今週のレジェンドは、今年メジャーデビュー15周年!秦基博!
ゲストに、お笑い芸人 おばたのお兄さん、ラジオパーソナリティ 宮本絢子さんをお迎えしました。
■秦基博との出会い
グローバー:おばたのお兄さんはSNSなどでも秦基博さんの楽曲歌ってます。秦さんとの出会いはいつでしたか?
おばた:14年ぐらい前、大学入る前ぐらいかな?だから割と秦さんが出てきてすぐぐらいじゃないすかね。従兄弟のお兄ちゃんがすごい歌が上手で、親戚の集まりがあった時に“カラオケ行こうぜ!”っていう流れになって従兄弟のお兄ちゃんが「アイ」を歌ったんですね。それで“これなんの曲!?めっちゃくちゃいいね!”ってなって“秦基博っていう人の曲だよ”ってこれが出会いだったんですよ。
グローバー:声は従兄弟のお兄ちゃんだったけどすげえいい曲だなという。惹かれたのはメロディー、歌詞どうだったんですか?
おばた:「アイ」に関してはメロディーですね。“綺麗〜なメロディ”と思いながら聴いてて“歌いたいな、歌えたら気持ちいいだろうな”で歌ったって感じですね。
グローバー:そこからオリジナルの歌声でこの曲を聴いた時はいかがでしたか?
おばた:もう本当にそれが秦さんを初めて聴いた時だったんですけど、なるほどこんな綺麗な曲をこんな綺麗な声で歌うとそれは心掴むよなと思って、そっから秦さんの曲が出たら聴いてカラオケで歌うようになってっていうそんな感じですね。
グローバー:宮本絢子さんはラジオナビゲーターなので色んなきっかけが色んなアーティストとあると思うんですが、秦基博さんとの出会いのきっかけ覚えてますか?
宮本:もちろん。デビュー作の『シンクロ』をプロモーションCDで当時聴かせて頂いて、それで何度かデビュー当時もそうですし、その後何度もお仕事させて頂く機会があったんですけれど、インタビューで印象に残ってるのは秦さんの普段使っている歌詞を書くノート。私が見たときは無印のノートだったんですけれどもそれを公開生放送の場にわざわざ持ってきて下さったんですね。そしてちょっと見せて頂いたらもう歌詞とかフレーズとか本当に殴り書きのような感じで書いてあって、やっぱり目の前にたくさんお客様が居るとどんなことが書いてあるんだろう?ともちろん気になると思うのでちょっと読み上げてしまったんですけど、そしたら本気で照れてて“ちょっとやめてください”みたいな(笑)あれはスマホより大事にしてると思う、いちばん無くなったら困るんじゃないかな。
グローバー:そのあと秦さんがどんどん大きくなっていく姿を見てどんな風に感じてます?
宮本:この20年間で音楽業界ってものすごい変わったじゃないですか、もちろん聴く物自体もそうですし聴き方もそうだしレコード会社とか発信の仕方とかもう本当に目まぐるしく変わる中でアコギと声で歌い手として存在し続けるってサラッとやってのけてるように見えるけど本当に大変なこと。そこにうまく合わせてずっと自分の軸を持てるっていうのはほんと凄いなって思います。
おばた:まさしくそうで、変わらない強さと言うかもう一本軸スポンッ!てある強さってすごい羨ましくて、僕はどっちかと言うと時代に合わせてと言うか自分でそれはそれで強みなのかなと思ってるんですけど、でもあまり変化してるとわかんなくなるんですよ“あれ?どれが自分だったっけな?”みたいな。でももう秦さんの凄いところと言うかブレないというかそこは表現者として本当羨ましい、憧れなんです。
グローバー:宮本さんにアンケートでいちばん好きなアルバムは?と聞いたら『All Time Best』それこそいろんな時代を通じての曲が入ってるのがいちばんお好きと。
宮本:この質問に関してはすごく個人的だなと思ったのでちょっと個人の思いがあるんですけど、デビュー10周年の時の『All Time Best』で20代半ばから30代に入って自分の中で恋愛だったり、仕事だったり、出産だったり育児だったりって自分のライフステージもどんどん変化があったんですよね。その時、秦さんの曲ってずっとライフステージの節目節目にあったからその曲を聴くといろんな思いがその時の自分とか自分がどうあったかみたいなことが思い起こされるっていう。音楽ってそういう力があるじゃないですか、それが詰まった『All Time Best』が好きですね。
■声の魅力
グローバー:やっぱりこの声の衝撃っていうのは思い出しますよ。デビュー当時『鋼と硝子で出来た声』なんていう呼ばれ方もしてました。この歌声の魅力、改めて秦さんの歌声、今どんなところお好きですか?
おばた:僕、正直その“鋼と硝子”っていうその表現のは初めて聞いたんですよ、でも“わ!ほんとそうじゃん!”って思いました。
宮本:これ、秦基博さんを表すキャッチフレーズなんですけどね、これを考えた当時のディレクターって凄い!って思っちゃった。
おばた:確かに!
グローバー:本当に声に惚れてという方、世代性別を超えて大勢いると思いますけど曲で言うとこの曲が最高に歌声がしみるなぁっていうのは何ですか?
おばた:やっぱり映画で主題歌になってた「ひまわりの約束」とか「鱗」もそうなんですけども、僕カラオケバトルっていうテレビ東京の番組があってそこで「鱗」を一回歌わせて頂いたんですよ。その日がちょっと扁桃炎か何かになっちゃってちゃんと歌えなくて、でもそのバトルのルールで負けた方はその曲をもう一生歌っちゃダメっていうルールだったんですよ。でもこれでもう歌えなくなるのおかしいだろと思っていたるところでそのルールを破って歌ってるんですけど(笑)「鱗」はやっぱり良いですよね。高音の伸びとかがやっぱ。難しいですけどあれがまた秦さんのそれこそ鋼であったり硝子だったり透明感があって力強さがあるっていうのがなんか「鱗」にはすごく感じるんですよね。
グローバー:宮本さんはいかがですか?
宮本:「朝が来る前に」がすごい好きなんですよ。本当に繊細でハスキーな秦さんの声っていうのを全身で感じられるし、心をくすぐりながらサビへの部分が盛り上がってくるこのなんか切ない歌詞とこの“うわーっ”ってこみ上げてくる感情みたいなのがぶつかってるサビの部分までのところもすごい好きです。
グローバー:このサビへの独特の上がってく感じのスロープっていうのは秦さんのどの曲にもひょっとしたら共通するトレードマークに今やなってるかもしれませんね。
■おばたのお兄さんが選ぶ大好きな人に贈りたい秦基博ナンバーTOP3!!!
3位:虹が消えた日
おばた: お笑い芸人で全然売れてなくてアルバイトとかしてた時に上野のバーでお客さんがですね“なんか歌ってお兄ちゃん”みたいな感じで“本当好きな曲歌って良いから”って言われてこれを歌ったんですよ。「夢」っていう言葉がすごくたくさん出てきて“絶対売れてやるぞ”とかっていう気持ちだったりとか、好きなメロディだったりするんで選びました。
2位:鱗
おばた:多分ですけど「ひまわりの約束」から秦基博さんを好きになった方ってめちゃめちゃ多いと思うんですよ、特に若い子とかは。で、次にたどり着くのが鱗だと思うんですよ。それで歌が好きな男性でキーが出て歌える人は高音が出た時にすっごい気持ちいいんですよ。だから僕十八番はこれかも知れないですね。伸びやかに歌えた時はもうもう気持ちいいですよ。
1位:ひまわりの約束
おばた:これはもう時給貰いながら歌ってた曲ですから。歌詞で“ガラクタだったはずの今日が ふたりなら宝物なる”っていうのがなんかすごく素敵だなと。なんでもない日もねなんなら何でもない日よりも何かやっちゃったって日こそがそのふたり共有してそれをまた良い思い出としてというような歌詞がすごく素敵だなぁという。
宮本:分かるー、もう“ガラクタ”っていう言葉を全然違うところで聞くと“宝物”って変換されますもん自動的に。それぐらいインパクトのある素敵なフレーズですよね。
おばた:僕、メンタルトレーナーの資格持ってるんですけど、人に対してネガティブな人にアドバイスする時のすごく大事な部分を担ってるんですよね。メンタルトレーニング=ポジティブシンキングっていうそこがもうイコールになるんで、このポジティブに変換させるそういうところはねもう色んな人に届けたいですね。
まだまだ続く『秦基博』来週もお聴き逃しなく!
PLAYLIST
アイ / 秦基博
シンクロ / 秦基博
朝が来る前に / 秦基博
泣き笑いのエピソード / 秦基博
ひまわりの約束 / 秦基博
鱗 / 秦基博
■放送後1週間は右下のRadikoタイムフリーボタンでお聴きいただけます。