今週のレジェンドは今年の夏、J-WAVE LIVEに登場!『KREVA』ゲストにはニューヨーク 嶋佐和也さん、 KEN THE 390さんをお迎えしました。
■KREVAとの出会い
グローバー:嶋佐さんはクレバさんが大好きで。
嶋佐:そうですね、いま35なんですけど、僕らはもうクレバ世代ですから中学、高校時代に最初はKICK THE CAN CREW直撃で、そこからずっとリアルタイムで聴いてきた世代なんです。
グローバー:最初にKICK THE CAN CREW、KREVAを聴いたとき覚えてます?
嶋佐:最初に聴いたのはKICKの「イツナロウバ」だった気がします。そしたらあれよあれよという間に「クリスマス・イヴRap」とかでドーンとオリコンにランクインとかしてみんなに広まって、出す曲出す曲同級生とかはみんな聴いてた感じですよね。
グローバー:自分としてはどこにハマりましたか?
嶋佐:やっぱりクレバさんのリリックとかリズムが一番カッコ良かったですね。はっきり言っちゃった(笑)3人のバランスがすごいカッコイイじゃないですか、だけどクレバさんに目がいっちゃうというか。そしたらソロで出してソロの曲もカッコイイし、って感じでしたね。
グローバー:では嶋佐さんセレクトから始めたいんですがどの曲から行きましょうか。
嶋佐:マジすか、じゃあソロの曲いっちゃってイイすか、「音色」
グローバー: KEN THE 390さんからするとこのヒップホップシーンをどんどん大きくしてくれて引っ張ってくれた存在だと思いますけど、最初はやっぱり一ファンとして出会いました?
KEN THE 390:そうです、最初は僕が高校生の時BY PHAR THE DOPESTでCUEZEROさんとやってるレコードとかを買ってましたね。
グローバー:その時の第一印象は?
KEN THE 390:やっぱ男前でバトルも強いみたいな。なかなか両立しないところを最初に両立してた人みたいなイメージありましたね。
グローバー:華もあってスキルもあってこんな人居るんだと。では一曲どれからいきましょうか。
KEN THE 390:ソロの最初の曲「希望の炎」という曲がいいかなと。
グローバー:これは先ほどかかった「音色」をより前の曲ですね。
KEN THE 390:そうですね、クレバさんってサビで歌うみたいなのが今でこそ普通ですけど当時のヒップホップシーンで歌うって本当に居なかったんで勇気もいるし第一人者的なとこがあって。今はオートチューンなんて散々みんな使うけどこの時クレバさんが使った時はみんなハテナ?が浮かぶぐらい早かったんですよ。“何これ?このケロケロヴォイスはなんですか?”みたいな。先見の目が凄かった。
嶋佐:へー、そういうのカッコイイすね、初めてのことをやられるって。
KEN THE 390:うん、そうだと思う。ソロデビューでこんなチャレンジングな曲なかなか無いなと思いますね。
■KREVAからの影響
グローバー:2021年第1弾シングル今月配信になった「変えられるのは未来だけ」KEN THE 390さん、この曲の好きなところポイントどこですか?
KEN THE 390:いちばん好きな曲をセレクトしてくださいってアンケートに書いてあって、ちょっと難しすぎてどうしていいか分からなくなったんですけど、やっぱりクレバさんってバリバリの現役のアーティストなんで、新曲が聴けるっていう喜びがやっぱすごく大きいなと思ったんでいちばん新しい曲を選んだのと、あとクレバさんって変化し続けるんですよ。自分でサウンドも作られてラップもするんで時代の進化とか機材の進化に伴って音もどんどん変わってきてて、この新曲ってそれこそデビューした頃のクレバさんのサウンド感と全然違うんですけどでもやっぱりこの進化の過程を一緒に見ていけたりとかちょうどこのコロナ期の今にクレバさんが出すメッセージって時代性とかも含めて今聴くのがいちばん刺さるんだと思って。なのでこの新曲をこのタイミングで出た時にちゃんと聴くみたいなのがいちばんいいなと思って選びました。
グローバー: KEN THE 390さんはリスナーとして出会ってからどんどん自分も MCとして上がってって、飲みにも呼ばれて活動を応援してもらってコラボもと。一緒にという場面もどんどん増えていって一緒に作業してみて気づいたクレバの凄さ、好きなところどんなところがありました?
KEN THE 390:これはめっちゃシンプルなんですけどレコーディングを見るとラップがめちゃめちゃ上手い。いや当たり前だと思うんですけど、レコーディングってテイクを重ねたり繋ぎ合せたりとかいろんなことができるんで、レコーディングの上手いと本当にラップが上手いってちょっと違ったりもする事があるんです。
グローバー:別の芸術っていうね。
KEN THE 390:そう、どっちもいい事なんですけど。クレバさんと初めて曲をやるって事でレコーディング初めて見せていただく機会があって、曲が完成したのは聴いてて、実際生でやったらどうなるんだろうな?って思ってたらほとんど生でバチバチテイク決めてってて“あ、本当に上手いんだな”って。分かってたけど“あー、マジで上手いんだ”みたいな。結構衝撃でしたねそれが。
グローバー: KEN THE 390さんはこの曲からも影響を受けたんだよねってありますか?
KEN THE 390:ちょっと前の曲で「スタート」って曲がすごい好きで、この曲最初男女の別れだと思って聴いてたんですけど本当は男女ではない身近なスタッフの人との別れを歌ってるみたいな裏テーマを聞いた時に、みんなに届けようというより自分の本当にパーソナルな気持ちをミクロにミクロに歌うと結果広がるというか。僕はそれを聴いた時に全然違う情景が浮かんだんだけどそれが浮かんだ僕も間違ってないし、でもやっぱクレバさんの本当に自分に起きた出来事をミニマルに歌ってることが逆にこんなに響くんだみたいな。逆にみんなに分かるようにしようみたいな広げ方って逆に届かないのかなとか思って凄い勉強になりました。
■漫才「KREVA」も大人気! 音楽好き芸人 ニューヨーク嶋佐さんが選ぶ、
「これ聴くとアガるわぁ!奮い立たせてくれるKREVAナンバー」TOP3!!!
3位:スタート
嶋佐: KEN THEさんと被って嬉しー、KEN THEさんも選んでたぁ。
KEN THE 390:あはは(笑)
嶋佐:いい曲っすよねー。
KEN THE 390:めっちゃいい曲すよ。
嶋佐:ちょっとメロディが切ないじゃないですか、切ない気持ちになった時とか気分が下がった時に僕、暗い曲とか聴きたくなるんですよ。とことんダウンしたいというか。だからとことん切なくなるんですよね、それがいいんですよ。それで聴いた後にうわーって抜ける。
2位:Have a nice day!
嶋佐:これはもう朝ですよ、間違いなくシンプルに。もう1日の始まりで頭が回るというか最高にアガるんですよ“よっしゃ、行くか!”みたいな自然と身体が動いちゃうやつですよね。
1位:アグレッシ部
嶋佐:やっぱこのメロディ。最初のイントロから“ザ・クレバ”って感じじゃないすか。こうゆったりしてる感じの独特なクレバ節というか、なんかすごい気持ちいいんですよね。気持ちいい音というかすっごい気持ちよくなるんですよね。だからこれはもうお酒とか飲みながらもうなんか一人で家飲みとかしてると聴くと最高なんすよね。
まだまだ続くレジェンド『KREVA』来週もお楽しみに!
PLAYLIST
音色 / KREVA
希望の炎 / KREVA
イッサイガッサイ / KREVA
変えられるのは未来だけ / KREVA
スタート / KREVA
アグレッシ部 / KREVA
♪♪♪Spotifyにもプレイリストを掲載していますぜひお聴きください。
■放送後1週間は右下のRadikoタイムフリーボタンでお聴きいただけます。
■ニューヨークのYouTubeチャンネルははこちら!
■ KEN THE 390さんの詳しい情報はオフィシャルサイトへ