今週は、デュア・リパのPart2!ゲストには引き続きシンガーソングライター セレイナ・アンさん、ナギーレーン バラッチさんをお迎えしました。
■アコースティックの魅力
グローバー:今聴きたいなと思ったら、サブスクリプションとかYouTubeとかで1曲単位でどんどん掘っていけるんですけど、デュア・リパって自分の世界感がすごくあってアルバムとしても“こういうコンセプトでこう聴かせたいんだ”っていうのがすごくあるっておっしゃってましたけど、特にアルバムを通して聴いた時の魅力、セレイナさんお好きな一枚っていうと何になりますか?
セレイナ:私はですね、ちょっとマイナーなのかもしれないんですけど『Live Acoustic EP 』 。
グローバー:ほぉー。
バラッチ:これは僕ね、ちょっと知らなかったというか抜けてました。
セレイナ:でも私も今回の企画に合わせて色々掘ってたんですね、それでこれを見つけて。なんか普段はダンストラックとかポップスに寄せた楽曲が多いんですけどアコースティックで、それこそ先週話した彼女の歌に最初に出会った映像を思い出すような。久しぶりにデュア・リパさんの声をアコースティックで楽しめるものを見つけてハマっちゃって最近よく聴いてます。
グローバー:アコースティックで鳴ってるこのEP、何曲も続いてくとまたデュア・リパの世界観、どんなとこにハマっていきます?
セレイナ:私はほんと声が好きなのでアコースティックになると更に楽器の量が少なくてストリップダウンされてるからこそ彼女の声が際立ち、エモーショナルな部分もすごく伝わってくる。歌い方一つ一つで言葉の発声の仕方一つ一つで伝わり方って違うと思うけど、デュア・リパさんなりのメッセージがグッと押し出されてる感じが堪らないです。
グローバー:セレイナさんとこのアコースティックでの歌声って話になった時に、同じ若いシンガー、でももう天国ですけどエイミー・ワインハウスとかああいう感じがするんだよねっておっしゃってましたけど。
セレイナ:別に似てるわけじゃないんだけどなんかエイミー・ワインハウスを思わせる。
バラッチ:すごい分かりますよ。
セレイナ:分かりますか?!
バラッチ:本当聴いた時に僕も思ったし、このEPにエイミー・ワインハウスの「Tears Dry On Their Own」のカバーが入ってるじゃないすか。で、僕先週 “歌声を堪能できるトップ3”ってやつでオリジナル曲の方がいいのかなと思って3つ選んだんですけど、番外的にその曲もアンケートには書いてました。
セレイナ:そうなんですね!
グローバー:どういうところが刺さってきましたか?
バラッチ:元々原曲も好きだったんですけど、これコラボ曲でGallantっていうシンガーとやってるんですけど、その二人のバランスとかもすごい好きで、言ってること本当に似ちゃうんですけど、この音域、この張り過ぎない、けどなんかこの曲の持ってる気持ちっていうのを滲み出してくる歌い方を特にアコースティックだから感じることができて、僕最初にYouTube で観たのでYouTubeだからリリースされてないのかな?と思ったらリリースされてたっていう(笑)びっくりしました。
グローバー:本当に生き様含めてなんか滲み出てくる歌の魅力ってのがあるんでしょうね。
■シンガーソングライター:セレイナ・アンがセレクト!
「この歌詞やフレーズに注目して欲しい!リリックに惹かれるDua Lipa ナンバー」TOP3!!!
3位:No Goodbyes
セレイナ:この曲の中にこういう歌詞があるんですよ“Let oue bodies say what we can never seem to communicate”これ日本語に訳すと“言葉でコミュニケーションできない、やり取りできないことについては体に言わせればいいんじゃないの”っていう。“体にまかせて”みたいな。
グローバー:ものすごいセクシーなラインですね。でも言い方としては知的に表現してますね。
セレイナ:上品、上品にこう伝えてくれるのが。
バラッチ:確かにきれいな英語って感じがしますね。
グローバー:上品なんだけどデュア・リパって体のコミュニケーションのこといっぱい歌うでしょ。
セレイナ:そうですねー、でもなんかそれも上品にヘルシーな感じできれいに入れてくれるから女の子に共感を呼ぶんだろうなって思います。
2位:Boys Will Be Boys
セレイナ:もうタイトルからして“男の子はどうせ男の子なのよ”っていう。
グローバー:これ慣用句でよく使われる言葉ですか?
セレイナ:そうですね、よく言うフレーズかもしれないですね。
グローバー:“しょーがねーな”っていうことですか。
セレイナ:そう、よく女子トークしてて“まあしょうがないよ、Boys Will Be Boys、もう男の子は男の子だから”
バラッチ:ガキのまんまだからみたいな。
セレイナ:まあまあそんな感じ。ちょっといじわるかもしれないけど(笑)
グローバー:そういう中に出てくる歌詞、いちばんグッときたのは?
セレイナ:”Boys will be boys but girls will be woman”という歌詞があります。これはさっきバラッチさんが言ってくださったみたいに“男の子は男の子のまま、でもね、女の子は女性になるのよ”っていう“女性に成長するのよ”っていう歌詞なんですよ。
バラッチ:チェ!
セレイナ:あははは(笑)
バラッチ:その通りですね。
1位:Blow Your Mind
セレイナ:”We fight and we agree, you’ll still love me blind”というフレーズで“私たちケンカもするし、仲直りもしたりするし、なんか色々あるけど結局私のこと大好きなんでしょ?”っていう。“私のこと好きなんでしょ?”って。
グローバー:あははは(笑)それ言われちゃったら?バラッチさん。
バラッチ:好きですね。
セレイナ:上からですよね(笑)
バラッチ:好きですこれは。
セレイナ:これデュア・リパさんに言われるってところがね、なんかもう“あ、ハイ”っていう(笑)
バラッチ:女性ってみんなこうありたい感じなのかな?
セレイナ:なれないけど、なりたい、なってみたいっていうその理想はありますよね。それを叶えてくれる曲というか。
グローバー:そうか、女心のなんかいちばんいいところを歌ってくれるんだ。
■キャッチコピー
バラッチ:「デュア・リパとは…2020年代最新型シンガーソングライター」である!
パフォーマンスとしてはライブをYouTubeでたくさん観てますけど、どちらかというとソングライターじゃないような面っていうのがあるというか、それこそあまり今日比較として名前には出なかったけどビヨンセ的な要素とかもあるような感じはしてるんです。でもなんかそれもするけどやっぱり核としては自分で曲を作る、自分の言葉がある、っていうか。ソングライターとしてパフォーマンスをそっちに寄せるよりはちゃんと今っぽいことをダンスメンバーとかも居てやってるっていう。どっちもちゃんとたくさんの人に届けようとする姿勢がすごい新しいような感じがしていて。
グローバー:そうですね、ビヨンセがやってきたようなカルチャーも、そしてソーシャルなことも含めて新しい世代に今ものすごい力を与えてる。よく分かるな。セレイナさんは決まりましたか?ちょっと考えてる途中に色々また情報見てたら今日、今の最新ストリーミングのランキング世界で何人か聴いてるかってありますけど今デュア・リパさんは?
セレイナ:今朝見たら4位だったんですよ。
バラッチ:世界4位、めちゃくちゃすごいな。
グローバー:それぐらいの人が今デュア・リパが何を言うのか待ってるし、音楽を聴いて心を強くしてて、すごいですよ。そんなデュア・リパとは?
セレイナ:「デュア・リパとは…ハスキーボイスにメロメロ。キラキラ可愛い世界のガールズリーダー」 大丈夫ですか?
グローバー:大丈夫です!なんかこのキャッチ・フレーズの付け方にフューチャー・ノスタルジアがあった。
バラッチ:ありますね。
セレイナ:ガールズリーダーっていうのは入れたかったんですよね。歌詞がやっぱ女の子の声を代弁してるっていうのがいちばん大きいですね。さらにファッションアイコンとしてモデルとしても、かっこいい女性として世界中の女の子のお手本になるようなガールズリーダーっていう部分にフォーカスしたキャッチコピーにさせてもらいました。
グローバー:本当“世界を変えていく方”という風にお二人の話聞いて改めて思いました。
2週に渡るデュワ・リパ、ラストは「Levitating featuring DaBaby 」で締められました。
PLAYLIST
Tears Dry On Their Own / Dua Lipa, Gallant
Break My Heart / Dua Lipa
Blow Your Mind (Mwah) / Dua Lipa
Don't Start Now (Live In LA Remix) / Dua Lipa
Kiss me dry / Nagie Lane
Levitating / Dua Lipa featuring DaBaby
◆Spotifyにもプレイリストを掲載しています。ぜひお聴きください。
■放送後1週間は右下のRadikoタイムフリーボタンでお聴きいただけます。
■セレイナ・アンさんの詳しい情報はこちら
■Nagie Laneの詳しい情報はオフィシャルサイトへ