ミュージックだったりに入っていく人もいるだろうし、そういう仲架け橋になってるなと思います。
グローバー:このバランス感、バランス感覚というのは発明でしたよね。
稲葉:そうですね、大いにあると思います。もちろんその日本のラップシーンでインディーズですごくゴリッとしたカッコイイ感じの音楽も好きなんですけど、ケツメイシが居てくれたからこそそこに辿り着いたりとか、より親しみ易くしてくれたケツメイシっていうのは大きいなと思って、改めて聴いてやっぱりこう上手いしカッコイイし、あの時から好きで今聴いても好きなのって間違いないんだなというか。もうめちゃめちゃレベル高いことをやってくれてたんだなって。それを僕らにも聴きやすいように落とし込んでくれてっていうのは大発明だなぁと思いますね。
■キャッチコピー
稲葉:「ケツメイシとは…おとこ」である!
まぁキャッチコピーで書くとしたらひらがな。曲によっては漢字の“漢”でおとこだったりとか曲によっては“男の子”のような表情を見せてくれたりだとか、くすぶってた少年時代の気持ちを代弁してくれる時の男でもあれば青年のような姿も見せてくれる。どの時期に聴いてもすごくいいですしケツノポリスいま11まで出てますけど、10とかでそれこそいい感じの曲とかは“あぁやっぱケツメイシってこうだったっすよね”っていう風になんかこう男で集まった時の楽しい感じが溢れてる感じとかも含めての“おとこ”にさせていただきました。
MOCA:「ケツメイシとは… 中年男性の希望」である!
中学校時代に“なんかこういうおっちゃんらかっこええな”って思ってて、いよいよそのケツメイシさんが当時歌ってた年代に自分たちが入ってくる時に“あ、なんかあの当時あの感じで聴いてて良かった”みたいに思える愉快なおっさんにはなれてるかなという感覚にはなれてるので、また更にその上をケツメイシさんが立ち飲み屋とかで今でも知らんおっちゃんと丸刈りし合ったり、そんなんやって飲んでるので“まだまだ背中見させてもらう”という思いですね。
最後の一曲は“この曲をかけないと終われないんじゃないか”という「夏の思い出」で2週に渡るレジェンド『ケツメイシ』は締めくくられました。
PLAYLIST
カーニバル / ケツメイシ
恋の終わりは意外と静かに / ケツメイシ
門限やぶり / ケツメイシ
ドライブ / ケツメイシ
Dreamer / ベリーグッドマン
夏の思い出 / ケツメイシ
■放送後1週間は右のRadikoタイムフリーボタンでお聴きいただけます。
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