今週は、秦基博のPart2!
ゲストには引き続き、お笑い芸人 おばたのお兄さん、ラジオパーソナリティ 宮本絢子さんをお迎えしました。
■ライブの魅力
グローバー:宮本さんはライブの現場はお仕事でも個人的にもツアーへ行ったりとかしてますよね。
宮本:そうですね、有難いことにたくさん観せていただいていますけども、やっぱりJ-WAVE LIVEはもう本当に長い間ご出演されていてどれも印象的だったんですけれども J-WAVE LIVEの初出演は2008年でしたかねスキマスイッチの大橋さんと。ソロでは2009年から出ていらっしゃるんですけどやっぱりあの代々木の大きな会場の中で一人とアコギって凄いなって。もちろんバンドスタイルとかストリングスとかも全部いいんですけど、本当に凄いのは一瞬にしてお客さんの空気を持っていくというか。
グローバー:音源で聴いてた時とライブで初めて観た時って何が違いました?
宮本:声の振動。全身が包まれますよね。バイブレーションかな。それがもう本当にエネルギーを操っているような感じだし、あといちばんグッとくるのはやっぱアコースティックが真骨頂だと思うんですよね。アコースティックのよさっていうのは息遣い。秦さんの息遣いも持っていかれるし、沈黙さえも操るような凄い演出だなと思って。
グローバー:確かに。そういう間を平気で作るって感じは凄いなと思いますよね。
宮本:私ラジオで3秒ぐらい黙ってたらもう焦ってパニックなっちゃうんですよ。やっぱりあの沈黙とか間とか無言の状態ってなかなか操れないですよね。
グローバー:ライブで印象に残ってる曲はありますか?
宮本:やっぱり静かなスローテンポな曲っていうのはいいかな。「水彩の月」とか好きですね。
■「ひまわりの約束」の歌詞は芸人に変換できる
グローバー:おばたさんは歌詞の部分で言うと“これが刺さるんだよなぁ”っていうのはどんな曲のどのフレーズが好きですか?
おばた:僕先週も話させてもらったんですけれども「ひまわりの約束」の“ガラクタだったはずの今日が二人なら宝物になる”というところが本当に好きなんですよ。どこって言われたらもうこれしか出てこないぐらい。芸人ってどんだけ失敗しても後で取り返せるからいいやって思えるんです。だから芸人に変換した時もどんだけ失敗してもこれをどう笑いに変えるかっていうのはそれこそ宝物に変えられる可能性が凄い高いというか、秘めてるからってすごく思うんですよね。
グローバー:みんな芸人さんの姿見て幸せな気持ちになったりできるのはそういうことかも知れないですね。なんか“自分のガラクタもいいな”って思わせてくれるようなそういうことがあるんだな。
■「絢子、このフレーズにグッときちゃう?」
歌詞に注目して聴いて欲しい秦基博ナンバーTOP3!!!
3位:新しい歌
宮本:「終わりのない迷いも 大丈夫だよと そっと抱きしめてほしいんだ」ってところですね。私子供に男の子と女の子がいるんですけどちっちゃい時からやっぱり男の子って見てほしい、かまってほしい、触ってほしい、褒めてほしい、関心は全部僕に欲しいっていうのがウチの男の子もそうなんですけど、みんな本当はそうなんだと思うのね、男も女も関係なく。お爺ちゃんお婆ちゃんになってもそうだと思うんだけど、それが「大丈夫だよってそっと抱きしめてほしいんだ」ってこういう風にスパン!といい大人に言われると“あぁ曝け出してくれてありがとう”っていう。“本音を言ってくれてありがとう”って。言えないですよねきっと。弱さに見えちゃうから。弱いって思われることって男の人にとっては怖いと思うんですよね。私なんかもう自分の事は弱い部分も何でも言えるけど、なんかこう“言えない”っていうそこの部分がこういう風にスパン!と表現されてると嬉しくなりますね。グッときました。
2位:僕らをつなぐもの
宮本:歌詞全部好きなんですけど、3パターンあるんですけど、「ねぇ 今年もあの花が咲いたね」と君が言う。「ねぇ 歩道橋の上に月が見えるよと」僕が言う。「ねぇ この先もずっとあの花を見れるよね?」君が言う。っていうのが歌詞の中に入ってるんですね。私個人的に「ねぇ」っていう歌詞が入ってる歌が好きなんですね。そこにすごく揺さぶられるんです。もう自分に言われてる感じがしちゃうんです(笑)
1位:アイ
宮本:これみんな好きだと思うんですけど「ただの一秒が永遠よりながくなる 魔法みたい」っていうこの“魔法みたい”っていうフレーズが、例えば雑誌の特集とかで『男性に言われたい台詞ランキング』みたいのがあったとしたらこんなの一生入ってこないと思うんですよ。“魔法みたい”なんていう男性がいたら“えっ?”と思っちゃうぐらいに使わないでしょ?ロマンチストな男性でも使わなそうじゃない?ちょっと少女漫画的な要素ってあるじゃない、それを言われたらなんか気になるよね。
■キャッチコピー
おばた:「秦基博とは…加湿付き空気清浄機」である。
空気清浄機は想像の通り本当にキレイにしてくれる、心が浄化されるような。さらに加湿っていうところですよ。これはやっぱりキレイになっただけだと何か空間があるようなイメージがあるんですよ僕の中で。ただただキレイになって空間がポコってなってるところに実は小さな水分とかがふわって入ってる潤いが、何かを満たしてくれるものも実はある。ただ見えてないだけ。加湿されてるという。
宮本:「秦基博とは…寄り添い上手」である。
ただ寄り添うじゃなくて心の機微ってあるじゃないですか、言葉にならない感情。そこには何か恥だったりとか、後悔とか、罪悪感とか、自信の無さとか、ごまかしみたいなそういうものがちっちゃく入ってると人って本音を言えなくなるんですよ。そういう言葉にならないほど小さな感情だったり感情の揺れっていうのをすごく上手く表現する時もあるし、ズバーンともうさらけ出して言うこともあるから、そうすると聴き手の方っていうのは例えばちょっと心の傷とかがあると言葉にしてくれたりとか共感してもらったり聞いてもらったりするとすごい癒されるんですよね。だからそこでみんなの心を癒してく力、音楽の力でね。っていうのがあるのかなって。それこそ本当に寄り添い上手だなって思いました。
2週に渡る「秦基博」ラストナンバーは『Rain』で締めくくられました。
PLAYLIST
水彩の月 / 秦基博
言ノ葉 / 秦基博
僕らをつなぐもの / 秦基博
カサナル / 秦基博
年貢 for you feat.旗本ひろし、足軽先生 / レキシ
Rain / 秦基博
■放送後1週間は右下のRadikoタイムフリーボタンでお聴きいただけます。