今週はウォルト・ディズニーの音楽世界Part2!
ゲストには引き続き、歌舞伎俳優の二代目尾上松也さん、シンガーソングライター chayさんをお迎えしました。
■ディズニーソングの「歌詞」
グローバー:尾上松也さんは『モアナと伝説の海』の中でマウイという日本語吹き替えでそれこそ歌ひとつを作るためにどれだけ大変かというのを体験したというお話聞かせていただきましたけれども、表現をする時にもちろんディズニーは歌詞をとても大事に歌うわけですよね。
松也:はい、そうですね。
グローバー:改めてこの歌のこの歌詞が大好きなんだっていうのは何ですか?
松也:歌詞で言うと結構考えさせられたのは子供ながらに『ポカホンタス』の「Colors of the Wind」なんですよね。今それこそ地球自体がいろんな問題を抱えていてっていう中でやっぱりまず“自然とどう向き合うか”みたいななんか壮大な話になっちゃいますけど、純粋にそれを投げかけてるような感じの歌詞って今までそんなに無くてやっぱりキャラクター同士の愛の話とか出会いの話が多かった中で“この世界とどう向き合うか”みたいな感じの楽曲は初めてだったのですごく印象に残ってるんですよね。
グローバー:これ今の時代に聴くと改めて非常に大事な歌だなって感じがしますね。
松也:そうなんですよね。本当にそういうこと考えてたかな?みたいなことを結構ズサズサ唐突に訴えかけてくるのでこれはすごく僕は好きですね。
グローバー:chayさんはいかがですか?
chay:私はこれも幼いながらに考えさせられた曲で『リトル・マーメイド』の「Part of Your World」なんですけどよく聞くとすごい深いなって思ってて、ただチャーミングな曲だけじゃないっていう。あれもこれも何でも手に入ったんだけど自分にとっての本当の幸せってのは何なんだろう?っていう疑問を抱いてるような曲で“幸せとは?”みたいなことをすごい考えさせられるなと思っていて、結局人って無いものねだりだし、例えば幸せって誰かが決めることでもないし、こうだってあるものでもないのでこの『リトル・マーメイド』のメッセージ性みたいなのも含めて大好きな曲ですね。
グローバー:お二人の選んだ曲はなにか今繋がってくる感じもしますね。何か見えないものの大切さとか心の豊かさとか色々なものを欲しがって一生懸命やってきた時代が一つひょっとしたら終わって次にページがめくれて行く時にこの「Colors of the Wind」「Part of Your World」という曲たちはまた輝くような気がします。
■「chay も思わず胸きゅん?しちゃうディズニーソング TOP3!!!」
3位:とびらあけて(Love Is an Open Door) from「アナと雪の女王」
chay:これいいですよね、去年私結婚したんですけども旦那さんとちょっと共感するところがあってすごく似た者同士と言うか感覚とか好きな食べ物とか好きな曲もそうですけどなんかすごい被るところが不思議なぐらいある人なので、なんか“二人だったら扉開けられる!”みたいな感覚で結婚したので(笑)
グローバー:それは最高ですね。
2位:輝く未来(I See the Light) from「塔の上のラプンツェル」
chay:これはもう“こんなロマンチックなことある?”っていうシーン。無数のランタンが輝いてる中歌うっていうシーンがすごい胸キュンでしたね。
グローバー:そのシーンも含めてこの曲が持ってる輝きっていうのはもちろん映画を観ていただいて味わっていただいてるっていうのもあると思いますけど、音楽的に聴いてくと“あ、このエッセンスかな?”って思うところもあります?
chay:結構「ラプンツェル」ってアコギメインのことが多くてバンドサウンドだったりもするので最初映画館で観たときディズニープリンセスの映画としては珍しいなって思いました。
グローバー:ラプンツェルの楽曲はアコースティックギターを覚えて歌ってグッとくるっていう楽しみの一つにありますよね。
1位:愛を感じて(Can you feel the love tonight) from「ライオン・キング」
chay:これ本当に大好きなんですけど、これ本当にいい曲じゃないですか?
松也:最高です。
chay:もうまず曲がいい曲すぎる!まず最初にメロディーが好きなんです。こんなにもいい曲なのに中盤でさりげなくかかってくる感じとかもいいんですけど、シンバとナラが昔を思い出しながら…
松也:分かる、いま鳥肌立った。
chay:あのシーンがまたこうちょっと仲を取り戻す感じ、幼少期を思い出す感じのあのシーンがもう何とも言えないんです。
松也:だってもうこの曲、愛しか感じないじゃん。
chay:そう愛でしかない。こんないい曲ある?
松也:いやこれは「ライオン・キング」っていう作品を超えて世界中でも名曲の中に入るはずですからね。
chay:あそこ泣いちゃうんだよないつも。
松也:泣きますねー。
■ディズニーの音楽の魅力
グローバー:2週喋ってきて今思ってるディズニーの音楽の魅力っていかがですか?
松也:もうなんだろう心の開放ですね。こうやって喋ってるだけでもリラックスしてるし楽しくなってきてるし、なんか人との境目がなくなる感じしますねディズニーって。世界共通語みたいな。そんな感じがしました。
グローバー: chayさんはいかがですか?
chay:私も本当にそう思っていて、なんか平和に繋がるレベルのものだなと思ってます。やっぱりこんなに世界中誰しもが知っててそれでみんな元気やパワー、笑顔をもらってるって凄い事過ぎます。
■キャッチコピー
松也:「ディズニー音楽とは…血液」である!
これ間違いなくそう感じちゃいました今。2週にわたってお話ししていてもはや無くては生きていけないし色んな場面でディズニー作品ディズニー音楽の影響を受けてますからもう絶対に血液です。(笑)
chay:「ディズニー音楽とは…世界平和 」である!
もう本当に。さっきも言いましたけど世界中誰もが老若男女問わず知っていてみんなが笑顔になれるものってディズニーぐらいなんじゃないかなと思ったので世界平和って言っちゃっていいと思います
2週に渡る『ウォルト・ディズニーの音楽世界』ラストは「Mickey Mouse March
」で締めくくられました。
PLAYLIST
Beauty And The Beast / Celine Dion & Peabo Bryson
Colors of the Wind / from「Pocahontas」O.S.T.
Can You Feel The Love Tonight / from「The Lion King」O.S.T.
Zero to Hero / from「Hercules」O.S.T.
Together / chay
Mickey Mouse March / MOUSEKETEERS
■放送後1週間は右下のRadikoタイムフリーボタンでお聴きいただけます。
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■chayさんの詳しい情報はオフィシャルサイトへ